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気狂いピエロの作品紹介

気狂いピエロのあらすじ

妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていたフェルディナン。ある夜、彼の家にベビーシッターとして現れたのは、かつての恋人・マリアンヌだった。フェルディナンは彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝、彼女の部屋には男の死体があり…。

気狂いピエロの監督

ジャン=リュック・ゴダール

原題
Pierrot le Fou
製作年
1965年
製作国
フランスイタリア
上映時間
109分
ジャンル
ドラマ恋愛
配給会社
オンリー・ハーツ

『気狂いピエロ』に投稿された感想・評価

4.4
 浴槽に浸かりながら、「ピエロ」と呼ばれるフェルディナン・グリフォン(ジャン=ポール・ベルモンド)は幼い娘を呼び、小説を読み聞かせるが娘はほとんど関心を示さない。男はイタリア人の富豪の娘と結婚しマンションを構え、そこに2人の子供と暮らしていた。息子は今週3度目の映画鑑賞に入り浸り、ピエロは妻の実家エスプレッソ邸のパーティに嫌々参加するが、すぐに飽きて帰る。家主のいない住宅に戻ると、そこにはマリアンヌ・ルノワール(アンナ・カリーナ)が椅子に座ったまま眠りこけていた。もう終電の時間はないとピエロは伝えると、自家用車でマリアンヌを家まで送る。スクリーン・プロセスと循環的な光の移動。2人は5年前、恋愛関係にあったが既に破局していた。男は結婚し、女には新しい彼氏がいたが、ピエロは男と別れろ身勝手に言い放つ。マリアンヌの部屋、開け放たれたドアと開放感のあるベランダ、再会を喜ぶ2人の隣の部屋のベッドの上に倒れた血まみれの死体、愛人を瓶で殴り殺したマリアンヌとピエロは、赤のプジョー404で逃げ去る。だが組織の非情な掟は、マリアンヌだけではなくピエロにも迫っていた。兄を探さなければと願うヒロインに対し、今の生活の全てにうんざりし疲れ切っていた男は「ここではないどこか」である南仏への逃避行を試みる。

 男と女、拳銃と自動車のモチーフは明らかにゴダールの処女作『勝手にしやがれ』の延長線上にある。『勝手にしやがれ』では犯罪を犯した男の誘惑に女が乗っかるが、今作では男の現実逃避の欲望が、ファム・ファタールなヒロインの犯罪と結びつき、善良な市民であったはずのピエロは一貫して組織に追われる羽目になる。だがジャン=ポール・ベルモンドの背中には悲壮感が微塵も感じられない。『勝手にしやがれ』の脱臼するような変則的な編集のリズムの快楽は失われたものの、その代わりにゴダールのコンテクストはより重層化し、緊張感のあるショットとショットとは互いに影響を及ぼし合う。ジャンプ・カットよりも強烈なスクリーン・プロセスの運転場面、横長の背景をはっきりと意識したスコープサイズのロング・ショット、空や水の青々としたイメージに対し、ヒロインの服や最初に逃亡した愛車、鮮血の色などの真っ赤な原色の対比が見事に効いている。ピエロは欧米の現代社会に蔓延する物質主義からの逃亡を願い、男の希望は満たされたかに見えるが、米ドルを燃やしてしまった辺りから、男と女の違和感が徐々に噴出する。男は「思想」で言葉を語り、女は「感情」で社会と向き合う。マテリアリズムを破棄した男の姿に当初、女は安堵の表情を浮かべるが、その生活が長く続けば続くほど、檻に入れられた女の「感情」は自然と疼く。かくして車と拳銃とナイトクラブと自動車泥棒、そして女の裏切りに端を発する物語はアルチュール・ランボーの『地獄の季節』の印象的なフレーズで唐突に幕を閉じる。
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-458 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-580

🖋〜ゴダールへの追討〜
ジャン=リュック・ゴダール監督、ヌーヴェルヴァーグの到達点と言われている作品です。私の大好きな作品『勝手にしやがれ』同様、残念ながら昨年逝去したジャン=ポール・ベルモンドとのコンビで、そのベルモンドの鮮烈な存在感とゴダールの天才的な独創とで創作された作品。 “自由““挑発”“疾走“”目くるめく引用“と“色彩の氾濫”、そして“饒舌なポエジー”と“息苦しいほどのロマンチスム”。。。こんな様々な賛辞を浴びている究極の独創作です!!

