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収容病棟
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『収容病棟』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

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食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す食う寝る出す…を死ぬまで繰り返すのって本来は途方も無く絶望的な作業なわけでただそれだけで気が狂っても不思議は無い筈だけどなんでかみんな平気なフリをして生きていけるのはどうしてなのか。明らかに「治療」を目的としている筈は無いであろう劣悪な環境の中に押し込められる「異常者」達と外の世界のそうで無い者達との間にどんな差異があり、鉄格子の中と外の世界との間にどんな隔たりがあるかも分からないが、この映画の中にはただ単純な地獄が存在している。思わずどんな臭いがするのだろうと鼻をひくつかせてみたり、明日からも続く日々を思いやはり途方に暮れてみたり、どこでどうやっていくにしたって苦痛でしか無い毎日を思ってみたり。ただ思ったよりダメージは少なく、思ったよりあっけらかんとしている自分に驚いている、諦める方が楽なんだろうね、やっぱり。
OASIS

OASISの感想・評価

3.4
中国の雲南省にある精神病院で生活する患者達の日常を追ったドキュメンタリー。

精神病患者を4時間も観続けるというのは、こちらまで精神的に参ってしまうくらい辛いのだろうと思っていたが、意外と見所は多い。
今にも「ありの〜ままで〜飛び出してみるの〜」と歌い出しそうな格好(全裸)で室内を闊歩したり、部屋の中や外でションベンを垂れ流したりして患者達の次の行動が全く読めない。
本能の赴くまま同じ言葉を連呼し続けたり、とにかく良く脱ぎ、自由や愛を望む歌を唄う彼らにはまさしく「ありのまま」という言葉が相応しい。
これはワン・ビン版の「アナ雪」だったのだ!(言い過ぎか)

「20週走るぜ!」と言いながら全力疾走した後に「疲れた・・・でも後1周!」と再び走り出したり、壁にオシッコをしようとして立ち上がったものの、結局出ずに布団に入ったりするのを見て「結局すんのか〜い!せえへんのか〜い!」とすっちー&吉田のコントの様に心の中でツッコミまくりながら前半は楽しく観ていた。
カメラは終始鉄格子の中からただただ病棟の日常の様子を映していて、患者達の視線が居心地の悪さを感じさせるし、風景はその臭気が画面から匂い立ってくる様で、特に食事シーンのえげつなさは群を抜いていてリアルに「オエッ!」とえずいてしまうほどに気持ち悪い。

後半からは病院の外側から見た風景も描かれるが、雲南省の街並みが驚く程何も無くて「オラこんな村イヤだ!」と思わず叫んでしまうくらい殺風景。
同じくワン・ビン監督の雲南省に住む子供達を描いた「三姉妹〜雲南の子〜」は未見だが、これから観るとなるとこの映画の風景を思い出して何かと辛い。
もともと精神病院は郊外に隔離されて建てられている事が多いが、あそこまで周りに何も娯楽が無いと施設に入所して同居人とワイワイやっている方が楽しそうに見えてくるから不思議だ。

そこに暮らしている患者達も、全員措置入院(自分から志願した訳では無い)から驚きだが、暴力沙汰を起こした前科者から軽度の者まで一緒くたにして囲っているとはなんたる恐怖。
ある患者がボソっと呟いた「ここに居たら精神病になっちまう」という言葉が映画のテーマを物語っていると思う。
だが、劇中では喧嘩や暴力の匂いは一切せずに患者達の距離が近く仲睦まじい様子が描かれていた。
一ヶ月〜20年と幅広い収容年数の人たちが居るにも関わらず、新規入所者はごく自然に施設内に溶け込んでいるし、それはもう穏やかなコミュニティが築かれている様に見えた。

ただ、男性病棟が中心に描かれていて女性病棟は鉄格子の中からしかうかがい知る事が出来なかったので、今度は女性目線からも観てみたいと思った。
そうなると色々アウトな描写が連続しそうだが、そこもまた「ありのまま」描く事を徹底して欲しい。

前編で脱落した人もちらほら居たようで、自分もスクリーンだからこそまだ観れたが、流石にDVDだと4時間集中力を持って観続けるのは困難をきわめる。
患者が何かしらアクションを起こすのを待っている余白の時間もかなり多いので、もし観るなら劇場鑑賞がマストかと思われます。

@第七藝術劇場
退院してもやることがなく、瓦礫の道をただ歩いていく男。

夜間でも通路が仕切られているだけで、ブラブラしている人がいる。花火があがったのは旧正月?

なぜ4時間なのか。3時間でも5時間でもなく、4時間なのは、ちゃんとワン・ビンに必然があったのか。取捨して、絶対に必要なカットをすべてつないでいったら、この長さになったのだろうか。

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