誰も死なない、傷つかない犯罪映画(^_-)

日本劇場未公開のポーランド映画。
ダ・ヴィンチの名画「白貂を抱く貴婦人」を綿密な計画で仲間と盗み出すコミカルなサスペンスドラマ。
ポーランド映画というと何だか真面目なモノクロ画面の印象があるが、これは軽やかなタッチの愉快な泥棒達の話。
大げさなアクションやカーチェイス、もちろん銃撃戦も無いのに縦横に活躍の盗人達。そして名画買付に裏で蠢く金持ち達への皮肉も効いている。

親日国と言われる所以か、日本のお役人さんと思しき男性も日本製ビデオカメラ片手に日本語で登場。周りのポーランド人は誰一人日本語を理解しているように見えないが、最後まで日本語で喋りまくる！

最後の最後に騙されたのはいったい誰だったのか・・

観終わった後に朗らかな気持ちになれる泥棒映画♪

(A)ダ・ヴィンチ・プロジェクト(2004)
(B)ダ・ヴィンチ・コード(2006)
(C)ミケランジェロ・プロジェクト(2014)
この中で原題と違う邦題が付いているのはどれでしょう〜 なんてクイズが出来そうですが…(笑)

この中でも一番最初に作られた、ポーランド発のダ・ヴィンチ・プロジェクト。
レオナルド・ダ・ヴィンチの数少ない女性の肖像画の一つである「白貂を抱く貴婦人」を美術館から盗むように指示された男の話。

その名画はポーランドのチャルトリスキ美術館から日本に貸し出される予定だという。
実際にこの名画は2001年~2002年にかけての半年、一度だけ来日し京都と横浜の美術館で展示された。

多分その事実をヒントにこれは制作されたのでは…と勝手に憶測してしまう (¬_¬)

内容としては、手袋もしないであちこち触っちゃっていいのか〜とか、街中でそんなに頻繁に会っても大丈夫なのか〜など、細かい突っ込みどころはあるものの、コミカルな場面も沢山あって最後の最後まで楽しい。

人の顔を覚えられない男、凄腕の老人など脇役が色々光っているのです。
悪事を働く男達なのに全く憎めない所が良いのです。
日本人のタナカさんも日本製のビデオカメラ持参で活躍します(笑)

アパートの屋上から見える街の建物は美しく、公園でやるチェスも長閑。

因みに主人公はダ・ヴィンチの作品を「ダ」を付けずに「ヴィンチ」と呼びます。それがそのまま原題になっているのですが、どうしてdaを付けないのか…その答えもラストで明らかに。
歴史が残した爪痕はいつまでも国民の心に…という事でしょうか。

「ハリウッドじゃない方」のポーランド映画です（しかも10年以上前の作品）。予想以上に面白かったwww(*≧∀≦*)それに謎の日本人（ミスター・タナカ）も出てきたしwww

ポーランドの国宝でダ・ヴィンチの名画「白貂を抱く貴婦人」を巡るクライムサスペンス。その名画が日本で出展されることになり、その数ヶ月間に綿密な計画を立て、また贋作を作成。その計画とは、日本から名画が戻ってきたときの美術館への輸送時に名画を贋作とすり替えようとするもので、警察も主人公をマークするが…

出演した役者さんも思い入れのある方でしたw主人公の一人は「ソハの地下水道」や「ワレサ 連帯の男」の役者さんw今回も地下道で活躍しますwその相棒は「杉原千畝」で唐沢寿明さんと共演した役者さんwww

それで、「ミスター・タナカ」。日本からポーランドへ名画を運ぶ際の責任者役ですが、セリフが全て日本語wwwピリピリしたムードの中、日本語で話し一人凹むんですが、周りのポーランド人が「何言ってんだこいつ」のポカ〜ン状態は笑いを堪えるのに必死でしたwwwしかもデカいwww日ハムの大谷並みのデカさで周りのポーランド人が小さく見えるくらいでしたwww

ちなみに、この「ミスター・タナカ」役の方、調べてみたらなんと彼は宮永匡和さんというポーランド在住の画家さんのようです(°▽°)

http://s.ameblo.jp/k39kimura/entry-10134631895.html

あまり期待しないで観たら思った以上に面白かったので採点は甘めです（ミスター・タナカ含めて）。

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