捕えられた伍長の作品情報・感想・評価

『捕えられた伍長』に投稿された感想・評価

脱走ものはだいたい面白いんだが、抜きん出ていた。第二次大戦下、ドイツ軍に捕らわれたフランス軍伍長が幾度も幾度も脱走を繰り返す話。

決して暗い悲惨な世界だけに陥らず、コミカルを交えながら、自由と生へ…

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4.2
映画に理屈はいらないという悟り…
言い換えれば、諦めに満ちている。
軽いのか重いのかわからない感覚の豊かさ。

ルノワールって、予算のためか知らないけど、最後はカラーからモノクロに戻ってきてたんだね。それであのラストに映るセーヌの、早朝の時間の人気のない都市に立ちこめる新鮮な空気の感触を、画面に残していった。…

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シニカルなコメディ、月夜の光、あっさり成功。緊張と緩和。おもしろい。
濱口さん三宅さんの解説つき。観る解像度が高すぎる。
r
3.7


夜中にヒッソリ脱走しようとしてドアを開けたら「どうも」って感じでゾロゾロあひる達が入ってきちゃうところ、シュールで最高だった

ゆるゆる脱走劇なのだけどほろ苦い。
バロシェ…

濱口竜介監督×三宅…

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生活
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これまで見た脱走映画の中でも捕まる回数が一番多かったかも。戦争なのにどこかのどかなのは西部戦線なのもあるだろうか。

ラスト近く、奥から二人が丘の上上がってくるショットで、『大いなる幻影』の国境を見やるシーンが思い出されるが、ここで彼らが見るのはフランス人とロシアで亭主を殺されたドイツ人のカップル。

「土地を取り…

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濱口監督、三宅監督のトークイベント付き。
簡単に脱獄しては捕まって、収容所に慣れることを繰り返す。

画面外の音の使い方の極み。
ディープフォーカス。めちゃくちゃ面白いのに捉えどころか無い不思議。
4.0
このレビューはネタバレを含みます

+濱口竜介監督、三宅唱監督トークショー。

面白すぎ。常々流動性を帯びる画面は兵隊の隊列から、訓練、はたまたトイレ(大)ともシンクロし、脱走は必ずその画面を支配する流れを逸れるか分け入るかのようにし…

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お
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捕虜たちがグループわけされるときに3人組がどうしても一緒になろうとするとこが超すき!普段出会うことのない人たちが繰り広げる会話。だから安二郎の映画ではあんまりない親しさで声かける人たちがいるんだな。

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