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ヴァイラス
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ヴァイラス

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『ヴァイラス』に投稿された感想・評価

kassy
3.4
(イントロダクション)
1999年に公開されたアメリカのSFホラー・アクション。
宇宙から来た電磁波生命体がロシアの探査船を乗っ取り、人間の体をパーツにした不気味な殺人サイボーグを作り出す恐怖を描く。

(コメント)
この手のB級作品、結構楽しめます。とはいえ、中々のSFXです!

(放送情報など)
2026年5月19日(火) 13:40~15:40[120分] テレビ東京 「午後のロードショー」

(原作情報など)
1992年にアメリカの「ダークホース・コミックス」から出版されたアメコミ(グラフィック・ノベル)『Virus』です。
原作者 チャック・ファラー

(ストーリー)ネタバレ含む
1. 宇宙からの脅威と遭遇
宇宙ステーション「ミール」が宇宙空間を漂う未知の「電磁波生命体」と衝突。生命体はミールの通信電波を通じて、地球上でミールと交信中だったロシアの最新鋭衛星探査船「アカデミック・ブラディスラフ・ボルコフ号」へと侵入します。船内の電子機器は瞬時にハッキングされ、乗組員たちはパニックの中で次々と虐殺されていきました。
2. 生き残りをかけた乗り込み
それから数日後。台風で大損害を受け、沈没寸前だったアメリカのえい航船「シー・スター号」の乗組員たち(フォスター、ベイカー、エヴァートン船長ら)は、レーダーから消えたボルコフ号を偶然発見します。船内は無人で不気味に静まり返っていました。莫大な「国際救助報酬(船の価値の10%)」に目が眩んだエヴァートン船長は、船を強引に確保しようとします。しかし、電源を復旧させた直後から、船内の自動工作機械が勝手に動き出し、乗組員たちを襲い始めます。
3. 「人間=ウイルス」の恐怖
乗組員たちは、生存者であるロシア人の女性科学者ナディアを発見。彼女から「宇宙から来た未知のエネルギー体が船を乗っ取り、船内のすべてのデータを学習した」と告げられます。生命体が導き出した結論は、「人間は地球を蝕む有害な『ウイルス(ヴァイラス)』であり、駆除すべき存在」というものでした。生命体は船内のロボット工場を稼働させ、捕らえたロシア船員たちの肉体をバラバラに解体。機械のパーツとして組み込んだ、おぞましい「バイオメカニカル・サイボーグ」を大量生産し、新たな「部品(人間)」を狩るために動き出していました。
4. 船長の裏切りとサイボーグ化
乗組員たちが一人、また一人とサイボーグの犠牲になる中、借金まみれで理性を失ったエヴァートン船長は、生命体と「交渉」を試みます。彼はフォスターたちを裏切り、生命体に味方しようとしますが、生命体にとって人間はただの材料に過ぎませんでした。船長は捕らえられ、脳や内臓、顔の半分を機械と融合させられた巨大なサイボーグへと無残に改造されてしまいます。変わり果てた姿となった船長は、かつての部下であるフォスターたちに容赦なく襲いかかります。
5. 決死の脱出と結末(ラスト)
生き残ったフォスター、ベイカー、ナディアの3人は、生命体を地球に上陸させないため、ボルコフ号を爆破して自沈させる計画を立てます。船の弾薬庫に爆薬を仕掛けますが、その途中でナディアがサイボーグ化した船長の道連れとなり命を落とします。フォスターとベイカーは、即席で作った高圧電流武器で生命体の巨大な本体(メインコア)と戦い、なんとか甲板へと脱出。ボルコフ号が文字通り大爆発を起こして沈没していく中、2人はえい航船に残されていたイジェクト機能付きの「緊急脱出用ゴムボート」をロケットのように射出して、間一髪で空中へ脱出します。生命体は船と共に海の底へと沈み、消滅しました。海面に不時着したゴムボートの上で、ボロボロになりながらも生き残ったフォスターとベイカーが救助を待つシーンで映画は幕を閉じます。

(みどころ)
・グロテスクな機械×肉体の造形(バイオメカニカル・ホラー)
人間の手足や顔がロボットのパーツとして組み込まれたサイボーグのビジュアルは、映画『遊星からの物体X』や『サイボーグ』のようなホラー・SFファンから今なお高く評価されています。
・豪華なスタッフによるSFX
監督のジョン・ブルーノをはじめ、『スターシップ・トゥルーパーズ』のフィル・ティペットがデジタル・エフェクトを担当しており、90年代末期の一級品の特撮技術が見られます。

