ひめゆりの塔の作品情報・感想・評価・動画配信

「ひめゆりの塔」に投稿された感想・評価

chiaki

chiakiの感想・評価

3.0
過去鑑賞記録

学生時代に教材として、ひたすら怖くて気持ち悪くなった記憶だけどすごくべんきょうになった。見た後に実際に行ったひめゆりの塔は感じるものがあったなー。
沢口靖子✖️ゴクミ版。
ひめゆりのお約束通り、麻酔なしの人体切断もあり。

多分知らないだけで原作があるんだろうなぁ

このレビューはネタバレを含みます

🌺🌺ひめゆりの塔🌺🌺
〜こちらがキレイなひめゆりの塔入口です〜

第二次世界大戦の沖縄戦「ひめゆりの塔」を題材にした戦争映画です。

実際に「ひめゆり平和祈念資料館」を訪れて学んだ歴史と比べると、果てしなくぬるい描写が続いて違和感を覚えます。「資料館で想像していた地獄とは全然違う。描写しきれていない。」と感じました。

しかし、テレビで放送したり、子どもが歴史を学んだりするにはいい映画だと思います。沖縄戦を考える入口となるでしょう。

⚠️以下ネタバレです⚠️
※映画ミストのネタバレも含みます

ネタバレといっても史実なので悲惨な結果になるのはわかっているとは思います。ひめゆりの塔を扱った作品はいくつかあるようですが、本作では自決ではなく投降するので見やすいかもしれません。

上にも書きましたが描写がぬるいと感じました。ひめゆりの塔はもはやホラー監督に撮ってもらった方がしっくりくるほどの凄惨なテーマだと思います。次に映画化するならばアリ・アスター監督あたりと日本人が協力して撮ってみてほしいです。

🎬明るい
豪の中が明るいです。資料館で見た資料ではもっと暗そうでした。明るい地獄などありません。照明の仕事がいまいちです。

🎬優しい
負傷兵が思っていたより優しいです。もっと怒号がとびかう病院だと感じていたので拍子抜けしました。

🎬落差がない
資料館での「病院は攻撃されないと思っていた」「最初はピクニック気分だった」という証言から感じられる当時の認識の甘さと、日常から地獄に叩き落とされる衝撃。そこをあまり映像化できていないと感じました。
日常の描写が少なく、学生感が足りません。

🎬負傷描写がほぼない
「ハラワタが出る」「体が半分なくなる」「どこが口か分からないほど顔をやられていた」という証言があるように、戦争は悲惨です。ところが本作ではちょっと血が出たり、すりきずがあったりする程度におさえられています。足がなくなる人物もいましたが、かなりきれいに抑えた描写でした。「ランボー最後の戦場」くらいの容赦のない人体破壊の方が、本作には合っていると個人的に思いました。

🎬ミスト感不足
「あのとき選択をかえていれば、自殺をしなければ友達は今も生きていた」という、結果を見て初めてわかる選択ミスという悲劇をまったく描いていませんでした。映画ミストの衝撃のラスト、それが現実にあったんです。なぜ盛り込んでいないんでしょう。

全体的にきれいなひめゆりの塔ってかんじの作品でした。

ひめゆりの塔自体も沖縄戦を考える入口です。「非戦闘員の女学生が戦争にかつぎだされて悲惨な最期を迎える」という、かなりわかりやすい悲劇なので有名になったんでしょう。
しかし、同じ運命を辿ったのはひめゆりの学生だけではありません。他の学校も同様の惨劇にみまわれています。もちろん女学生だけでもありまけん。男子学生は病院ではなく戦地に放り込まれています。命に子供も大人も兵隊もありません。女も男も関係ありません。かつての沖縄県民全体の4分の1が死んでいるのです。

ひめゆりの塔はその象徴だと感じました。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.8
沖縄の歴史を知りたくて、見たけど、
凄い怖かった。
戦争なんてするもんじゃない、誰も幸せになんてならない。
ひめゆりの学園の生徒さん達にも教師になりたいって夢があったのに、従軍命令が下されて、ひめゆり学徒隊として、看護活動を戦場の中行い、多くの女学生の命が失われていく姿を見て、
涙が止まらなかった。
今、1人1人が夢をもって、学業に励んだり、夢を叶えられることがどんなに幸せなのか忘れないで欲しいと思いました。
教師になる事を夢見ていた少女たちが満開の花を咲かす前に散って行くのをただただ見ることしか出来なくて辛い。捕虜にとられるくらいなら死にましょうなんて、自分と同じくらいの歳の子たちが率先して自決をしていたなんて考えたくも無い、けど、目を逸らしちゃいけない事実。
ソラノ