🖋️前述の通りの世界観で、定石的なストーリー展開はほぼ無いのも同様で、光、音、色などを巧みに交錯させて、様々な引用で組み上げられた作品です。個人的な印象としてはとにかくカルチュアブルで美しい、フランスならではの陰影とカラーの使い方がとても印象に残る作品です(ベルモンドのファッションも半端なくオシャレ!!)。

🖋️そのとらまえることのできるストーリーはプロットの度に驚くような行動を取る男女(ベルモンドとアンナ・カリーナ)、そしてその2人がただただ破滅へと向かってゆく姿を描を描いています。その流れる映像や音に身を委ねるべき作品で、深く考え出すと難解な作品という解釈になってしまうかもしれません。。。

🙂Story:(参考: 公式サイト )
パリで金持ちの妻との生活に辟易している男。偶然ベビーシッターにやって来たかつての恋人。彼女を家に送り一夜を共にするも、翌朝知らない男の死体が転がっていた。事情の分からぬまま、彼女の兄がいるという南仏に向かう…。

🔸Database🔸
・邦題 :『気狂いピエロ』
・原題 :『Pierrot le Fou』
・製作国 : フランス・イタリア
・初公開 : 1965
・日本公開 : 1967/07/07
・上映時間 : 105分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジャン=リュック・ゴダール
・脚本 : ジャン=リュック・ゴダール
・原作 : ※※※
・撮影 : ラウール・クタール
・音楽 : アントワーヌ・デュアメル
・出演 : アンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンド

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ジャン=リュック・ゴダールが1965年に発表し、ヌーベルバーグの金字塔的作品として語り継がれる代表作。「ピエロ」と呼ばれるフェルディナンは、退屈な結婚生活から抜け出したいという衝動に駆られ、偶然再会した昔の恋人マリアンヌと一夜を過ごす。翌朝、見知らぬ男の死体を見つけた2人は逃避行を始めるが、やがてマリアンヌはフェルディナンに嫌気がさし、ギャングと通じてフェルディナンを裏切る。2016年にデジタルリマスター&寺尾次郎氏による新訳版が公開。2022年には2Kレストア版で公開。
kuu
4.0
『気狂いピエロ』
原題Pierrot le Fou.
製作年1965年。
日本初公開1967年7月。
上映時間105分。

ジャン=リュック・ゴダールが1965年に発表し、ヌーベルバーグの金字塔的作品として語り継がれる代表作フランス・イタリア合作。

知人からゴダール作品を沢山借りたその中の一本。

『ピエロ』と呼ばれるフェルディナンは、退屈な結婚生活から抜け出したいという衝動に駆られ、偶然再会した昔の恋人マリアンヌと一夜を過ごす。
翌朝、見知らぬ男の死体を見つけた2人は逃避行を始めるが、やがてマリアンヌはフェルディナンに嫌気がさし、ギャングと通じてフェルディナンを裏切る。。。

