ちょっとフランス風の作品情報・感想・評価

「ちょっとフランス風」に投稿された感想・評価

dita

ditaの感想・評価

5.0
ファーストカットからなにこれ素敵、満点!となり、その後もずーっとなにこれ素敵、満点!が続き、ラストはなにこれーまんてんーわーーー!ってなった、マジでなった。観てすぐ貸してくれた方に「めちゃおもろい!」って連絡した。夜やったのにごめんなさい。

ていうかなんやのあのミュージカルシーン、劇中劇でっせ。あれだけで普通に作品作れまっせ。と普段は使わないベタな大阪弁が出るほどうっとりしますねん。どれもこれも映画ですねん。

全てのエピソードがちょっとどころじゃなく面白くて全てのカットがちょっとどころじゃなく格好良くて、全てのシーンにちょっとどころじゃないくらいにときめく。恋模様だけじゃなく映画そのものに。サーク先生、あなたはいったい何者なのですか。
あー

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4.5
フランス映画を撮影中に演技指導が厳しすぎて主演女優が降板したことの責任を取らされ解雇された完璧主義者の監督が無名のアメリカ人の女性を「ちょっとフランス風」に仕立てて撮影の続行を試みる!
恋心を利用して陰謀を成功させようとしてたのに途中からそれに振り回されたり、どれだけ完璧な人と出逢おうと欠点だらけの人を愛しちゃう
思いや行動が複雑に交錯してるけどそれをテンポ良く分かりやすく80分で上手く纏めた脚本が凄すぎ
映画内映画でのダンスシーンも圧巻
相変わらずサークがつくるメロドラマは完成度高い
ラストシーンが超ロマンチック!!
lemmon

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4.2
タイトルから好き🥰。
ちょっとね、ちょっとだけね。


「ピグマリオン」を思わせる初めは違う目的から近づいた男女が、気づくと惹かれあい恋愛に発展する。男は初めは気づかない。そして、想う「見慣れていたが、いないと、、、」。

ロマンティック🥴。

個人的に好みではないヒロインの女優が、それ通り越して魅力的にみえた魔法。


フランス映画ストレスといったところを逆手に取ったようにも。
恋愛についても理屈抜きで楽しむ傾向を感じ、それが粋に映るように想う時があるが、ちょっとフランス風に、好きになったらしょうがないを、小粋に描いた作品にようにも。

ちょっとミュージカル入れてたり😏。


最高でした!
これは好き😆。
菩薩

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4.4
「恋は偉大な芸術を誕生させる為の最も有効な起爆剤の一つである」と18世紀フランスで活躍した詩人の誰それが言ってんじゃないかって気がするが、人格の8割方がハチクロで出来ているおっさんの俺としては、片思いの矢印が堂々巡りしていく後半の展開にひたすら奇声を上げながらの鑑賞となった。

完璧主義者故に主演女優を潰してしまい自らも解雇されてしまった映画監督が、カーニバルで見つけた器用かつ美しい女性をちょっとフランス人風の女優へと仕立て、後釜にどうかとプロデューサーに売り込み再起を図る。まんまとプロデューサーはこの女優にぞっこんとなるが、女優の方はと言えば恩もある監督にほの字、彼の為にとプロデューサーに気があるフリまで演じて監督に振り向いて貰おうとするのだが、エゴイスト過ぎる監督にはどうも思いが届きそうに無い…。なんて思っていたら、監督は監督で急接近し出した二人の関係を良く思わず嫉妬心を覗かせ、結局それが元で彼女が偽物の女優であると言うことが世間にバレてしまう事になる。ちなみに監督の姉はプロデューサーに惚れていて、尚のことややこしい感情の交錯が歯痒さを演出する。

