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ふんどし医者
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『ふんどし医者』に投稿された感想・評価

観た人の多くが、自分への「何らかのご褒美!」な映画って思えたんじゃないかな。昔の東宝はこんなに心の美しいような佳作をたくさん創ってたんだね。

脇役たちがかなりよく喋った冒頭は必ずしもキャッチーじゃなかったけど、ちょっと遅れて原節子様が賭場に “賭博をご趣味にしてる不思議な妻” としてご登場すると、私たちは(ぬいぐるみ、いや、)客ぐるみキャッチャーされて楽しむ楽しむ。
優しく人間味たっぷりな夫(文久時代の名医)役・森繁久彌さん。隙ありのイナセで一本気な青年役・夏木陽介さん。上手いね。子役らの柔軟な統制も、うんうん。(脚本家はもちろんのこと)スタッフ&キャスト総員でウェルメイド度をどんどん上げていこうとするプロ根性がすばらしい!

賭博モチーフは、けっして安易には繰り返されない。私たちが博徒・節子をいったん忘れてしまうまで。優秀な伏線の張り方だろう。
医者の過去に泣く。医学医療って素晴らしいな。
ほかにも泣かしどころあり。数十カ所でクスッ。
後半、妻たちの “捨て身” のところは、同性としてハラハラしちゃう。心がみんな熱すぎてヘンなぐらい。とにかく節子が眉毛を吊り上げて渾身の(血圧最上昇的)顔演技! 半か丁か!?!?

ウェルメイドの度をちょっと上げようとしすぎ(大傑作ストーリーを贅沢に狙いすぎ)な感じもしてきた。起伏のこしらえ方やスケールの広げ方をそんなに好きにはなれない、って客もいるかも。
迎えた大騒ぎ後の終盤には「乗り越えて。乗り越えて」と祈り心地となった私。ハッピーエンドが必ず、ってわかりきってても拳に力をかなり入れて、森繁・原・夏木(瞳が綺麗だ)・江利チエミを本気で無声応援!
祈りに最後の最後どう応えてくれたかというと、脚本によるウェルメイドの完成じゃなく、森繁さんの人間性と演技力(+節子の寄り添い)に多くを監督が託した感じだった。まあ、悪くはない。
終わって充足して拍手したくなった。
節子・森繁・夏木・江利・山村聡・志村喬らのそれぞれのちょっとずつ確実に違う個性または方向性 (次元?) が一つの作品の中で巨大調和してた。夏木さんが特にキーマンだった。成功してる映画。
この目で初めて見たことになる「解体新書」の各ページなんかもよかった。

今回主役じゃないけどさりげなくカンペキ演技をした節子様は、生涯独身だったのにどうしてあんなに「奥ゆかしくも豊かな情緒と力を常にたたえてる、聖なる清い泉のような的確な奥様」感がカンペキ以上なのか。私にはムリ。じゃじゃウマ以外には今度ともなりえませんわ。。。

[国立アーカイブ “生誕100年 映画女優 原節子”]
4.0
中野実の戯曲を手堅く映画化。「今は昔」と思わせるオープニングで物語世界に入っていく。どこに居ようが上品な物腰の原節子が素敵。“ふんどし医者”森繁といい夫婦。蘭方医の手腕を見せるのも面白い。消毒が豪快。江利チエミが可愛い。
時の流れは残酷だけれど、決して無意味ではない。
東宝、モノクロ、時代劇、人情もの
監督、稲垣浩
出演者
森繁久彌
原節子、江利チエミ
夏木陽介、志村喬、山村聰
中谷一郎、田島義文、高原駿雄、八波むと志、十朱久雄、清水元、小杉義男
田村まゆみ、中北千枝子、村田嘉久子、菅井きん、谷晃、横山運平、沢村いき雄、村上冬樹

【内容】
幕末から明治にかけての、ある医者夫婦の物語

・ストーリー
現代から100年ほど前のお話(1863〜)
大井川を川人足たちを使って渡っていた時代のお話

大井川の近くに島田宿なる宿場があって、そこで貧乏人相手に長年(15年)南方医をしているのが森繁久彌であった
美人の奥さん(原節子)は博打が好きであったが腕の方はイマイチで、夫の森繁久彌は度々ふんどし姿になっていたことから「ふんどし先生」と呼ばれていた

・主なエピソード
ヤクザな青年(夏木陽介)の命を助けたこと(腎臓摘出手術)から弟子入り志願される(座り込み)

15年前の盟友山村聰(将軍家のお医者さん)との再会と江戸への勧誘
15年前の森繁久彌、山村聰、原節子の回想シーン

明治維新後、長崎修行から帰った夏木陽介
森繁久彌は自分の知識が時代遅れになっていることに気付く

チフスの大流行
森繁久彌は20年以上貧しい人々のために尽くしてきたが裏切られて家を破壊されボコボコにされる(感染を拡大させないための隔離を理解されず人攫い扱いされる)

【感想】
いいお話風、って感じ
雰囲気はそんな感じだけどそうじゃないというか、薄いと言うか、もやっとが残る

気になるのは
・原節子が博打打ち!
何で?旦那をふんどし姿にしてまでする事?
ほんとに何で?それ以外は良い奥さんしてるのに全く説明がないので意味がわからない
珍しく助演してくれてるから変なことさせて目立たせたかったのかしら?

・帰って来た夏木陽介
ヤクザしていた男が体一つで長崎に行って、8年経ったら立派な紳士の医者になって帰って来た?
いくら何でも出来過ぎでしょー、ないわー
そして今更弟子入りするのも腑に落ちないし、あっさり裏切って東京行こうとするのも腑に落ちない

・住民たちによる森繁邸打ち壊し
20年以上尽くして来たお医者さんにそんな仕打ちする?
いや、だからこそショックなのかもだけど、、、んー、おかしいと思う
偉い人(山村聰)に怒られたから手のひら返しで謝罪ってのもなんだかなぁ

・良かったところ
ドラマの「仁」みたいな世界観
まあ、世界観だけで中身はそうじゃないのが残念な点でもある

夏木陽介の彼女役の江利チエミ
凄くいい表情と声をしていて印象に残る

・出演者
メインは森繁久彌、原節子、夏木陽介、江利チエミ、山村聰

志村喬はヤクザの親分役でワンシーンのみ
出番少な過ぎるのが残念、何かしらあってあえて博打に負けたとか欲しかった

その他の人は脇役過ぎて印象なし
どこに出てたかを思い出そうとしても思い出せないレベル

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