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『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』に投稿された感想・評価

桃龍
3.5
敗戦からたった5年で、よくぞこれを作った。
冒頭から文字どおりの泥沼。その生死の間で学徒たちは考え続ける。
まだ記憶に新しい肉親や友人の死を演じることほど辛いことはないと思う。それでも日本に反戦を訴えなければという使命感が優ったのだろう。
封切の年、朝鮮はまた戦争に突入し、今も民族が分断されたままである。
今まで観た反戦映画の中で一番響いた。

興味ある方は、是非『鑑賞後』にwiki等で制作過程等を調べていただきたい。

ドキュメンタリーでは無い、映画での物語という事でスコアはつけときます。
gena
-
戦没した学徒兵たちの遺書等の遺稿集から制作された日本初の反戦映画。当時は大学生は特別視されていたので学徒兵であるだけで軍隊で格好のいじめの対象となった。

繰り上げ卒業し学徒で前線に送られた父のことを思い、号泣した。生きて帰れたが、父は戦後50年近く戦地での熱病の後遺症で死ぬまで苦しみ、度重なる発熱と歩行困難で両足が壊死し障がい者になった。難病だった。

映画の中では学徒兵全員が亡くなった。歩けなければ置き去りで自決させられ、ぬかるみを歩ければ皆爆死している。生きて帰れたとしても、思い出したくない壮絶な体験をしたのだろう父は、戦争を一切語らず、天皇がテレビに映ると「俺たちは天皇の名の元で皆殺されたんだ」と怒り狂った。

戦争の体験を聞く宿題があり、聞いても黙って怒っていた。それが父の答えだった。

なので、当時でも、親が前線に行った子どもはクラスにもちろんいなかったが、戦争の話は家ではタブーだったので、毎年8月は戦争の本を読むことにしていた。

だいぶ大人になってから、父の学生時代の集合写真を観ていた時、コイツも死んだ、コイツも、と次々指差して、戦死した同級生を教えてくれた。亡くなった同級生は3分の1ほどだったろうか。戦争について父が語ったのはそれが最初で最後だった。父は泣いていた。

亡くなった学徒は戦争を語れず、遺稿集となったが、生きて帰れても語ることのできない学徒は大勢いただろう。

映画の中で、大学の若い講師とその教え子が偶然に同じ部隊となり、最後まで講師は、授業で伝えきれなかったフランスの哲学を、亡くなりつつある学生を胸に抱きながら、「魂の自由」について語り続ける。涙なくして観られなかった。父も哲学専攻だった。

戦争には何の役にも立たない敵国の学問と罵られても魂が救われたことを祈った。

父は毎朝身体が痛くて唸り声を出していた。子どもの頃から私は父の腐っていく足のガーゼを取り替え消毒し包帯を巻き、靴下を履かせる役目。戦後50年近く亡くなるまで、戦争に蝕まれた身体は呻き続けていた。魂は救われたんだろうか。

映画の最後に亡くなった学徒兵たちが亡骸から魂となっていく。やり残したことばかりであったろう。戦争に駆り出されるのは若者。生きてこそ、と思う。平和とは若者の命を守ることに尽きる。




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