お人好しのブリキ職人・由五郎。彼が暮らす長屋の人々は、いずれも明日の米にも困るような貧乏暮らしだった。由五郎も正月を迎える金の工面に出かけるが結局一銭も借りられず、女房が娘に書かせた嘘の手…
>>続きを読む予備校の講師・野呂はうだつが上がらないのを絵に描いたような男。彼は下宿先の1人娘・カン子に恋をし、結婚を夢見ていた。そんなある日、学生に誘われてデモに参加する野呂。そこで警官と争いになって…
>>続きを読む戦災で焼け出された洗濯屋の福原一家は、やっとの思いで店を再建する。長男と夫は病気で立て続けに亡くなり、夫の弟子・木村に手ほどきを受けながら、女手ひとつで2人の娘と切り回すことになった母・正…
>>続きを読む若枝はバーで酔客と酒を飲み、女給のハイヒールを盗みとび出した。仕事に失敗して帰って来た三郎は空虚な毎日を送っていた。金沢の映画館の前で幼ななじみの二人は再会した。貧しさにもめげず冷酷な世間…
>>続きを読む昭和初期、林ふみ子は行商をしながら、母親と駄菓子屋の二階で暮らしている。八歳の時から育てられた父親に金を無心されるふみ子に、隣室に住む印刷工・安岡は同情するが、初恋の人を忘れられないふみ子…
>>続きを読む吉田一郎(伊藤雄之助)が十五年ぶり中国から戻った時、妻マチ子(淡島千景)は鎌倉彫の手内職で息子清(設楽幸嗣)と細々暮らしていた。博古堂の女経営者松本雪子(田中絹代)は隣家のよしみ以上に何か…
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