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ちょっとフランス風
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『ちょっとフランス風』に投稿された感想・評価

3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2023-009 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 “メロドラマの巨匠”ダグラス・サーク監督らしいメロドラマの要素はクライマックスに一気に開花!!それまでの展開は、パラマウントのスター女優ドローシー・ラムーアが歌と踊り、そして演技で魅せてくれる映画業界のバックステージ作品、いつもとは少し違うサークの演出でラストには流石の拍手です!!

🖋️映画監督のゲイルの完璧主義のモーレツさで主演女優が降板したことによって解雇されてしまいます。そんなゲイルがカーニバルで見つけたメアリーという女性を主演女優にして自らも監督に返り咲く画策をしますが。。。そこから始まるゲイルとメアリーの恋の行方は?!、そんな物語りです。

🖋️やはり一番の見どころは前述の元ハーヴェイ楽団の歌手だったドローシー・ラムーアの歌唱力と、エキゾチックな美貌を堪能するところ。なので本格的なミュージカルシーンもふんだんに盛り込まれ、ドローシー・ラムーアの魅力に引き込まれる作品です。

😌Story:(参考: yahoo movies )
映画監督ジョン・ゲイルのスパルタ演出ぶりに辟易した主演のフランス人女優イヴォンヌが役を降りてしまったため、ジョンも監督をクビになってしまう。 ジョンは、たまたま出かけたカーニバルの見世物小屋で、ブラジル娘、中国娘、フランス娘と扮装を変えて器用に演じ分けていたメアリーという娘に目をつけて、彼女をフランス人女優に仕立てて売り込むとともに、自分も映画監督に返り咲くことを目論むのですが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『ちょっとフランス風』
・原題 :『SLIGHTLY FRENCH

・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1948
・日本公開: 劇場未公開
・上映時間: 81分
・受賞 : ※※※
・監督 : ダグラス・サーク
・脚本 : カレン・デ・ウルフ
・原作 : ※※※
・撮影 : チャールズ・ロートン・Jr
・音楽 : ジョージ・ダニング
・出演 : ドロシー・ラムーア、ドン・アメチー、ジャニス・カーター

🔸Overview (映画. com)
※※※
菩薩
4.4
「恋は偉大な芸術を誕生させる為の最も有効な起爆剤の一つである」と18世紀フランスで活躍した詩人の誰それが言ってんじゃないかって気がするが、人格の8割方がハチクロで出来ているおっさんの俺としては、片思いの矢印が堂々巡りしていく後半の展開にひたすら奇声を上げながらの鑑賞となった。

完璧主義者故に主演女優を潰してしまい自らも解雇されてしまった映画監督が、カーニバルで見つけた器用かつ美しい女性をちょっとフランス人風の女優へと仕立て、後釜にどうかとプロデューサーに売り込み再起を図る。まんまとプロデューサーはこの女優にぞっこんとなるが、女優の方はと言えば恩もある監督にほの字、彼の為にとプロデューサーに気があるフリまで演じて監督に振り向いて貰おうとするのだが、エゴイスト過ぎる監督にはどうも思いが届きそうに無い…。なんて思っていたら、監督は監督で急接近し出した二人の関係を良く思わず嫉妬心を覗かせ、結局それが元で彼女が偽物の女優であると言うことが世間にバレてしまう事になる。ちなみに監督の姉はプロデューサーに惚れていて、尚のことややこしい感情の交錯が歯痒さを演出する。

ストーリー自体がそんな感じで猛烈に面白いが、映画内映画のミュージカルシーンも普通に見事で驚いてしまう。が、サーク自身はこの作品について「よく覚えていない…」と語っているらしい、どやさ。ここに来て堂々と吾輩は脚フェチである宣言まで飛び出す貫禄あるエッチぶり。開始2秒で太腿映画大賞ノミネートを果たす幕開けと言い、素敵やん過ぎてちょっとムカつく締め方と言い最高オブ最高。鏡の多用に最後まで姿を見せぬがスピーカーの向こう側に確かに存在している「JB」なる大物スポンサーも効いている、あのJBでは無いらしい。後どうでも良いがドン・アメチーはやはりセルヒオ・ラモスに似ている。
ダグラス・サークはメロドラマのイメージが強いが、こうしたスクリューボール・コメディ(変人喜劇)も撮るんだなぁ。
けれども女性キャラの心情描写に傾くので、やはりメロドラマ的だ。

冒頭、映画撮影のシーンから始まる。
完璧主義が原因で主演女優と揉めて干された映画監督を、『コクーン』のお爺ちゃんドン・アメチーが演じる。この時は若いしイケメン。
作品完成のため新人女優の発掘と同時に、彼女を使ってプロデューサーを納得させる策略に出る。
目的のため、都合よく女性を扱うエゴイストだ。

ベテラン女優も音を上げるエゴイストの完璧主義者。
彼のシゴキに耐えるドロシー・ラムーア演じる新人女優。実は彼が好きなのだ。
前半は『マイ・フェア・レディ(ピグマリオン)』に似た展開。

後半は映画制作と監督への返り咲きのために、プロデューサー相手に色仕掛けを女優に指示。
自己中過ぎる振る舞いだが、女優も勝ち気でサバサバしているので余り哀れ感はない。
自分で色仕掛けを指示しておきながら、プロデューサーと女優が昵懇になることに嫉妬する監督。
コメディとしての担保は取れている。

蓮實重彦教授がスクリューボールにおける厳格なルールとして、三角関係で振られる恋敵は、喚かず騒がず乱心せずに潔く引き下がらなければならない。と、いうような趣旨を書いていた気がする。
そうでなければハッピーエンドにならない。
本作でも利用されたプロデューサーは被害者なのだが、潔く引き下がる。
乱心して自殺などしたら、残された2人は一生傷を負うだろう。当然、恋も上手くいくまい。
それだと悲劇になるし、文学的だ。
夏目漱石の『こころ』になってしまう。
つまり、コメディの恋敵は文学の人物より心が強い。
厳しい現実を受け止め、尚且相手を祝福する技量があるのだ。
そう考えると、よっぽど主人公たちより人格者だ。
何しろ、主人公は自己実現のために他人を利用するクズ野郎なのだ。

冒頭のシーンに合わせるように終わるラストカット。
最後に映るのは、カメラの前で微笑むプロデューサー。
その姿は、この話の真の監督は彼であるかのようだ。
主役カップルの未来をコントロールできるのは、実は振られ役なのだ。

『ちょっとフランス風』に似ている作品

彼奴(きやつ)は顔役だ!

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

4.0

あらすじ

第一次大戦の終わり、アメリカ帰還兵のエディは、自動車の整備工として復職する事を夢見ていたが、職にありつく事ができずタクシーの運転手をしていた。そんな彼があるきっかけにより密造酒の運搬を始め…

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