メイド・イン・USAの作品情報・感想・評価

「メイド・イン・USA」に投稿された感想・評価

よくわからんけどわかるように作ってるのかもわからないな
実験映画は気力と時間があるときにしか見れないね
杜口

杜口の感想・評価

4.0
題名通り、アメリカの消費社会を描き出す作品。

しかし、よくあるモンタージュ使って、消費社会批判をしているわけでもない。
ゴダールもモンタージュ使ってファシズムへの批判したりとかはあるけど、今作は違う。
消費社会を表す広告のポスターとか、アメコミとかが、ドアップで映るものの、前後のショットとの関係は殴られた時はBingと書かれた絵が映るみたいなそっけないもので、消費社会批判にはなってない。

このシーンは殴打という現実が、記号的なBingという字に回収されつつも、映像があるがために、完全に記号に置き換わるわけでもなく。その上で、全てが映画というフィクションに包括される。
そんな感じで、今作は非常に複雑な構造になっているが、これは映像から言葉やら音やらと、映画が現実と虚構の混淆した雑多さをもつことを抉り出すための必然で出来上がってる。


個人的には突如傾いたショット。シアン色の壁に鋭く入り込む真っ赤な車。続いて、殴る音にアメコミのオノマトペがドアップ。
この辺のショット数が格段に増え、映画が動き出す辺りが好き。ここまで、見れば前半眠くても完走できるんじゃないかな。
宮澤

宮澤の感想・評価

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映像も音も字幕も全部漏らさず汲み取ろうとしてひとつも追いきれなくなってしまうアレ
疲れ果てたカリーナ姐さんを拝む90分。ボガート主演のディズニー映画は政治映画だとさ。パラノイアかよ。
shiori

shioriの感想・評価

3.8
染みる。染みる。コトバのひとつひとつが、染み入る。しおり、この作品が一番すきかもしれない、ゴダール作品のなかで。はじめて感情移入ができました。優雅な音楽と、相変わらず信じられないほど魅力的なアンナカリーナ。さすがです。この空気感は きっとふたりにしか わからないのだろうけど、それがとても良いものに仕上がってる感じ。
ooの

ooのの感想・評価

4.0
羅列されメタ化され続ける文学、あるいは映画史の煌めき。
アリーナを新緑を背景に迫る傾いたカメラはカラーな『第3の男』ぽかった。あとは引用の際原語版上映と架かったネオン、複数のネオンのシーンの挿入のモンタージュその後のイメージの表明の格好良さ。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
「メイドインUSA」
ゴダール映画にハマった理由の一つに難解で意味が分からず独特な世界観と何と言っても画面一杯にカラフルな色を使い政治を語り煽るスタイルがファッショナブル且つバイタリティ溢れる描が癖になり一気見した。本作も不条理に満ちた世界観な犯罪映画に仕上げ彼の遊び心が伝わる。
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

3.0
原色と自然光のフィルム・ノワールに政治を語らす荒業ながら既視感のあるゴダールが炸裂。『殺人地帯USA』観たら観ようと寝かして置いた一本だったが俺には繋げられない。
Keny

Kenyの感想・評価

4.2
"今やフィクションが現実をしのぐ"
"まるで、ハンフリーボガート主演のディズニー映画だ。ゆえに政治映画だ"
いいね。

戦争中では2+2=10になる。世が語る真実とはその程度のもの。USAが作り出した真実も含めてね。
矛盾の同居が世の摂理。右も左も、どちらも同じ景色を見ている。思うんだ、支配が真実になるのは恋愛だけなんだって。

沈黙は金じゃない。疲れを恐れず、心の中の闘いを続けたい。少々喋りすぎるこの映画は語ることの疲弊と同時に語られないことの疲弊を脳髄に打ち付ける。
いいぜアンナカリーナ。
黄色 青 赤 緑。
街のネオンさえカッコよく魅せるセンス。
赤いバック
振り向きざまのショット
ジャジャーン!
カッコよすぎる。