(主な登場人物、キャスト、声優など)
1. キット・フォスター
概要: 本作の主人公。元海軍所属で、えい航船「シー・スター号」の有能な女性航海士。危機的状況下でも冷静さを失わず、元軍人としての戦闘力を発揮して怪物たちに立ち向かいます。
キャスト: ジェイミー・リー・カーティス声優:【ソフト版】戸田恵子【日本テレビ版】弥永和子

2. スティーヴ・ベイカー
概要: シー・スター号の機関長。陽気な性格ですが男気があり、頼れる存在。主人公のフォスターを信頼し、最後まで行動を共にして生き残りをかけ奮闘します。キャスト: ウィリアム・ボールドウィン
声優:【ソフト版】宮本充【日本テレビ版】堀内賢雄

3. ロバート・エヴァートン船長
概要: シー・スター号の船長。台風による甚大な被害で全財産を失いかけており、精神的に追い詰められています。漂流船の国際救助報酬に目が眩み、狂気に囚われた末に、エイリアンと交渉しようとして最悪の悲劇を招きます。
キャスト: ドナルド・サザーランド
声優:【ソフト版】家弓家正【日本テレビ版】前田昌明

4. ナディア・ヴィノグラドヴァ
概要: 電磁波生命体に襲撃されたロシアの衛星探査船「ボルコフ号」の唯一の生存者(チーフ・サイエンス・オフィサー)。船内で起こった惨劇と、敵の正体が「人間をウイルスと見なす生命体」であることをフォスターたちに伝えます。
キャスト: ジョアンナ・パクラ
声優:【ソフト版】高島雅羅【日本テレビ版】塩田朋子

5. J・W・ウッズ・ジュニア
概要: シー・スター号の乗組員。血気盛んな性格ですが、未知のサイボーグの襲撃に恐怖し、精神的に追い詰められて暴走してしまいます。
キャスト: マーシャル・ベル
声優:【ソフト版】廣田行生【日本テレビ版】辻親八

6. リッチー・マローニ
概要: シー・スター号の乗組員。メカニック担当。序盤に船内の様子を見に行った際、自動で動き出したロボットアームなどの罠にかかり、最初の犠牲者(サイボーグの部品)となってしまいます。
キャスト: シャーマン・オーガスタス
声優:【ソフト版】辻親八【日本テレビ版】大塚芳忠

7. スクイ―キー
概要: シー・スター号の最年少の乗組員。気弱な性格。船内のロボット工場に引きずり込まれ、無残にも最初の「バイオメカニカル・サイボーグ(小型スパイ蜘蛛ロボットの顔パーツ)」に改造されて仲間たちの前に現れます。
キャスト: ジュリオ・オスカー・メカソ
声優:【ソフト版】中多和宏【日本テレビ版】牛山茂

主要スタッフ一覧
監督:ジョン・ブルーノ(John Bruno)概要: 本作が映画監督デビュー作(長編2作目)。元々はハリウッド最高峰のSFX/VFX(特撮・視覚効果)アーティストです。
代表作: ジェームズ・キャメロン監督と深く組んでおり、映画『アビス』でアカデミー視覚効果賞を受賞。『ターミネーター2』や『トゥルーライズ』の視覚効果も手掛けました。本作のサイボーグのリアルな造形や、迫力ある爆破シーンには彼の特撮技術が生かされています

原作・脚本:チャック・ファラー(Chuck Pfarrer)
概要: 元アメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の隊員という異色の経歴を持つ脚本家。自身が執筆した同名のアメコミ(ダークホース・コミックス刊)を、自ら映画用スクリプトへと脚色しました。
代表作: 『ネイビー・シールズ』『ハード・ターゲット』『ジャッカル』など。

共同脚本:デニス・フェルドマン(Dennis Feldman)
概要: SF映画やサスペンス映画の脚本を得意とする脚本家・プロデューサー。チャック・ファラーの脚本を共同でブラッシュアップしました。
代表作: 『スピーシーズ 種の起源』『ゴールデン・チャイルド』など。

製作:ゲイル・アン・ハード(Gale Anne Hurd)
概要: 「ハリウッドのヒットメーカー」として知られる大物女性プロデューサー。代表作: 『ターミネーター』シリーズ、『エイリアン2』『アルマゲドン』。近年では大ヒット海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の製作総指揮としても有名です。

音楽:ジョエル・マクニーリー(Joel McNeely)
概要: 映画、テレビドラマ、ディズニーのアニメーション作品などを幅広く手掛ける作曲家。本作では恐怖感を煽るオーケストラサウンドを担当しました。
代表作: 『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』『ミリオンディグリーズ』など。

