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捕えられた伍長
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『捕えられた伍長』に投稿された感想・評価

菩薩
4.5
オモロ過ぎる、ルノワールベストでは。しかもなんも書きたい事がねぇ、皆よくレビューを書けると感心してしまう。「コント、こんな脱走は嫌だ」でしか無いがコント一辺倒にならない為のキャラクターがビシッと映画を締め彼等が本当に命のやり取りをしている事を痛感させてくれる、あのカウントダウンからの銃声は痺れる。ただ基本的には終始笑える、扉開けたらアヒル入って来ちゃうとことか最高だし歯医者のくだりも好き過ぎる。たぶん『のらくら兵』→『大いなる幻影』→これで観た方が余計に面白い。戦争を実際に知る人間だからこそ撮れるペーソスとユーモア、最後マジで『キッズ・リターン』じゃない、最高。駅で巻き添え喰らって膝撃たれちゃうニキに幸あれ。戦争に英雄はいないってのは一貫した主張なのでは。
4.5
大脱走よりも寧ろ『第十七捕虜収容所』で、捕虜とは思えない楽観性を波及させているがベッケルやブレッソンのような緊張感も持ち合わせている傑作。単独脱走を試みる元士官が外壁まで到達したかを知るため、収容所内でひたすら秒読みを続ける男たちへの接写(直後の銃撃音)は抜歯シーンからの落差によって活きるわけで。
ルノワール作品には決して完全な「悪」が登場しないことは周知の通りであるがここでも捕虜は無論、監視や哨兵でさえ彼らは自身の責務を全うしているのであって、あの素晴らしいとしか言いようのないラストを目にして確信するのは結局『大いなる幻影』から何一つ変わってないと確認し得た深い安堵感なのだ。
龍馬
3.8
いい映画なのに、ジャケ写真がないのでね。

ジャン•ルノワール監督の遺作。

ルノワールと聞けば思い浮かべるのは、フランスの印象派の画家。そう、息子が撮った作品。

『大いなる幻想』『ピクニック』『フレンチカンカン』など撮った監督ですが、興業的にはイマイチな作品が多く、巨匠になりきれなかった感じがします。

タイトルにある伍長と言えば、最も低い階級で、会社で言えば、リーダーか係長クラスあたりか。

1940年。ドイツとの戦争に敗れたフランス。

戦争が終わったので、フランス人捕虜達は、家に帰れるのかなぁと思っていたら、そのまま収容所で働かせられる事になる。

映像は本当の戦争シーンとモノクロ映像を組み合わせて作られ上手く出来ている。

伍長は、元部下達と一緒に、脱走を企てる。しかし、何度も脱走を繰り返すが、ことごとく失敗に終わる。

5度も脱走出来るほど、収容所の設備や監視が弱いので、緊張感のない笑える脱走映画になっています。

仕事をサボっていても、さほど怒られない。脱走して捕まっても刑罰が甘い。トイレにも歯医者にも自由に行ける。

まるで、志村けんのドリフのコントを観てるようで笑える。

失敗続きで、部下達は諦めモード。
しかし伍長だけは、諦めない。
そして6回目の脱走を試みる。

フランス人の姿を伍長に見立て、自由を求めて、生きる喜びの素晴らしさをコメディタッチで描いた反戦映画。

ラストシーンが印象的。

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