ストーリー自体がそんな感じで猛烈に面白いが、映画内映画のミュージカルシーンも普通に見事で驚いてしまう。が、サーク自身はこの作品について「よく覚えていない…」と語っているらしい、どやさ。ここに来て堂々と吾輩は脚フェチである宣言まで飛び出す貫禄あるエッチぶり。開始2秒で太腿映画大賞ノミネートを果たす幕開けと言い、素敵やん過ぎてちょっとムカつく締め方と言い最高オブ最高。鏡の多用に最後まで姿を見せぬがスピーカーの向こう側に確かに存在している「JB」なる大物スポンサーも効いている、あのJBでは無いらしい。後どうでも良いがドン・アメチーはやはりセルヒオ・ラモスに似ている。
out1

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5.0
ロマンティックコメディとしても最高なんですけど、恋愛の残酷さが根底に流れていて、泣きそうになった。
表現を追求するあまり、身勝手でエゴイストな映画監督ゲイル。

誠実で優しくて女性を幸せにできる、地位もお金もある、長身イケメンプロデューサー・ダグ。
ヒロイン・メアリーはダグから愛されるが、彼女はゲイルを愛しているので、ダグを愛せない。

恋愛な無根拠な残酷さ。ラブロマンスに内包する切り捨てられる人間の切なさ、世界の残酷さを見事に表現している。

撮影されているミュージカル映画の舞台セットはフイルムノワールを想起させるような陰影の深さ。
そんな所にも、ハリウッドに影をもたらしたのは、ドイツ人監督たちの1人であることが伺える一品。
アノ

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4.1
サーク流『ピグマリオン』。

室内のクレーン撮影がキレキレ。
大物スポンサー「JB」が声だけでいっさい姿を表さないのも面白い。

劇中劇「パリの10日間」のレビューシーンはモノクロ画面と陰影のきつい撮影を活かしたダーティな雰囲気が素晴らしい。
しかし何よりラストシーンが最高!
なんとロマンチックなキスシーンであることか!
蹂躙

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5.0
脚本と人物造形が最高。最高のラブコメ!

奔放でガサツだけど才能があって魅力しかない主人公は伊藤美誠を思い出した。こういう人大好き。
アメチーは「眠りの館」でも冷たい感じだったけど、コメディちっくな冷たさもすごく合ってた。

二人がくっつくのが嬉しすぎる。ワイルダーのラブコメの上を行った。

劇中映画もちゃんと美しい。でもパリにギリシャ建築?

I'll be French as french fries.っていう台詞が好きだった。ブロードウェイのdvd全体的に翻訳が微妙。
pika

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5.0
めっちゃ面白い!!サークは感情をガシガシに揺さぶるメロドラマのイメージが強いけど、「僕の彼女はどこ?」などの軽快なコメディも失神するほど面白い!
ミュージカル映画の撮影で始まるオープニングからむちゃくちゃ粋で「彼は偏屈で完璧主義者の映画監督で・・・」なんてモノローグ的な部分を華麗なる映像演出で表現し、あれよあれよとグイグイ引き込まれていく!

キャラクター造形がとにかく愛くるしくて「彼に恋するなんて冷蔵庫に恋するのと同じよ」と姉に言わしめる仕事の鬼っぷりが過度過ぎてクビになってしまったり、映画のためにスカウトした女の子は彼のためにとたゆまぬ努力を重ね、アメリカ人なのに片言フランス訛り英語で見事フランス女優に大変身!てなコミカルな展開が最高。
いがみ合いながら大切な存在へと近づいていくロマコメ王道展開を軸にしながら散りばめられた軽妙なギャグがこれでもかとマッチしていて飽きる暇がない上、中盤のミュージカルシークエンスのカッコよさは昇天ものの圧巻な映像美!個人的にモノクロの黒強めなバッキバキな映像がツボなのでモノクロ芸術の至高とか言いたくなるくらい素晴らしくて胸がいっぱいになった。感動。。

恋に気付くシーンと恋を取り戻すシーンが伏線のように繰り返されていてニクいほど素敵だし、クルクルと切り替わるシーン転換も相変わらず楽しくて、魅力しかない最高の80分。笑えて感動してむちゃくちゃ素敵な大傑作!