歌麿をめぐる五人の女の作品情報・感想・評価

「歌麿をめぐる五人の女」に投稿された感想・評価

花魁道中御一行からの華々しいオープニング。
田中絹代の首の動き!ぬるぬるした艶っぽい「悪魔」的花魁に成り切るお見事っぷり。三味線に御歌まで披露しちゃってかなり意欲的で気合を感じた役柄。歌麿の慕われっぷりも心地良い。

終戦の翌年と思えぬ近代アバンギャルド的演出が、らしからぬ雰囲気で鮮やか。とても好み。ま、そうは言っても基本溝口作品は粋ですが…

背中の発光せんばかりの美しいこと。
お辞儀の仕方や転び方ひとつ取っても徹底されて、どの女も艶めかしい。
影で映る包丁のショットは秀逸。
損得勘定なしで自分の意志をまっすぐ通すおきたが格好いい。
sacchinn

sacchinnの感想・評価

4.0
歌麿役の人、誰か知らんけど、なんか細っそいし貧相ななー。背景に溶け込んで来るなー。田中絹代は存在感あり。5人の女というけど、5人目が誰だかわからんやった。
溝口健二監督の戦後第2作目であるが、タイトルから「歌麿をめぐって女たちが…」と想像していたのだが、観てみると全然そんな物語ではなかった。

おきた(田中絹代)の「女の生霊が来ましたよ」なるセリフは、不気味な凄さ。 
女の恋の執念はすごいなぁ、と思う。 

ただ、五人の女たちでスターらしいスターが田中絹代ぐらいであり、寂しい感あり。

溝口らしさは随所に見られたのが救い。
か

かの感想・評価

4.5
意外にも、人情をやっていく映画であった。女、5人いたか…?
「ほどよい恋なんてできやしないよ。歌さんの絵だってそうじゃあないか」
忍

忍の感想・評価

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キャスト名が三津五郎さんになっていますが、ここでは坂東簑助さんです

大原英子さん…すっごく可愛らしい
まつこ

まつこの感想・評価

4.2
コレはめっちゃ好き!

男と女の話は大抵野暮な話だし、愛と憎しみは隣り合わせ。手に入らないなら支配したくなるもんなのか。

映画って関わっている人の色というか生き方が見えるから、溝口監督についてもっと知りたくなった。どれも女の描き方が面白すぎる。

「恋なんて、こんなもんなんかいね」
jj

jjの感想・評価

3.8
浮世絵師の喜多川歌麿に弟子入りする侍が身分を落とすことによって起こる災難を描くのかと思いきや そこは溝口監督 その侍などの男たちに振り回される女性たちのお話 自己チューのムカつく女役田中絹代さんの最後はなんかホロッとする 歌麿師匠は懐が深い頼りなる師匠だ~
彫り物の下絵を描く女性の背中の魅力的なこと!!  
イシイ

イシイの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

戦後すぐとはいえ、美術と役者陣の素晴らしさを見るだけでも価値があると思います。

田中絹代は、ギリギリまで共感できなかったが最後、番所に行く所の演技でガラッと印象が変わった
「全て承知の上でやった」というおきたやの女はどうなんだろうな
歌麿や女達が掴みきれなかったが後から解説を見て、溝口自身も自ら行動する女には悩んだと聞き何となく納得
oqmr

oqmrの感想・評価

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1946年終戦直後に製作された映画だが戦後の混乱は感じ取れず、最初の1コマから目を奪われる美しさ。錦絵師の話というより彼の周辺で起こるいざこざについて。「程よい恋なんてできやしないよ。歌さんの絵だってそうじゃないか。」は名言。映像的には好き。あと音質と言葉が古いのとで結構聞き取れないところが多かった。
弟二郎

弟二郎の感想・評価

4.0
坂東簑助が文句なしにかくいい。粋だねぇ。花魁の背も田中絹代も艶っぽいししなしなのしな。何いってんのかわかんないとこも多いけど女性感さっぱりしてるしみんな頭おかしくてポップでキュート。溝口ファンの評判良くないみたいやけど大好きすよ俺は。
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