博物館で展示中の宝石を盗みだす怪盗ドラマ。
ロバート・レッドフォード主演、ジョージ・シーガル、ロン・リーブマン、ポール・サンドらが共演。

刑期を終えて刑務所から出てきた男（ロバート・レッドフォード）が、アフリカの中央ハダウィ国の永世国連大使から、ブルックリン博物館に展示してあるダイヤ”サハラの石”は自国のものなので取り戻してほしいと依頼される。
報酬は1人25000ドルと150ドル/週。
仲間と共に四人で目的のダイヤを盗むが、逃走中にダイヤを持っていた仲間が警察に捕まってしまう。
捕まった仲間の運命とダイヤの行方は如何に？　

一味はダイヤを一旦は手にするが、それを持っていた仲間が警察に捕まってしまい、警察に押収される前にダイヤを警察署に隠す。
後で隠した場所に探しに行くがダイヤは見当たらない。
ダイヤを追って博物館、警察署、銀行の貸金庫と舞台が転々と変わることが本作品のミソです。
当時のマンハッタンの街並みが興味深く、建設中のワールド・トレード・センタービルも観ることが出来ます。
「アフガニスタン　バナナスタンド」と呪文を唱えると不思議なことに金庫からダイヤが出てきます！
呪文の秘密は........　　

2023.1　NHK BSP で鑑賞（字幕・岡田壮平）
2022.4　NHK BSP で鑑賞（字幕・岡田壮平）

• #”サハラの石”
• #ブルックリン博物館
• #中央ハダウィ国の永世国連大使
• #ケルプ錠前店
• #自動車事故による爆発
• #弁護士の父
• #留置場の懺悔の部屋
• #トラックのトレーラー
• #ヘリ
• #ファースト・ナショナル・シティ銀行の貸金庫

刑期を終えて出所したプロの泥棒ドートマンダー(レッドフォード) の “最後の仕事” は、ブルックリン博物館に展示されているダイヤを盗み出すこと。
彼の綿密な計画通り、完璧に“仕事”をこなしたかと思いきや、仲間のひとりがダイヤを飲み込み逮捕されると、次は刑務所を襲撃する。

ブルックリン生まれでニューヨークっ子のドナルド・Ｅ・ウェストレイク原作、『明日に向かって撃て！』のウィリアム・ゴールドマン脚本、『ブリット』のピーター・イエーツ監督という名だたる面々による泥棒コメディの傑作だ。

一見、無意味な台詞やカットの多用も、何故かテンポ良く感じてしまうのは、脚本と編集のアビリティ (能力) の高さによるものだろう。
またレッドフォードの“どこまでが演技でアドリブなのか分からない”、緻密でリアルな芝居も素晴らしい。

なかでも実に興味深く氣になったのが、 共演者のシーガルが話し掛けようとしたまさにその矢先、不意に出たと思われる“くしゃみ”や、歩行中 “何かを踏みつけてしまった靴” をやたら氣にして地面に擦り続ける場面は、どうみてもアドリブか事故にしか見えず、その真相を是非聞いてみたいものである。

二枚目だが甘すぎず、決して完全無欠のヒーローではない弱々しさと女々しさを包み隠さず、それでいて知性と理性と感性といった三つの性をバランスよく持ち合わせたロバート・レッドフォードという役者の魅力を存分に楽しめる作品だ。

15 2023

ロバート・レッドフォード主演のケイパーもの。

それぞれ得意技を持つ犯罪プロが、緻密な計画立てて、大きな獲物を狙う映画、

大好物です。

名匠ピーター・ピエーツ監督作品。

原作は、ドナルド・Ｅ・ウェストレイクの小説だから、構成がしっかりしているのは保証済。

ロバート・レッドフォード率いる4人のチームが警戒厳重なボストン博物館から展示中の高価なダイヤを盗みだすというお話です。

軽妙な味付けのエンターテイメントになってます。

4人は、盗みの計画立案、金庫破りの名人、逃し屋、爆薬のエキスパートとそれぞれがプロフェッショナル。

当然、チームは、予想外のトラブルやハプニングに連続的に見舞われます。

彼らが、時にユーモアをまじえながら目的を達成しようとする…

え、そうくるの！

というラストが印象的でした。

ジャジーな音楽とともに、ニコニコしながら軽快に歩くレッドフォードが素敵。