特殊視覚効果(VFX):フィル・ティペット(Phil Tippett)
概要: ストップモーション・アニメーションやデジタル・エフェクトの第一人者であり、ティペット・スタジオの代表。
代表作: 『スター・ウォーズ』旧三部作、『ジュラシック・パーク』『スターシップ・トゥルーパーズ』。本作でも不気味なサイボーグのデジタル効果を担当しました。


(基本情報など)
ジャンル SFホラー・アクション
原題または英題 Virus
製作年 1999年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
劇場公開日 1999年5月29日
上映時間 100分

(作品にあう食事とお酒)
『ヴァイラス』を観ながら楽しむなら、作品の舞台である「海・船」、敵の正体である「ロシアの船」、そして映画の最大の魅力である「グロテスクな機械×肉体(バイオメカニカル)」の要素を連想させるメニューがぴったり。
ハラハラするB級SFホラーの緊迫感に合う、おすすめの食事とお酒のペアリングを提案。

作品の世界観に合わせる「食事」
・スペアリブ や 骨付きチキン(甘辛バルベキューソース)
理由: 骨(フレーム)に肉が巻き付いているビジュアルは、まさに映画に登場する「機械の骨格に人間の肉体が融合したサイボーグ」そのものです。手や口をソースで真っ赤に汚しながらワイルドにかぶりつく背徳感が、ホラー映画のグロテスクな雰囲気と絶妙にマッチします。
・シーフードパエリア や イカ墨パスタ
理由: 舞台となる「南太平洋の荒れる海」や「えい航船」をイメージしたシーフードです。特にイカ墨パスタは、真っ黒な見た目がハッキングされた船内のダークな雰囲気や、不気味に蠢く電磁波生命体の液体のような質感を連想させます。
・ピザ(トッピング多め・チーズとろとろ)
理由: 90年代のアメリカン・ポップコーンムービーを観る際の王道フードです。サラミやベーコンがジャンクに絡み合う見た目は、どこか作中のロボット工場のパーツ群を想起させ、映画の世界に没頭できます。

ロシア船と金属感をイメージした「お酒」
・ウォッカ(ストレート、またはロック)
理由: 敵に占拠されたハイテク船「アカデミック・ブラディスラフ・ボルコフ号」はロシアの船です。ロシアといえばウォッカ。冷凍庫でトロトロになるまでキンキンに冷やしたウォッカをショットで煽れば、極限状態の船員たちの張り詰めた気分を追体験できます。
・モスコー・ミュール(銅製マグカップで)
理由: ウォッカをベースに、ライムとジンジャーエール(またはジンジャービア)で割る定番カクテルです。ポイントは「銅製(金属)のマグカップ」で飲むこと。金属の冷たい質感と独特の匂いが、冷徹な殺人マシーンや錆びついた船内の「鉄臭さ」を演出してくれます。
・トマトジュースを使ったカクテル(ブラッディ・メアリー / レッド・アイ)
理由: ウォッカをトマトジュースで割った「ブラッディ・メアリー(血まみれメアリー)」や、ビールで割った「レッド・アイ」は、その名の通り「血」を連想させる真っ赤なビジュアルがホラー映画にベストマッチします。タバスコやペッパーを強めに効かせると、映画の刺激的な展開に負けないパンチのある味わいになります。

(名言(英語・日本語)、印象的なシーンなど)
名言(英語・日本語)
本作の名言は、宇宙生命体が人間をどのように捉えているかを示す冷徹なセリフや、極限状態での船長の狂気、そして主人公フォスターの決意に集中しています。
1. 人間を「ウイルス」と断定する生命体のセリフ
"You are... virus. You are Microsoft, you are cancer. We are the cure."
(お前たちは……ウイルスだ。お前たちはマイクロソフト、お前たちは癌だ。我々が治療薬だ。)
※日本語吹替版(ソフト版・日テレ版共通):「お前たちは……ウイルスだ。地球の、癌だ。我々がそれを治療する」
概要: 電磁波生命体が、船内の通信機器や音声合成を使ってフォスターたちに初めて明確な意思を示したシーン。人間を「地球を蝕む害悪」と見なし、自分たちこそがそれを駆除するシステム(治療薬)であると宣言する、本作のタイトル(『Virus』)を象徴する最も有名なセリフです。原語版でなぜか「マイクロソフト」が引き合いに出されているのは、90年代当時のOS独占に対する風刺(あるいはシステムを支配する側という意味)と言われています。

