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セデック・バレの真実
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『セデック・バレの真実』に投稿された感想・評価


霧社事件その後を描いたドキュメンタリー。期待していたが残念な出来。しかし資料価値は滅茶苦茶高い。

本作の主題である霧社事件についてある程度の知識がないと全く理解できないと思う。多少の注釈がつくが、かなりあっさりしてるので予備知識無しでは無理。最低でも『セデック・バレ』。出来れば霧社事件研究本を読んでおくと楽しめる。


凄惨を極めた霧社事件の後日談が描かれる。『セデック・バレ』エピローグと言うべき作品なのかも。メインは第二霧社事件。霧社事件の残党狩りを日本政府がやった事件で、対立する部族同士を煽り自らは手を下さず殺害する様は胸糞が悪くなる。アメリカがインディアンに、ドイツがユダヤ人に、オーストラリアがアボリジニにした様なことを日本は高砂族にしていたのである。民族の誇りを汚され、自らの言語を失ったが(セデックの言葉を理解する者はどんどん減っている)その加害者から植え付けられた社会で生活するしかない彼らの静かな怒りと苦悩が伝わってくる。

霧社事件の真相を関係者から聞き出すパートとセデック族発祥の地を探るパートのリンクが上手くいってないのでラスト30分が冗長で苦痛だった。ラストはいいんだけどなあ。
Rin
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当事者の子孫が語る「霧社事件」と事件のその後──1930年に起こった台湾原住民による抗日反乱「霧社事件」について、事件の当事者の子孫たちが語る。マヘボ社の頭目モーナ・ルダオを始めとる蜂起メンバーの子孫だけでなく、同化政策の成功例とするために日本人教育を受けさせられたセデック族の花岡一郎・花岡二郎の子孫や、日本人警察の霧社分室主任だった佐塚愛佑の子孫の証言も含まれており、さらに研究者のコメントも挿入していくという、非常に分厚い取材録だった。

魏徳聖(ウェイ・ダーション)『セデック・バレ』2部作で描ききれなかった部分の補稿という意味でも充実しており、日本軍がタイツァ社を唆してセデック族を同士討ちさせた第二霧社事件や、セデック族生存者の川中島遷移についても知ることができる。『セデック・バレ』は血の沸き立つアクション映画として素晴らしい完成度だが、本ドキュメンタリーとお互いに補い合って1つの全体像を示しているように思えるので、『セデック・バレ』を観たことがある方には是非観ることをおすすめする。2時間半超えのランタイムでちょっと長いが、これは証言者が豊富なのと監督の“気持ちを込めました”的シーンが結構あることによるもので、この事件の性格を持ってすれば余裕で許容できる上映時間だと思う。

『セデック・バレ』2部作の監督魏徳聖は本作ではプロデュースに回っており、同作で録音を担当した湯湘竹が監督を務めている。魏徳聖が『セデック・バレ』のクランクイン直後に湯湘竹に話を持ちかけ、もともと霧社事件に興味がありドキュメンタリー作家としての顔もあった彼が即答で賛同したという制作経緯らしい。
2.5
セデックバレ2部作だけを観ただけでは知り得なかった、霧社事件のその後の事についてのドキュメンタリー。
構成や話の繋ぎ方がばらばらな上、ドキュメンタリーなのに妙にスピリチュアルな演出が合間に挟まれていて冗長に感じた。

ただ、今では資料も語る人も少なくなってきている中で、霧社事件を風化させないという意味では、子孫や関係者のインタビューは貴重な証言映像になりそうではある。

事件そのものを中国の反日教育の材料として、モーナルダオを英雄扱いにしていたり、第二の霧社事件について詳細に語られていて、2部作の重さに追い討ちをかけるようにしんどい気分に。

現代に生きている若いモーナの子孫が太りすぎてて、ちょっと気になった。
少しは節制しなさいよw

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