歌麿をめぐる五人の女の作品情報・感想・評価

「歌麿をめぐる五人の女」に投稿された感想・評価

溝口健二監督の戦後第2作目であるが、タイトルから「歌麿をめぐって女たちが…」と想像していたのだが、観てみると全然そんな物語ではなかった。
歌麿の周囲に居る人達の人情ドラマであり、タイトルに偽りあり、という感じがした。

おきた(田中絹代)の「女の生霊が来ましたよ」なるセリフは、不気味な凄さ。
女の恋の執念はすごいなぁ、と思う。

ただ、五人の女たちでスターらしいスターが田中絹代ぐらいであり、寂しい感あり。

なんか残念な溝口健二監督作品であったが、溝口らしさは随所に見られたのが救いである。
まつこ

まつこの感想・評価

4.2
コレはめっちゃ好き!

男と女の話は大抵野暮な話だし、愛と憎しみは隣り合わせ。手に入らないなら支配したくなるもんなのか。

映画って関わっている人の色というか生き方が見えるから、溝口監督についてもっと知りたくなった。どれも女の描き方が面白すぎる。

「恋なんて、こんなもんなんかいね」
jj

jjの感想・評価

3.8
浮世絵師の喜多川歌麿に弟子入りする侍が身分を落とすことによって起こる災難を描くのかと思いきや そこは溝口監督 その侍などの男たちに振り回される女性たちのお話 自己チューのムカつく女役田中絹代さんの最後はなんかホロッとする 歌麿師匠は懐が深い頼りなる師匠だ~
彫り物の下絵を描く女性の背中の魅力的なこと!!  
イシイ

イシイの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

戦後すぐとはいえ、美術と役者陣の素晴らしさを見るだけでも価値があると思います。

田中絹代は、ギリギリまで共感できなかったが最後、番所に行く所の演技でガラッと印象が変わった
「全て承知の上でやった」というおきたやの女はどうなんだろうな
歌麿や女達が掴みきれなかったが後から解説を見て、溝口自身も自ら行動する女には悩んだと聞き何となく納得
oqmr

oqmrの感想・評価

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1946年終戦直後に製作された映画だが戦後の混乱は感じ取れず、最初の1コマから目を奪われる美しさ。錦絵師の話というより彼の周辺で起こるいざこざについて。「程よい恋なんてできやしないよ。歌さんの絵だってそうじゃないか。」は名言。映像的には好き。あと音質と言葉が古いのとで結構聞き取れないところが多かった。
弟二郎

弟二郎の感想・評価

4.0
坂東簑助が文句なしにかくいい。粋だねぇ。花魁の背も田中絹代も艶っぽいししなしなのしな。何いってんのかわかんないとこも多いけど女性感さっぱりしてるしみんな頭おかしくてポップでキュート。溝口ファンの評判良くないみたいやけど大好きすよ俺は。
EDiNSKi

EDiNSKiの感想・評価

4.0
歌麿の兄貴分的なきっぷの良さがいい。それにしても謹慎処分の50日間手錠しっぱなしっていくら家でも辛いな〜。
あいつ

あいつの感想・評価

3.9
めくるめくる色んな魅力的な女性が出てくるっ!吉原の風景が素敵ではじめからぐっと心を掴まれたっ!