ソラノの感想・評価

3.5
主人公がいるようでいないので、展開が読めない
戦時中の異様な空気感と、そんな中でも青春してる娘さんたちのコントラスト
mh

mhの感想・評価

-
友だちが次々に死んでいく。それを受け入れざるを得なかった状況がよく描かれていて、これまでみたひめゆりの塔を題材にした映画のなかでいちばんリアルなんじゃないかと思った。
ショックはショックなんだけど、立て続けだし、やることいっぱいあってこっちも大変なので、悼んでる暇がない。これが戦争中における市民のメンタリティなんだろう。
投降を選択するラストが新鮮だけど、こっちが史実通りなんだろうね。
投降しようとしたら日本兵に射殺や、吉永小百合版のラストもすごかったけど、よく考えたらエンタメ的な盛り上がりはいらん題材なんだよね。
お色気、恋愛を完全に取り除いてるのが地味にすごい。
キャベツでバレーとか、二段ベットの下に糞尿の雨漏りとか、1953年版でも見たプロットだったんだけど、このあたりは水木洋子の取材力のたまものか。
ヘイトを集める人物が一過性だったのもすごいリアル。その場限りのクレーマーを眉を潜めてやり過ごす。いまとは何ら変わらないやりとりを行っていた。われわれは小さな譲歩を繰り返して生きていくものなんだろう。その先に死が待っていることがわかっていても。
沢口靖子と後藤久美子のメイクとヘアメイクがちゃんとしてるのが、周りから浮いててもったいなかった。
面白かった。
Tiffany

Tiffanyの感想・評価

-
先生になることを夢見て努力してきた女学生たち
戦場で式を行い、"戦争が終わったら教員になれる"と言われ、その時を迎えることなく命を落とした生徒たちもいた
暗くて臭い壕の中で、ろくに休む間もなく命を捧げた彼女たちのことを思うといたたまれない
"連れてってくれ"と懇願する兵士を置いていかなきゃいけない時の気持ちといったら
カラーだから鑑賞しやすかったです
できることなら慰霊の日に観たかった、あと沖縄だけでなく他の地域でも祝日にするべきな気がする
彼女たちのなまり好きだなあ
やっぱり儚さを感じる戦争映画はいい
なめこ

なめこの感想・評価

1.2
群像劇にしたいならもっと主要人物絞らないと。
全く絞らず、全員描こうとするから感情移入もできなかった。
何かよく分からない内に、よく知らない人達が死んだ感じになってしまっている。
戦争の悲惨さを描く上で致命的だと思う。

映画評価基準

この映画が好きか 3
没入感 1
脚本 3
映像 3
キャスト 4
感情移入度 4
音楽 2
余韻 2
おすすめ度 4
何度も見たくなるか 0

計25点
柔道家

柔道家の感想・評価

4.1
沖縄に行った時に病院跡やガマを見て回り、体験者の方からお話を伺った日のことを思い出した。
当時、ちょうど沖縄では東京大空襲の特集をやっていて、東京の方も大変でしたね。と言われたが、沖縄のことを思うと、返す言葉もなかった。

あの日のオルガンを見て、24時間保母さんは大変だよ。
と思っていたが、その頃、沖縄ではそんなもんじゃないことが起こっていたんだった。
とゆうことで、本作を鑑賞。

女優陣が綺麗すぎてなんだか違和感がありますが、10代の女の子が実際に体験した出来事の恐ろしさを実感する。
教師が必死で生徒を守ろうとし、生徒が先生に全幅の信頼を寄せている。
昨今、教師と生徒の関係や事件等が起こる中、見習うべき関係が戦時中にあった。
あっ、序盤にそうでもない先生もいたっけ・・・
しかし、戦争の最前線で壮絶な毎日を生き抜く彼女達の姿と、次々に失われていく命・・・。
辛い出来事の連続で、自分の娘がと思うといたたまれない気持ちになる。

娘がもう少し大きくなったら、見せようと思う。
語り継がなければいけない出来事。
このようなことが二度と起こらないことを切に願う。

あなたにおすすめの記事