アレクセイと泉の作品情報・感想・評価

アレクセイと泉2002年製作の映画)

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

3.7

「アレクセイと泉」に投稿された感想・評価

自然と生きていくあたたかい映画
なのだけど
坂本龍一の音楽


というテーマのせいか
なんとなく神秘的な感じもした。

いろんな生き物が放し飼いされている
というか
人間と一緒に生きてて
なんか人と自然の関係性について考えさせられてしまうよ。

あまり語りかけるような演出ではないのに。

それがこの映画の魅力なのかな!

犬が自由に歩き回ってたり、
アヒル?がゾロゾロ通過するシーン
すごく幸せな画だったなぁ。
富井

富井の感想・評価

-
地道で、自然に対して誠実な暮らしがあるだけなんだけど、アレクセイとか泉の存在とか、最終的には村そのものがすごく神秘的に見える
神秘的に見える(そういった演出にも違和感なく見ていた)ということは、それだけアレクセイ達がしているような暮らしとはかけ離れた生活を自分がしているということ
日々の生活でどんどん隠されていく自然との接点を探し、関係を持ち続けたいと思った

お父さんとお母さんの夫婦漫才みたいなシーン好き
いろいろ過酷で不便だし
放射能は溢れてるけど
何だか暮らしの豊かさが溢れている
チェルノブイリ近郊、
ベラルーシ共和国の
とある村のドキュメンタリー。

音楽は坂本龍一。
harunoma

harunomaの感想・評価

3.5
青年アレクセイがトム・クルーズに似ていた、ことをおぼえている。彼らはこの地に、取り残され、てはいない(大地に根づき生活をする者たちを、外から区分けできる者は誰もいない)。純朴な彼が、馬と対話をし雪の中をとぼとぼととおおらかな不思議なリズムを刻みながら歩く姿は、すでにして深く若い、繊細で獣的なそのやさしい声は、リトアニアのメカスを逆にスローモーションへほどくかのように、懐かしい。
音楽を担当された坂本さんが上映の会場にいたような。
Midori

Midoriの感想・評価

3.8
小学1年生のときに
この本の読書感想文を書いたなぁ。
福井県民にとっては、雪と原発の見慣れた風景かもしれない。いつか、現実に、こうなるかも。不変をあっさりと描いた、泉の音が耳に残る映画。

製作側の主張が激しくなく良い。
文字

文字の感想・評価

4.2
 ベラルーシにあるブジシチェという小さな村の日常を写したドキュメンタリー。チェルノブイリ原子力発電所事故の影響で多くの人が村を去り、村には一人の青年と老人しか残っていない。これだけ聞けば悲劇的なものであると思うかもしれないが、作品それ自体は決して悲劇的ではない。ただ淡々と村の日常を描いている印象を受けた。作品を見ていて、撮影している側のことを意識することはあまりなかったように思う。
 作品自体にカタルシスを誘う装置のようなものはない。おそらく彼らは、原発事故以前と変わらない暮らしを続けているのだろう。去った者も多かったかもしれないが、鈍色の空の下、彼らは美しく日々を生きている。その生活を見ていてチェルノブイリ原発事故に意識を持っていかれることはあまりなかった。しかしそれでいてものすごく切なく、もの悲しい映像だったと思う。逆説的だが、彼らが原発事故に影響を受けることなく日々を過ごしていることに無常とも言える人間存在の儚さとそれが持つ哀愁を感ぜざるを得ない。
 また、その様なえも言われぬもの悲しさを感じてしまうのはこの映像が撮影されてから15年以上経過していることにもあるだろう。今、ブジシチェ村はどうなっているのだろうか。いまだに彼の地で変わらぬ生活をしている人はいるのだろうか。アレクセイは今、どこでどのように生きているのだろうか。聖なる泉は絶えず湧いているのだろうか。大方の想像はついてしまうのだが、それでも思いを馳せずにはいられない。彼らの実在は、それほどに大きかった。直接出会った訳でもない、いわば仮象とも呼べる人たちのことを考えてしまうのはドキュメンタリーの効用か。
 本来なら歴史の行間に埋もれてしまい、私が知り得なかったであろう人々の暮らしが、未曾有の原発事故によって私の前に現象してきたことは皮肉としか言いようがない。この倒錯をどう受け止めるべきか悩まずにはいられないだろう。
cyph

cyphの感想・評価

4.7
本橋成一の写真展にて監督トークつきの上映会があり、そこで観た おとぎの国チェルノブイリ 彼らの暮らしを眺めているとこんこんと湧いてくるこの憧憬はなんなんだろう 籠を編んだり編み物したりじゃがいもを掘り起こしたり泉に木枠をつけたり早々とウォトカで打ち上げしたり馬車に人を山盛りを積んでピクニックしたりパンと鶏肉を神様に捧げたり ドキュメンタリーと寓話が混じり合ってしまう不思議 後日譚として2017年に撮ったフィルムを上映してくれたのだけど、アレクセイはもう村に住んでおらず、老女が一人残っているだけだった 人が減れば村は朽ち果てる 自然なことだけど、だからこそかつてあった人々の暮らしがきちんとフィルムに収められて消え去らずにいることが益々奇跡的なことに思える 社会風刺とか悲哀とか抜きにしても、価値のある映画
ysm

ysmの感想・評価

4.3
講義で断片的に観たので、後で通して観ました。
どういう人物が撮っているかの情報がほぼ主張しないのが助かる。想像の余白がたっぷりでポエジー。ネガティヴキャンペーンでない良さが輝いている。
ただそこにある現実が淡々と描かれる。
チェルノブイリの事故を前面に押し出しているわけでは全くないにも関わらず、それを感じずにはいられない。ドキュメンタリーながらある程度決められたシナリオで撮られてはいるが、それでいつつも55人の年寄りとアレクセイという青年の間に流れる空気感はリアル。
1枚の画として見ても美しく切り取られた構図に、写真家としても活躍する監督の力量を感じる。
ゆかり

ゆかりの感想・評価

3.5
淡々としたドキュメンタリーで、監督が日本人なのがまた良い。
チェルノブイリからたくさん学べる筈。
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