記録。
圧倒的既視感。

今から45年前に製作された韓国産ロボットアニメ。いやいや、これは世代じゃない僕でも分かる。マジンガーZですよね？(笑)

韓国国内におけるロボットアニメの金字塔である本作、興行的に成功したらしく、いくつか続編も製作されている。ちなみにパクリ疑惑については、日本のアニメ制作の下請けを多く担当していた影響もあったようで、似ないように努めたけども結果的に似てしまったらしい。

まぁ観る側としてはパクリであれ面白ければどうだっていいってのが僕の考え。で、実際まあまあ面白いっちゃぁ面白い。ビジュアルはクリソツだけど、韓国の国技テコンドーで戦うロボ(パイロットの技能を反映)ってのは「ならでは」なアイデアだし、時代を考えるとアニメーションのクオリティもそんなに悪くはない。

気になったのは日本語字幕。きっとプロの方がつけたんじゃないんだろうと思うんだけど、ちょいちょいふざけてる感じがするのが鼻につく。日本国内ではネタとして鑑賞するってのが主なニーズだとは思うので、この辺はまぁ致し方無しか。

名だたる科学者が集結した会議の場で、頭のデカさをイジられて闇堕ちする博士なんかは可哀想だけど笑えましたね。だって本当にデカいんだもん。

フンは韓国の国技であるテコンドーで世界大会にも出場するほどの腕前の持ち主だった。だが、ある日、ロボット工学の第一人者である彼の父親が何者かに殺害されたため、フンはその遺志を継ぎ、自ら巨大ロボット"テコンV"の乗組員となる。そんな彼の前に世界征服を狙う謎の組織、アカ帝国が送り込んだ悪のロボット軍団が姿を現す。


マジンガーZから4年、韓国から新たなる人間搭乗型のスーパーロボットが生まれる。その名も…テコンV!

パイロットがふたりいるぞ!
パイルダーオンするぞ!
光子力エネルギーだぞ!
空を飛べるぞ!
やかんくんがいるぞ!
ロボットがテコンドーを使うぞ!

冒頭は何故かディズニーに寄せている。博士はリスとお友達でメルヘンチック出来は変な感じ。主人公よりも目立っているのがアンドロイドの少女メリー。敵方のロボットでありながら人間になりたいと悩む心の葛藤が描かれていた。

• #2017観賞ワン
• #韓国映画ワン

韓国のロボアニメ。テコンVという名前は主人公がテコンドーのチャンピオンでその技を使うからです。

明らかにマジンガーZをパクったこのロボ。ロケットパンチを飛ばしたりパイルダーみたいなのが頭に搭載されていたりともう言い逃れは出来ません。まあ、あの国の司法はアレすぎるもんでココまでやっても著作権違反にはなってないらしい。すげぇなオイ。

このテコンドーロボの敵は外見をけなされて復讐に燃えるマッドサイエンティスト。アカ帝国とかぬかす共産主義みたいな軍団で資本主義の街をぶっ壊す。まあプロパガンダの役割もあるんでしょうな。
敵ボスの作ったロボ娘がスパイ活動を通じて人間性（？）に目覚めていくのがひとつのドラマになってます。

流石に本家のマジンガーと比べるとメジャーリーガーと少年野球の対戦くらい圧倒的な差があります。でも俺が思ってたよりはマシかな？
絵は意外と動いているし、ロボより最初のテコンドー試合のクオリティの方が高かった。

字幕版でみると頭のおかしい台詞が続出で笑えます。主人公が父親の死に落ち込んでると「とっとと元気を取り戻して敵をブチ殺すんだ！」という常軌を逸した檄を飛ばされたり。最後まで観ると字幕担当にギンティ小林氏の名前があったので納得。

著作権的に問題がありそうなうえにクオリティもめっちゃ低いのでおススメはできません。とりあえずロボ物好きなら話のネタにはなるかな？