四つ足で歩き、好きな時に殺し、喰う！
　　　　　俺が[掟]だ！
　　そして誰も逃げられない！
　　　　 それが[掟]だ！

H.Gウェルズ原作 19世紀の古典SF
[モロー博士の島] 三度目の映画化作品

理想の人類を創造するための副産物として作り出される獣人たち(外見は問題じゃ無いらしい…)
神になろうとした科学者とその助手の暴走
波紋は獣人たちの反乱を招く
巻き込まれる影の薄い主人公が気の毒！

CGIで実現した跳躍するヒョウ獣人や群れるネズミ獣人も良いが、やはり特殊メイクの威力が絶大
血清の効力が切れて獣化が進行するハイエナ獣人がヒヒヒと邪悪に嗤う！

人間でもない動物でもない不安定な存在
獣人は掟を忘れた我々そのもの…

• #傑作風刺SF
• #科学は誘惑する
• #魔改造！
• #地獄極楽
• #サバイバー！
• #こんな島はイヤじゃ！
• #SFの父

「猿の惑星」の出来の悪い版と思ってみればそれなりには、とフォローを入れたいところですが、どう観てもつまらない(笑)

3度目のリメイクでやり尽くしたのは分かるが、奇妙な人間大集合って感じ。
マーロン・ブランドが白塗りで登場したかと思えば、ヴァル・キルマーは後半大暴走。

チューバッカに似た猿はいるわ、ミニミーのオースティンにつながるパロディといい無茶苦茶な展開の連続。
最後も急に真面目になられてもね。

飛行機事故に遭い海を漂流していたエドワード・ダグラス (デヴィッド・シューリス)は通りがかった貨物船に乗っていた獣医のモンゴメリー(ヴァル・キルマー)に救出される。やがて船は熱帯のとある島に停泊。そこは、行方不明になっていたノーベル賞科学者のモロー博士(マーロン・ブランド)の島だった。その夜、博士の研究室に忍び込んだダグラスは恐るべき光景を目にする。


顔を白塗りにしたモロー博士は科学者には見えずカルト教団の教祖のようだった。ダグラスはのぼせたようにあっちへフラフラこっちへフラフラと島をさ迷う。ダグラスが主役なのだろうが、モンゴメリーが異様に目立つ。てっきりダグラス心の声かと思っていたらすぐそばでモンゴメリーがモロー博士の物真似をしていた衝撃。獣人たちは『スター・ウォーズ』や『猿の惑星』っぽく感じた。

• #2020観賞ワン