月見草の作品情報・感想・評価

月見草1959年製作の映画)

製作国:

3.1

『月見草』に投稿された感想・評価

muscle
-

螢雪時代みたいな話なんだけど、イエの中から何かを変えよう変わりたいと願ったりする人々が散々な目に合う話ってのが猛烈に大島渚っぽい。無いはずの本音を探す若者たち。
ものすごく早いカットバックのとこがキ…

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ひー
2.8

恋に破れたと思い込んだ若きヒロインは、絶望のあまり崖から飛び降りる!
一つの恋に命まで賭けられる若者達の狂わしいほどの情熱、これが青春の持つパワーなのか…
若き日の新人、大島渚監督が脚本を手掛けたメ…

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持っているハンカチで、会いにきたのが兄ではなく弟だとわかる演出が好きだった
3.5

砂浜。波の音。若い男と女。恋人の弟。静寂。わたし、もうお嫁にいけないわ。

冒頭から抑圧された若い性のあてどないさまよいが描かれる。清川新吾は言う。1年間は君の事をかんがえずに受験勉強に集中したい。…

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takeit
3.5
このレビューはネタバレを含みます

制度的な婚約の苦しみに悩んだ女の死が兄弟の絆のつまらん糧として消費されるところで溝口より劣る
フロイトの「パンか学問か」という現実原則と快感原則の対立でいうと弟と女は食えなくなっても愛を果たすことを…

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脚本:大島渚ということで鑑賞。

冒頭の2人の女性(十朱幸代と鳳八千代)によって今までとってきた態度と本音が異なることが明かされる。
この映画は建前と本音が主題だ。当然最後にはその本音と建前に翻弄さ…

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ryo
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伊東(下田だっけ?)のロミジュリ。たった数歳差の兄弟間に埋めがたいギャップがある点で強引につなげれば『日本の夜と霧』か。あちらは六全協でこちらはぼんやりとした封建主義。こんなに若い十朱幸代ははじめて。
1.5

これはつまらない……。
大島渚が助監督時代に書いたシナリオが脚本らしいが、あまりにも下手くそすぎるプロットだし、画面やカット割りからも何ら緊張感が伝わってこない。
結局大島は作家として何がやりたかっ…

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