人を殴って殺した女が男を連れて逃げていく、壁にはオアシスと書かれていた、どこかへ向かうために乗り物で移動した、頻繁に車が登場したし、車だって登場した。
船にはフランス国旗が掲げられ、トリコロール、 三色で構成されていることは前から知っていた、青と白と赤、この映画が色によって構成されているこ とを見た人は知っている。
画面には色が溢れていたし、それでもたとえば色盲の人にとってこの映画がどのように見えたのかを分からないし、知ることができない。
色によって国旗を判別することが難しいその人たちに、
どないなな映画やったって聞いて話し てみたい、まったく違った見方が存在しているはずやし、見た人によってまるで違う映画がそこに存在していてそれは同じ映画でもある。
色が溢れていた、105分間に存在する一つ一つのショットには必ず青と赤が配置されていた、これでもかっ!ってくらいに必ずあった。
ほかの色もあったかな。
登場する様々なものたちはペンキで塗られててて鮮やかな原色により息づいてもいたし、ゴダール本人が現場で塗ったかもしれないペンキに、映画が始まり5分過ぎに男はパーティーにいた。
会場は、色がついた照明によってカットが分かれてて、各々の赤や青や黄色に染まった男と女が会話してる。
車の性能について話す男と化粧品や下着の話をする女の話はいつまでもすれ違ったままでズレていた。
ただ映画監督のサミュエル・フラー(Samuel Fuller、1912年8月12~日1997年10月30日。アメリカの映画監督本人役で出てました。)が映画について質問されて翻訳する女を通して答えるシーンだけは違ったかな。
映画ってのは何か。
映画は戦場や、愛、苦しみ、 行動、暴力、死、つまり感動だ。
なんて会話はかろうじて成立していた。
他の会話がバラバラになっても映画についてだけはすれ違うことはなかった。
そして、今作品はサミュエル・フラーが語っていたような映画になっていったかな。
愛と苦しみと、そして行動と暴力と死があって、もちのろん、他のものもあった。
フラーが語っていた映画も愛やったし、
映画てのは?
愛とは何か?
なんて再確認するかのように男と女の再会がなんども形を変えて反復されていく。
画面に現れる個々の色は混じり合うこと原色のまま。
行き止って先が見えなくなっても男と女は平行線ままアクションを続ける。
まるで祈りのようにバラバラの映画身勝手の連続によって最後を迎える。
再び男は女と出会う。
死にかけた女は許してねピエロと云って、二人の出会いを請うて始まって終わった。
まだ、男は生きてた。
青赤は常に存在して、どちらかが欠けることはない。
男は死ぬことになっことはあっても混じり合うことのなかった者たちに感動が訪れる。
海と太陽は残っいた。
海太陽混じり合って白く輝いてた。
フランス国旗のようだった男とはその光景海辺見ていた見ていなかっかもしれない。
映画は終わった。
フランス出会っ男と女の話。
生まれたら出会い、出会ったら別れてやがて死ぬ。
そんな人生だった四十分経ったあたりで気分が落ち込んだ男が、希望に満ち溢れたような解放感を得て車に乗ったまま一直線で海に飛び込む。
虹が現れ、幾つもの色が現れて一瞬で消えた。
一瞬だけの希望、
    そして絶望、
自由と記憶、
    失望、希望。。。
失われた時を求めて男は存在していた。
目の前に現れた女、時を越えたマリアンヌ・ルノワール。
彼女と交わした握手、
   椅子で眠りについた女、
赤い 車、
  青い棚、
カメラの画角には男だけが収まっていた。
男の目の高さには女が描かれた絵。
男と女を同時に映し出すためにカメラ が追うと女は椅子で眠っていて男とは目が合わない。
女が目を覚 ますと一言
ごめんなさい。
彼女は謝った。
      何に?
男は望んでいた。生きていた。その他大勢。ベトコン115名。
それぞれの人生を生きていた者たち。
男と女は車に乗っていた。
助手席の女と運転席の男が再び画面に収まるのは、
それが人生だ!
ちゅうう言葉とともに、男には望みがあった。
女には望みがあった。
平行線上で二人が交わる。
二人とも生きていたし、今に分かる。

