「(車を落として)カモフラージュする！！」

いや、そこまでカモフラージュしたんならそのまま走って逃げようよ！！

何で戻っちゃうんだ！？



車でオーストラリア大陸横断の名目で旅をしているバックパッカーの若者達。
道中の給油所で下品な地元住民に絡まれる等のトラブルもありながらも、彼らは国立公園のウルフクリークに辿り着く。
ウルフクリークを楽しんだ一行だが、何故か車が動かず、立ち往生する羽目になってしまった。

そんな時、人が良さそうな地元のオッサンが現れ「車をタダで直したげる！」と車を牽引して自宅へ案内してくれた。
だがその地元のオッサンことミック・テイラーは恐るべき猟奇殺人鬼だった！！！
若者達は目を覚ますと拘束され監禁されていた！！
果たして、若者達の運命は…。



バックパッカーの若者達が殺人鬼に追い回される、スラッシャー・ホラー。
何でも実話ベースらしいが、本作は「旅する若者が殺人鬼の家にご招待～！」な何時ものアレです。ｗ
スラッシャーホラーでこういうベタな内容だと、個人的には逆に安心するなぁ！ｗ


そんな今作は、前半50分を過ぎるまで事件らしい事件は起きない。
バックパッカーの若者がひたすら旅する内容だが、正直色々起こっているとは言え前フリが長い！！！ｗ
前半はお馴染みな展開故最初は微笑ましく見えるが、流石に長いよ！！！


そして後半、ようやく殺人鬼が監禁して、そこから逃げ出す逃亡劇展開になる。
この部分はそこそこ盛り上がるし、クライマックスはそれなりにバイオレンス。
ちょっとしたアクションシーンもある…けどどうも食い足りない。

殺人鬼から逃げる展開はまぁまぁ盛り上がるけど、この時のヒロインの行動が、何か変。
拘束解いて殺人鬼をピヨらせたんだからさっさと家から逃げたらいいのに、車を探して右往左往したり、殺人鬼の家に戻ってガサゴソ漁ったり。
お前ら、逃げる気あんのか！？パニクってたとはいえ、もっとやり様はあっただろうに。
ただ、最後に生き残るやつはちょっと意外だった…けど寧ろ余計な事をしてない分、真っ当な助かり方に思えちゃうから不思議！ｗ
逃亡劇を主軸にするなら、そこら辺拘って欲しかった。
(個人的には「インブレッド」を思い出したり、こっちが先だけど。)

グロシーンも指を切り落としたり、腕を貫通した釘を抜いたりとエグいシーンはあるし、血みどろシーンもそれなりに残酷に描けてはいるのだが、直接的な描写が全く無いのでイマイチ。
ただ、お喋り多めな殺人鬼のキャラはそこそこ良かったけどね。


正直、映画自体はそこそこ見れるし、テンポも悪くないので、退屈はしなかったのだが、やっぱグロが少なかったり話に引っかかる物があったりで物足りない。
それなりにハラハラはできるけど、そこそこ止まりかなぁ…。

どうやら続編があり、そっちはかなり評判が良いので、次回に期待します。
ものすごく続編だと分からないような邦題でリリースされてるけどな！！！

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記録。
猟奇的なオジさん。

オーストラリア産『悪魔のいけにえ』とか言われちゃうと「おっ」てなっちゃうのが人の性(さが)。どうやら実際に起きた猟奇殺人事件をモチーフにしてるみたい。

惨劇の舞台はオーストラリア。
イギリス人バックパッカーの女2人と現地人の男は意気投合し一緒に旅することに。が、ある日車が故障。そこにやってきたのは1人のオジさん。この男、名をミックと言い、車の点検をしてくれるなどとても優しい。部品交換が必要とのことでミックと3人は彼の小屋に向かうのだが…。

人の皮をかぶった悪魔とは良く言ったもので、実はこういうヤツが一番怖いのかもしれない。一見優しく会話は陽気。弱っているバックパッカーたちにとって救いの神であるミック。かと思いきや端々に見え隠れする不穏。レザーフェイスやジェイソン、ブギーマンのようなマスクは被ってないが、言ってみればこの男の陽気な表情そのものがマスクなのかもしれない。

この作品、本性を表したミックのイカれた表情は非常に印象的なものの、物語がホラーとして動き出すまでがとても長い。もはや半分ロードムービーみたいなもんで、このパートがちょっと退屈に感じてしまうのが個人的には残念だったかな。

…洋画ってバックパッカーとかヒッチハイクしたりとかよくあるような気がするけど、こういう映画(しかも実話ベース)見ちゃうと、自分には絶対無理だなぁって思っちゃう。

「知らない人にはついて行かないように」
これは多くの日本人が幼少時に刷り込まれる教訓だけど、そう教えられた事に感謝すべきなのかも。

オーストラリア版「テキサス・チェーンソー」的な、、、ただ、オープニングの実話ベースって、、、やっぱり、本当にあるんか～いって事が、ブルッてしまう。続編にあたる「ミック·テイラー」既に鑑賞済みで、本作が遡り鑑賞になってます。レビュワーさんのご紹介に感謝！！旅行者導入話 : 猟奇殺人話の配合が、2 : 1なんで、やや退屈部分、増長受けあり、、、ラスト30分の盛り上がりは、実話ベース効いてるので、割と戦々恐々ですかね。続編の方が配合率あがってるんで、2＞1の印象。SWの名オープニング「long long ago～」に踊るけど、ミック·テイラーシリーズのように、、、「～actual events.」(実話に基づく、、、)は、どんより沈みますね。オーストラリアが広大なだけに、こういう辺境ドライブシチュエーション、往々にしてありそうな、、、そんな気にさせられる。これが、ピークだったりも。これにて、シリーズ抑えました。ただ、それだけですが。