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水の話
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『水の話』に投稿された感想・評価

tetsu
2.5
ゴダールリバイバルの流れで地元の図書館に本作を発見し、鑑賞。


[あらすじ]

浸水していく町を横目にパリの学校へと向かう女性。
通りがかった青年の車に乗せてもらう彼女だったが……。


[概要]

実際に洪水が起きたパリの町で、トリュフォー監督が撮影したものの頓挫してしまった素材を、ゴダール監督が使って完成させた短編。

当時はジャック・ドゥミ監督の『ローラ』と併映されたとのこと(DVD付属の解説書による情報)。

同DVDに収録された短編の中では、もっとも理解が難しい作品だった。

というのも、本作は本筋が見えづらく、散漫とした語りや展開が続くため、印象としては『勝手にしやがれ』の初見と同じような困惑が残った。

しかし、前述した製作経緯など含め、DVD付属の解説書を読むと、それも納得。

トリュフォー監督の撮影素材に、ゴダール監督が洪水した町を捉えた報道映画の映像を加えることで完成させたという事情を知ると、散漫な印象は仕方がないようにも感じた。

特に印象に残ったのは、主人公が「逸脱によって主題を語ること」を、車が全く進まない状況を例に語るナレーション。

それはまさしく、ゴダール監督の作家性を的確に表しており、本作においては、撮影素材の欠陥に対する言い訳にもなっているのが面白かった。

また、エンドクレジットをセリフで行うというトリッキーさにも、クラクラした。


【Next Movie's HINT】
>>ヌーヴェルヴァーグの映画たち>>
杜口
4.0
短いけど結構見応える。

映像自体は空撮以外トリュフォーが撮ったものだが、ナレーションと音楽付け加えて、ゴダールが編集してしまえば、ゴダールそのもの。
ジャズのかかった空撮のシーンに突如切り替わる演出などかっこいい。
短編だからかゴダールの思弁的なとこが薄めで、単純な映像と音の快楽に飲まれる。

ゴダール本人の作った予告編とかが好きな自分は結構好きな作品。
sonozy
3.5
1958年 仏 短編(18分)
原題: Une histoire d'eau(A Story of Water)
ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー共同監督
(トリュフォーが即興的に撮影した未完のフィルムをゴダールが編集)

アルプスの雪解けで大洪水となったヴィルヌーヴ村に暮らす女の子。
いつもはパリまでバス通学しているが、長靴とボートを借りてバス停まで向かってみる。

バスが出ないと聞き、ヒッチハイクし、自慢のフォード車を運転する男(ジャン=クロード・ブリアリ)とパリに向かう。
案の定、途中で仲良くなっちゃいつつ、最後は車をあきらめ歩いてパリへ。

サイレント映画時代のドタバタ喜劇で有名なマック・セネットに捧げられているという事で、テンポのいい映像、共に切り替わる音楽と、全編 女の子のナレーションという演出が何とも楽しい。
実際、大洪水なのでかなり大変な状況だったはずなんですが...笑;

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