傑作『蛇の穴』監督作品☆

ナチものなので全編英語なのは違和感ありますねぇ～
脚本もちょいとあちこち散漫。

が、ピーター・オトゥールの狂気に触れるだけでも価値ある作品でした！



1942年ワルシャワ。

諜報員だった娼婦が100ヵ所以上刺され殺害される事件が起きる。

グラウ少佐が捜査を開始。
そして犯人は3人の将軍のうちの誰かと判明した。

超絶面倒な細かい冷徹男タンツ(ピーター・オトゥール)、ガプラー、カーレンベルク。

しかし犯人は絞られず、2年後のパリで、また同じような事件が起きてしまい……



レジスタンスやらヒトラー暗殺も絡めてきてごっちゃごちゃ。

犯人探しも特にハラハラせず。
まあどう見てもタンツだし(笑)

22年後への繋ぎも突然だから、頭混乱した～

タンツがゴッホの自画像見ておかしくなるシーンは良かった♪
そこに何故かドガのヤバい銅像もあったけどww

んー149分でこのヌルっと展開はちょっとキツかった。
30分くらい削れそう(´Д｀)

惜しいっ！！

第二次世界大戦中、ドイツ軍占領下のワルシャワで発生する娼婦の猟奇殺人事件。ドイツ軍情報部のグラウ中佐は目撃証言のあった自軍の将軍服から事件当時にアリバイのない3人の将軍に容疑者を絞り込んでいくが…😨

個性的な3人の将軍を名優が各々演じているが、やはりピーター・オトゥール演じるタンツ将軍が、変質的で出色😆。ワルシャワでレジスタンスを炙り出す時の演出が堪らない。
ビシッと軍服を着こなし、オープンカーに仁王立ち。火炎放射器でアパートメントを焼き払い、飛び出してくるレジスタンスを容赦なく射殺。自動小銃の反撃に対して、タイガー戦車🐯から88ミリ砲を平然と撃ち込む😨。CGではない実写で、軍事兵器の恐ろしさを体感💀

やがて舞台はノルマンディ作戦後のパリに移り、連合国軍がヒタヒタと近づく中、有名なヒトラー暗殺未遂事件と今まで登場した様々な人々が絡み合い、そしてまたしても娼婦惨殺事件が…😨　パリでのピーター・オトゥールの変質ぶりが凄い😱。ゲーリングが押収秘蔵したゴッホの自画像見つめながら、殆ど逝ってしまうような演技は狂気そのもの😨変態さんです😆

この辺りから現代のシーンも混じり合わせながら、ラストにギューっと収斂していく脚本はなかなか巧み。ドイツ軍を舞台とした異色のサスペンス映画🎬

因みに…タイガー🐯戦車はイギリス🇬🇧のセンチュリオン戦車をお化粧直ししたのかな。コンクリート塗装までよく出来てます。そして自走するキュベルワーゲンやシュビムワーゲンが観れて眼福🥰パリもこの映画のために、中心地の自動車の往来を止めて当時を再現するなど、労力を惜しみなくかけています🎬😃

• #パリ
• #ワルシャワ
• #ゴッホ
• #変態

第二次世界大戦時のワルシャワで、娼婦の惨殺事件が発生する。目撃情報で犯人はドイツ軍の将軍と判明。その夜にアリバイがない将軍3人が浮かび上がり、彼ら各々の思惑や更なる事件の発生。そして歴史的な作戦「ワルキューレ作戦」へと繋がっていく戦争サスペンス。

戦争映画としての表面がありながら、本作の骨格はサスペンス。1件の殺人事件から始まり、その事件を追うミステリー的な流れで物語は進みます。

本作の見所の1つはやはり主演のピーター・オトゥール。容疑者の1人であるタンツ将軍を演じていて、一見冷静で知能的な将軍と思いきや、サイコな一面が見える時もあり、その強烈な演技力を見せつけてくれます。

彼と「アラビアのロレンス」でも共演したオマー・シャリフ。名優フィリップ・ノワレやクリストファー・プラマー、今もまだ現役で活躍中のトム・コートネイなど後にも活躍する豪華キャスト勢揃い。

あの「ワルキューレ作戦」の裏側で発生した猟奇的な殺人事件。それを埋もれさせまいと長い年月をかけて事件解決へと挑む捜査官たち。その執念は後半になるにつれて強くなります。

なかなか重厚な仕上がりでそれなりに見応えは感じられましたが、2時間半はやはり長かった。全体的に淡白だったので見てて疲れましたね。