久し振りに「邦題、こんなんで委員会」の委員長として物申すけど、何この「アリババと40人の盗賊」みたいな邦題は？

原題は"Kill Me Three Times"。
アリスという女性が3回も殺されそうになるお話。

ジャケットにあるような、6人の悪党というのも明らかにミスリード。別に全員悪党っていう訳じゃないし。＊注意！この中で生き残るのは2名です。っていうキャッチコピーが意味不明。誰も生き残るのは誰なのかなんて聞いてねーよ。何のネタバレ？

邦題もジャケットもズレにズレている。
因みに映画の中身もズレている。

海沿いの町イーグルズ・ネスト。バーを経営しているジャックは、妻アリスの浮気を確信し、殺し屋のチャーリー・ウルフ（サイモン・ペッグ）に妻の殺害を依頼する。時を同じくして、借金返済に行き詰まった歯科医のネイサンとその妻ルーシー（ジャックの妹）は兄嫁アリスをルーシーに見せかけて殺害し、多額の保険金を手に入れようと計画していた。

あれ？
あらすじの方が面白いやん。

小洒落た演出。
時系列を並び替えた群像劇としての見せ方。
悪くはないけど、良くもない。

アリスをルーシーに「見せかけて」殺すという説明がないので、ずっとネイサンとルーシーは何故アリスを殺そうとしているのかがわからず、何を見せられているのか、観客は置いてけぼり。

肝心の殺し屋チャーリーは、前半は完全に傍観者で、事の成り行きを双眼鏡で覗いているだけ。

つまり、観客と一緒。
全くキャラクターとして機能していないので、せっかくサイモン・ペッグを起用しているのに、実に勿体無い。

どいつもこいつも不倫してばっかりで、クズばかりだしなぁ。

この映画で唯一おっ！と思ったのは、クリス&リアム・ヘムズワースの長兄、ルークが出ていた事ぐらい。お兄ちゃん、意外と小柄！ゴリラ顔！マーク・ウォールバーグのお兄ちゃんと言われても信じるレベル。

一応ブラックコメディだが、サイモン・ペッグが渋い殺し屋風なので、いまいち弾けきれていないのが残念。

アリスがめっちゃタフ。
オーストラリアの海岸沿いの景観が美しい。
出てくる感想はそれぐらい。

• #2019akirunaway
• #邦題、こんなんで委員会

上映中、何度も足を運ぼうとするもレビューの酷評が脳裏をチラつき結局ここまで見るのが遅れた曰くつき映画。。


いや～、こうして見ると、映画って難しいですね。

サイモン・ペッグっていう最高の役者に、タランティーノのような時間軸マジック（死に間際から始まる）に、ガイ・リッチーのような一つのテーマ(今回はお金)で複雑に人間関係を絡めているのに……全然面白くなってないんですもん。

逆に優秀な監督さん達を改めて尊敬する事ができましたよ。

でも、何でコレ、面白くなんでしょうね。
まず裏切りの連続と謳いながら裏切っていない展開が大半を占めてます。あと、他の映画と比べて絶対に音楽のセンスはないですよねぇ。そしてテンポがあまりにも単調すぎる。。

せめてサイモン・ペッグをキャスティングしたんだからもっと持ち味を活かせるような設定にできなかったものなんですかねぇ～！！非常に残念映画。生き残った２人も普通！！！

• #片腕２０１５年公開映画
• #片腕カリコレ２０１５(全４０作品)

64点

U-NEXTで👀
直前にシリアスな「現金に体を張れ」を観たのでユルい本作をチョイス🎬
安定のサイモン・ペグ主演のクライム・コメディ😃

殺し屋のチャーリー...😎
彼は、若い男ディランと不倫をしている妻アリスの殺害を、夫のジャックに依頼される🙏
時を同じくして、悪徳警官ブルースに借金がある歯科医のネイサンと妻ルーシーは、ブルースを殺害し、罪をアリスに着せようと画策していた...🤭

チャーリーと6人のろくでなしたちが繰り広げるお話しは三部構成🎬
そして前のパートの謎解きも兼ねて展開するような仕掛けのストーリー🤔

一見平和そうに見えるけど、イカれた奴しかいない街で繰り広げられる、ブラックユーモアに溢れる犯罪劇の結末は...🤭

ところで、ジャケ写には「注意！この中で生き残るのは2名です」とネタバレもどきのコピーがあります👥

はたして、騙し騙されて最後に笑うのは誰なのか...皆さんには分かるでしょうか🤗