捕えられた伍長
監督:ジャン・ルノワール
製作:1962年
同監督の代表作『大いなる幻影』と同じ脱走という主題を扱いながら、その評価を乗り越えようとした作品というように感じた。第一次世界大戦と第…
脱走ものはだいたい面白いんだが、抜きん出ていた。第二次大戦下、ドイツ軍に捕らわれたフランス軍伍長が幾度も幾度も脱走を繰り返す話。
決して暗い悲惨な世界だけに陥らず、コミカルを交えながら、自由と生へ…
ルノワールって、予算のためか知らないけど、最後はカラーからモノクロに戻ってきてたんだね。それであのラストに映るセーヌの、早朝の時間の人気のない都市に立ちこめる新鮮な空気の感触を、画面に残していった。…
>>続きを読む
夜中にヒッソリ脱走しようとしてドアを開けたら「どうも」って感じでゾロゾロあひる達が入ってきちゃうところ、シュールで最高だった
ゆるゆる脱走劇なのだけどほろ苦い。
バロシェ…
濱口竜介監督×三宅…
ラスト近く、奥から二人が丘の上上がってくるショットで、『大いなる幻影』の国境を見やるシーンが思い出されるが、ここで彼らが見るのはフランス人とロシアで亭主を殺されたドイツ人のカップル。
「土地を取り…