脱走ものはだいたい面白いんだが、抜きん出ていた。第二次大戦下、ドイツ軍に捕らわれたフランス軍伍長が幾度も幾度も脱走を繰り返す話。
決して暗い悲惨な世界だけに陥らず、コミカルを交えながら、自由と生へ…
ルノワールって、予算のためか知らないけど、最後はカラーからモノクロに戻ってきてたんだね。それであのラストに映るセーヌの、早朝の時間の人気のない都市に立ちこめる新鮮な空気の感触を、画面に残していった。…
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夜中にヒッソリ脱走しようとしてドアを開けたら「どうも」って感じでゾロゾロあひる達が入ってきちゃうところ、シュールで最高だった
ゆるゆる脱走劇なのだけどほろ苦い。
バロシェ…
濱口竜介監督×三宅…
ラスト近く、奥から二人が丘の上上がってくるショットで、『大いなる幻影』の国境を見やるシーンが思い出されるが、ここで彼らが見るのはフランス人とロシアで亭主を殺されたドイツ人のカップル。
「土地を取り…
+濱口竜介監督、三宅唱監督トークショー。
面白すぎ。常々流動性を帯びる画面は兵隊の隊列から、訓練、はたまたトイレ(大)ともシンクロし、脱走は必ずその画面を支配する流れを逸れるか分け入るかのようにし…