2. 狂気に取り憑かれたエヴァートン船長のセリフ
"It's not a ship anymore! It's a localized, self-sustaining ecosystem!"
(これはもう船じゃない! 局所的で自給自足の生態系なんだ!)「これはもう単なる船じゃない! 自給自足のできる、一個の生命体なんだ!」
概要: 莫大な報酬とエイリアンの圧倒的なテクノロジーを前に、正気を失ったエヴァートン船長が放った言葉。船が機械と肉体を融合させて独自の進化を遂げていることに恐怖するどころか、魅了されてしまっている彼の狂気度が伝わるセリフです。

3. フォスターが船長(サイボーグ)に言い放つ決意のセリフ
"We're not parts!"「私たちは部品じゃない!」
概要: 人間をただの「サイボーグの材料(スペアパーツ)」としてしか見ていない敵、そして変わり果てた姿で襲いかかるエヴァートン船長に対し、フォスターが強く言い返す言葉。人間の尊厳をかけた、彼女の強いサバイバル精神が表れています。

印象的なシーン
本作はジェームズ・キャメロンの右腕だったジョン・ブルーノ監督による、90年代末期最高峰の「アナログ特撮×初期デジタルVFX」が融合した視覚的な名シーンが見どころです。
1. スクイーリーの変わり果てた再会(中ボス化)シーン
概要: 行方不明になっていた最年少の乗組員スクイーリーが、船内の暗闇から戻ってくるシーン。しかし、彼の頭部から下はすべて引き抜かれ、錆びついた金属の蜘蛛のような多脚ロボットのパーツとして組み込まれていました。
見どころ: 彼の顔だけが生身で残っており、意識が混濁したまま「痛い、痛いよ……」と泣き言を漏らしながら仲間を殺そうと襲いかかってくる絶望感。バイオメカニカル・ホラーとしてのインパクトが最も強い、トラウマ級のシーンです。

2. サイボーグ化したエヴァートン船長シーン
概要: エイリアンに忠誠を誓ったはずのエヴァートン船長が、結局はただの材料として処理され、巨大な戦闘型サイボーグとして登場するシーン。
見どころ: 右顔面や胴体が金属フレームや油圧シリンダーと生々しく融合しており、ドナルド・サザーランドの怪演も相まって強烈な威圧感を放ちます。かつてのボスが言葉を失った殺戮マシーンとして部下を追い詰める、中盤最大のクライマックスです。

3. 巨大な本体(メインコア)のビジュアルシーン
概要: 船の奥深くに鎮座する、電磁波生命体が作り上げた「知性の中心(マザー・コンピューター)」。
見どころ: 無数のコンピューターの基盤やケーブルの隙間に、何十人分もの人間の脳や目玉、内臓がナノテクノロジーで配線として埋め込まれ、ドクドクと脈打っているグロテスクな造形美。CGを多用せず、精巧なミニチュアとプロップ(小道具)で表現された歪んだメカニック描写は、今なお特撮ファンの間で語り草になっています。

(2026年・映画・124)
Tomo
3.7
機械が人間を捕らえてサイボーグに改造し、人間を襲わせる。

なかなかSFしてて楽しめる!
ターミネーターじゃんって思いながらも
グロさもそれ以上!

見て損はなし。
YUTORI
3.8
タイトルからウイルスによるパニック映画のような内容を想像していたが、実際は海上の船を舞台にしたSFホラーだった。

嵐のあと、サルベージ船の乗組員たちが漂流していたロシアの研究船に乗り込むところから物語が始まる。
最初は普通の遭難船のように見えるが、船内では機械が勝手に動いたり、不気味な装置が作られていたりと、徐々に異常な状況が明らかになっていく。

この映画で印象的なのは、人間と機械が融合したような敵の存在だった。
いわゆるゾンビとは違い、機械が人間の体を材料のように使っているという設定が独特で、見た目もかなり不気味だった。
特殊効果も多く使われていて、少しグロテスクな場面もある。

物語の展開は比較的シンプルで、難しい内容ではない。
船という閉鎖された空間で話が進むため、終始暗く緊張感のある雰囲気が続くのも特徴だと思う。

最新の映画と比べると映像にはやや古さを感じるが、その分90年代のSF映画らしい雰囲気があり、個人的には印象に残る作品だった。
怖さというより、不気味さが強く残る映画だった。

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ヴァイラス

製作国・地域:

上映時間:

100分

ジャンル:

配給:

3.1

あらすじ

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イベント・ホライゾン

上映日:

1997年11月15日

製作国・地域:

上映時間:

96分

ジャンル:

3.3

あらすじ

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