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阿賀に生きるの作品紹介

阿賀に生きるのあらすじ

新潟県を流れる阿賀野川。新潟水俣病の舞台ともなった川。川筋に住む人びとは愛情を込めて「阿賀」と呼ぶ。七人のスタッフがその川筋に住み込み、そこに住む人びとを三年間にわたって撮影した。 阿賀に暮らす人と風土をまるごとフィルムに収めた⻑編デビュー作。

阿賀に生きるの監督

佐藤真

原題
Living on the River Agano
製作年
1992年
製作国
日本
上映時間
115分
ジャンル
ドキュメンタリー

『阿賀に生きる』に投稿された感想・評価

菩薩
4.2
死に行く企業城下町とムラ社会の中で生き続け甦る人々の営み。脳が破壊され手足の感覚が消滅していく病とは対照的に、この地に産まれ川と共に生きて来た人々の手の中には伝統と技術が生き続ける。水は田畑を潤し米はつかれ餅へと姿を変え人々に分配される。木は切り出され舟へと姿を変え水に浮かび魚が捕られる。川はこの地の生活全ての源であり、川の死はその地に生きる人々の死そのものを意味する。この映画は闘争の映画では無い、だが多数の上流の幸福を満たす為に少数の下流の人間が毒を喰らわねばならぬと、30年前に『パラサイト』と同じ視点に根差した作品があった事を日本人は忘れるべきでは無いと思う。徹底的に手の映画、だからその指は曲がり、ペヤングは指先で摘まれる。毒の垂れ流しが終われば自然はやがて自らの力で元の姿を取り戻していく、かつて人間は自然の一部であった、彼らの死と共にこの悲劇は終わる。社会の窓は開きっぱなし、この国からいつの間に姿をくらました幸福は、今日も行方知れずである。佐藤真が存命であれば、きっと今の福島に目を向けただろうと思わずにはいられなかった。
新潟県阿賀野川流域。
川に寄り添い、身を寄せ合いながら生きる人々を捉えた、ドキュメンタリー作品である。
佐藤真。

本作は全国の有志による、寄付のみで撮られた作品である。
また、撮影スタッフが三年もの間、阿賀野川上流域で共同生活を送りながら、現地の方々の「普通の暮らしぶり」をフィルムへ収めたと云う点に留意されたい。
人々が形式的な、しゃちほこばったカメラ向きの顔では無く、時には厳しくも柔和で、活き活きと日々を生きる様が見事に撮影されている。

阿賀野川と言えば、新潟水俣病を忘れる訳には行かぬであろう。
本作でも其れは大きな要素として事の経緯、経過(撮影時点での)が収められてはいるが、飽くまで要素であり、作品の主は何と言っても「阿賀の人々の生き方」であろうかと思われる。
115分の間、我々は撮影スタッフを通し、阿賀の人々と日々の暮らしを共にする。
其処には笑い、歌、過酷な農作業、舟作りや鈎釣りと云った、自然と向き合う暮らし振り、そして何より夫婦にせよ仲間にせよ、睦まじく充足した生き方が在る。

本作に撮られる人々は、平均年齢は恐らく70代後半、凡そ歳を召された方々である。
腰も曲がり、満足に歩けない様子も多く映される。
けれど其の顔からは、例え大病を得ようとも川に頼り、寄り添い、川と共に生きて来た者の誇りと満足感が見て取れる。
また、岩場の雪陰が白映えて、白と紺色に彩られた情景は、特筆に値する。

本作の人々は皆、とても良い笑顔をしておいでである。
日々を忙しなく、死んだ魚の様な目をして送る人々に、是非鑑賞されたい作品である。
Moomin
5.0
「阿賀に生きた」そう言える
おもしろい。おもしろくてどこか儚い
スタッフ7人が阿賀に住み、現地の人々の職や生活・日常に寄り添う
出てくるのはほとんどお年寄りの方 一人一人に人生のドラマがありそれを丁寧に撮ることによってスタッフと共に阿賀に生きた感覚を得る
冗談交じりの会話 聞き慣れない方言 登場人物の人生 笑顔 そういったものを丁寧に丁寧に映し出す と同時に彼等が水俣病の被害者であることも…

人間を撮ることに非常に長けていた作品 時にエネルギッシュな 時に儚い実景も含む 阿賀に住む彼等しか得られなかった情景が次から次へと映し出される 小林茂さんのカメラは本当に凄い 200隻の舟を作った職人遠藤さん 餅つきの方 カギ網漁業の方 そこに完璧なシナリオもドラマも存在しないけど 彼等の生きた証が映像を通して伝わってくる いつの間にかホロリと涙することもあった
彼等、人間をフィルム越しに観たもの 具現化することは今の自分じゃできないけども 伝わったものは確かにあって 制作陣の熱も愛情も感じた だからこの作品を観たら「阿賀に生きた」 そんな一言が自然と出た

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