マリアカンデラリアの作品情報・感想・評価

マリアカンデラリア1944年製作の映画)

María Candelaria

製作国:

上映時間:76分

ジャンル:

3.4

『マリアカンデラリア』に投稿された感想・評価

ぴよ
-

日本にも負けない村八分の話。

語り部の白人による、金で女を裸にしようとした自分が悪いのではなく、文化を理解しない未開人たちが悪いという驚きのロジック。みんな悪いよ。

敵役で出番も多いのでミゲル・…

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koss
3.7

メキシコ映画黄金期の迫力に圧倒される。メロドラマと民衆劇とノスタルジーという形式に、先住民と差別と伝統と風土いう主題を沸騰させてゴッタ煮するパワー。強引な物語展開と単一な人物造形でグイグイと観る者を…

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3.5

【世界遺産ソチミルコで村八分】
国立映画アーカイブ「メキシコ映画の大回顧」にて第1回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『マリア・カンデラリア』を観た。タイトルだけは知っていたが、なんと『ワイルドバ…

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緩やかに流れる川の水面を背景にしたタイトルクレジットを見た途端、これは傑作かも知れぬと思い、決して画面に映ることはない裸婦像のモデルとなったインディオの娘の悲劇を老画家が語りはじめるという映画のさわ…

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お花まみれの水面をボートで漕ぐシーンが印象的。主人公マリアを演じるドローレス・デルタ・リオの御顔は印象深い(私のタイプではなかったが)が、調べると40歳ごろのようで、娘というには少し無理があるかも……

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flyone
-

たとえばフリッツ・ラング監督の『激怒』やウィリアム・A・ウェルマン 監督の『牛泥棒』といった系譜に連なる「私刑」をめぐる映画ということができるが、そこにキリスト教的「救済」、文化人類学的眼差しを包含…

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3.5
このレビューはネタバレを含みます

《メキシコ映画の大回顧》⑦

"妬み"、"僻み"、"偏見"...
そして"貧困"と"村社会"🤔

生きてても"生地獄"だっ!😱

先生...
淡々と過去を話してるけど誤解とはいえ殺された理由は、あな…

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reb
3.3

「メキシコ映画の大回顧 国立映画アーカイブ」上映前に解説あり。
 
貧しい先住民の娘マリア•カンデラリアが辿った悲劇の運命を、彼女の美しさに魅了された画家が回想する。
メキシコシティの近くにあるソミ…

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[] 70点

1946年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品、パルムドール受賞作品。1909年、メキシコはソチミルコの運河地域に暮らす先住民の末裔たちのコミュニティで、娼婦の娘として虐げられ続けるマリア…

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3.5

メキシコ映画として初の、第1回のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したエミリオ・フェルナンデス監督作品「マリア・カンデラリア」(1944年)。

昨年復元されたこの映画、古い映画とは1940年代の…

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