中庸、中道、そしてメソテース。
そこまで崇高な場所は望めないまでも、境界線上、小生は、そないな中間みたいなところで揺れ続けることができるならという想いが溢れている。
でもそんなことは簡単に出来ることではないし、そこに留まり続けることの困難も理解している。
それでもいつだって引き裂かれるように一(イチ)と一(イチ)の間にあるものについて感覚を持って思考を巡らせている。
今作品に登場するフェルディナンとマリアンスは振り切った身振りで対岸に存在しているであろう土地へと足を踏み入れるためにアクションを読ける。
なぜ望んでいるのか、ここではないどこかを。
ある土地に辿り着くと、男は言葉に埋もれるように本を読み日記を始める。
そこがオアシスだったんか。
女は退屈になってきた、ただ思考しているだけでは止まってしまう。
必要なのはアクション。
車を手にいれる。
燃やす。
  盗む。
   海に沈める。
       乗り回す。
対岸に行く為には来り物。
対象が必要で、それは男性にとっての女性で、車で、側にあるなけなしのものさえあれば行けるところまで行くことができた。
しかし限界はやってくる。
終わりを始めるかのように希望はすぐに失望へと変わる。
それでもアクションを止めない。
車の構造なんて知らなくても足の裏でアクセルを踏めば車は走り始める。
キスをすれば愛が生まれる。
それが全て夢だったとしてもブレーキを踏まなければ目の前の海に飛び込むことができる。
アクションを起こした対象との間で起きる現象がカメラに映し出されていく。
燃える。
  濡れる。
    色を塗る。
       文字を書く。
倒れる。
  起き上がる。
      走る。
       叫ぶ。
        煙が上がる。
消える。
  死ぬ。
   生きる。
当たり前やと云ってしまえばそれで終わることを何度も確かめ続ける。
道化師は同じことを繰り返す。
反復し続けることによって身振りはズレていく。
理解し合えないものたちの間に起こったズレによる摩擦によって熱を持ち始める。
これであなたのことを少しは理解することが出来るかもしれない。
なんて祈りのようなもの。
映画でレコードの音色何度も再生して聴こえるというシャツの男に、赤シャツのフェルディナンが出会う。
唐突な出会いで、男が誰なのかはわからない。
突然、登上した何を云っとんのかよくわからない、その男に
変だ。
と云い放って船に飛び乗るフェルディナン。
わかり合うことが出来ないものはすぐ隣にいる。
見るための目と、
聞くための耳と、
話すための口があった。
全部バラバラだった。
それらは決して分かり合えなくても一緒にあった。
フェルディナンが飛び乗った船の名前は 『元気』やった。
何もわかっていなかった、大きな波によって船は激しく揺れ続けて撮影するカメラを乗せた船もフェルディナンが乗った。
船もバラバラに揺れていた。
激しい揺れによってフレームから外れ そうになってもカメラは船を撮影したしフェルディナンも船上で 揺れ続けていた。
境界線上で揺れていて、想いが溢れた。
男は、女を撃ち殺した。
男はまだ生きていた。
云いたかったことは、なぜ、 バカだ、こんな死が、ダイナマイトが爆発して男は吹き飛んだ。
そりゃそうや。
ダイナマイトに火をつけたら爆発する、それを止めることは出来ない。
バカみたいな事実や現象が目の前にあったとしてもアクションを止めることなんてできない。
男=フェルディナンは、女マリアンヌからいつも『ピエロ』と呼ばれた。
それは何度も繰り返され、そのたびに男は『僕はフェル ディナンだ』と云わなければいけない。
男に突っ込まれても、女は
『ビエロ』
と呼ぶことをやめない。
そして男も
『フェルディナンだ』
と云うことをやめることはない。
ずっと平行線。ーーーーーーー
ディスコミュニケーション、 このやりとりは反復され途切れることなく、女が息をひきとるその瞬間まで続いていた。
死ぬ前に女が発した最後の言葉は
『許してねピエロ』。
マリアンヌはしつらこい。
『フェルディナン』や。
フェルディナンもしつらこい。
マリアンヌは死んだ。
フェルディナンが殺した。
どちらかが死ぬまでこのやりとりは永遠に続いていく。
たとえ死んでも、映画を再生すれば繰り返される。
これが映画なんやろな。
ゴダールが監督したこの映画がどこかの誰かの記憶に残る。
ゴダール自身の記憶から消えたとしても、見た夢はどこかに残っている。
映画ちゅうモン自体がこの世界から消滅したときには消え去ってしまうかもしれへんが、それでも男と女が記録された。
声が聞こえ、音になる。
痕が残っている、混ざり合うことがなかった絵の具がパレットに置き去りになっているように、女は血に見える赤い絵の具を顔に塗りつけた。
アクションは生きている限り続いた。 カットが、かかっても止まることはない。
男は、血に見えない青い絵の具を顔に塗りつけた。
つまり、これから男が死ぬことになるのを見た人は知っている。
これはゴダールの作法。
赤があって青がある。
青があって白がある。
白があって赤がある。
いつだって、混ざり合うことなくそれぞれの個は隣り合っていてそれらが並び合うことによって、世界は間違いなくそこにあった。
男が叫んだ。
ダイナマイトが 爆発。
煙が上がる。
海と太陽があった。

タイトルは

『気狂いピエロ』

やった。

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