ちょうどクリストファープラマーさんが亡くなったというニュースを耳にした前の日にこれを観てました。

リメイク版ということでシオドマク監督と見比べていましたが、アルコール中毒の家政婦さんは本家エルザランチェスターの呑気な雰囲気が好きでした。



またこちらのリメイクはジャクリーンビセットを見れるだけで満足できましたが、テンポと不気味さはオリジナルに及ばないのかな。

それにしても、ジョンフィリップロー怪しすぎ...

ロバート・シオドマクのオリジナル版と同じ設定のコリンソン版。ジャクリーン・ビセットは口がきけない。前作と比べなければ楽しめる。
新宿東映バラスにて。

斬新なカメラワークと、光と影を激しく印象的に捉えた映像が見事なスリラーの秀作。

怪しい人物がたくさん出てくるため、犯人が誰でも驚きはしないが、逆に言うと犯人が誰かはわからない。

伏線やミスリード、恐怖を煽る演出などがコンパクトに凝縮されていて飽きることない。
特に螺旋階段を中心にした、構図の斬新さは観ていて芸術のよう。

障碍者差別への批判という設定も、当時としては先鋭的であったのだろう。

俳優陣の演技も見応えある。