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PK
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目次

PKの作品紹介

PKのあらすじ

留学先のベルギーで大失恋し、今は母国インドのTV報道局で働くジャグー(アヌシュカ・シャルマ)は、ある日地下鉄で黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男(アーミル・カーン)を見かける。チラシには神様の絵に「行方不明」の文字。興味を持ったジャグーは、「PK」と呼ばれるその男を取材することに。「この男はいったい何者?なぜ神様を捜しているの?」しかし、彼女が男から聞いた話は、にわかには信じられないものだった―。いまだ世界中で巻き起こる社会問題に鋭くメスを入れつつも、自分の人生に迷うすべての現代人のターニングポイントにきっとなる、笑いも涙も詰まった珠玉のドラマ。

PKの監督

PKの出演者

原題
P.K.
製作年
2014年
製作国
インド
上映時間
153分
ジャンル
ドラマコメディ
配給会社
REGENTS

『PK』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.1
 辺り一面何もないインドの砂漠地帯ラージャスターン州、停車駅のない場所に遠くから列車がやって来る。この地の空には大きな雲が湧き出し、ゆっくりと地上へ降りて来る。雲の切れ間からはかすかに宇宙船らしき物体が見える。ハッチが開き、全裸姿の宇宙人(アーミル・カーン)が出て来る。地上に降り立った宇宙人のしばしの感慨の後、線路沿いを歩く1人の男は全裸姿の男をただただ不気味がる。目が合う男同士の距離は数十m。宇宙人は全裸で全力疾走し、彼の目の前で立ち止まる。ジリジリとした沈黙の後、男は宇宙人の首にかけられた緑色に点滅するアクセサリーを引きちぎり逃走する。線路内を全力疾走する男はそのまま貨物列車の最後尾に飛び乗る。呆気に取られた宇宙人も彼の姿を追うものの、男から奪うことが出来たのはラジカセだけだった。その緑色のタイマーこそは、宇宙船を呼び戻すリモート・コントローラーに他ならない。リモコンが無ければ、地球から祖国へ変えることは叶わない。到着早々、絶望的な思いに駆られた男には更なる試練が待ち構える。一方その頃、ベルギーの古都ブリュッヘでは一人の女ジャグー(アヌーシュカ・シャルマ)が足取りも軽やかにペダルを踏む。心待ちにしていたボリウッドの大スターであるアミターブ・バッチャンの朗読会。意気揚々と階段を駆け上がった彼女は売り切れの文字に心底落ち込む。仕方なくダフ屋に声をかけるが、その場に居合わせた青年サルファラーズ(スシャント・シン・ラージプート)と口論になる。だがこれが運命の恋の始まりだった。

 前作『きっと、うまくいく』では恋と友情の大学生生活を描き、伏線にしっかりとインドの学業問題を織り込みながら、深刻な自殺者数と強姦の多発する現代インドの問題にも鋭くメスを入れたラージクマール・ヒラーニだが、今作は宇宙人の目から見た「神」や「宗教」というインド社会最大のタブーを紐解く。サルファラーズの歌声に魅了されたジャグーは一目で彼に惚れるのだが、後に彼がパキスタン人だとわかったことで一気に血の気が引く。ジャグーの父(パリークシト・サーハニー)は彼女が生まれる前から熱心なヒンドゥー教信者であり、家族の大事なことは全てヒンドゥー教導師のタパスヴィー様(サウラブ・シュクラ)に師事を仰いで来た。映画の中の描写は幾分不明瞭だが、今作が「インド・パキスタン分離独立」を下敷きにしているのは疑いようもない。イギリス統治時代、インド人とパキスタン人は同じ土地で仲良く暮らしていたのだが、ヒンドゥー教とイスラム教の対立が激化し、人々を分断する。自分たちの神様が1番だと信じてやまない宗教対立は結果として、「インド・パキスタン分離独立」により国境を作らざるを得ない。その結果、先祖代々シームレスにコミュニケーションを気付いて来たインド人とパキスタン人の間には大きな齟齬が生じる。前半部分の若いカップルの破局は「インド・パキスタン分離独立」の被害を被る悲しい破局に他ならない。ジャグーは失意の中、ニューデリーに戻りテレビ記者となるが、駆け出しの彼女の前に絶好の被写体になりそうな男が現れる。黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを抱え、「神様が行方不明」という名のチラシを配る男の姿にジャグーは魅了される。

 今作でも『きっと、うまくいく』同様に主演を果たしたアーミル・カーンは真にピュアな心で、インドの因習や慣例にクエスチョンを投げ掛ける。世間の常識が一切通用しない主人公の姿に、徐々に賛同者が集まる様子は前作『きっと、うまくいく』と同工異曲の様相を呈す。だが唯一違うのは彼がインド国民ではなく、得体の知れない宇宙人だということである。ひときわ大きい福耳を持ち、一切瞬きをしない筋肉質の男は風俗嬢の手を6時間握り続けるまで、チャップリンやバスター・キートンのような無声映画の世界を生きる。宇宙人の目から見た「神」や「宗教」を扱う物語は、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教だけに留まらず、ジャイナ教やシク教、仏教のエッセンスまで取り入れる。神はただ一人であるはずなのに、どういうわけか大きく膨れ上がったそれぞれの宗教の神様や自己矛盾に対し、立ち向かう純粋無垢な男の描写は決して悪くないのだが、宗教は神ではなく、人が生み出したことを明らかにする中盤の描写がいささか凡庸で冗長なのは否めないだろう。『きっと、うまくいく』のヒロインのフィアンセだったスハース・タンドン(オリヴァー・サンジェイ・ラフォント)やヴァイラス学長(ボーマン・イラニ)同様に、ラージクマール・ヒラーニの描写は時に導師のタパスヴィー(サウラブ・シュクラ)をステレオタイプな悪人像として真っ先に槍玉に挙げるが、善悪の描写はストレートな勧善懲悪の範疇には到底収まらない。唐突なテロリズムの侵犯など中盤には不可解な場面が多々見られるが、導入部分の独創性やクライマックスのオリジナリティは『きっと、うまくいく』同様にやはり抜きん出ている。
kuu

kuuの感想・評価

4.0
『PK』
原題 PK.
映倫区分 G.
製作年 2014年。上映時間 153分。

日本でもロングランヒットを記録したインド映画『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラーニ監督と、インド映画界のスターであるアーミル・カーンの再タッグ作。
本国インドでは『きっと、うまくいく』を超える興行成績を記録し、全米公開もされた。

留学先のベルギーで大きな失恋を経験したジャグーは、いまは母国インドのテレビ局で働いている。
そんなある日、ジャグーは、地下鉄で黄色いヘルメットを被って大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の装飾を身に付けてチラシを配る奇妙な男を見かける。
男は『PK』と呼ばれ、神様を探しているということを知ったジャグーは、男になぜ神様を探しているのか話を聞くのだが。。。

今作品の前半は、コメディタッチの展開が中心でした。
ここだけでも十分楽しめ笑えましたし、これが日本国でおいては成立しない話しやと思います。
そもそも、ヒッタクリは少ないし、落とし物でも大抵は届く。
何よりも日本はもはや宗教に厚い国とは云えない。
でも、まぁ日本でも、色んな宗教に出向いて、宗教家に問題点を追及したら嫌がられ、時にはお茶や、紙を放り投げられたりはしたし、PKのような扱いは受けたことはあるが。
人に話せば何故そんなことをして、されたのか聞かれるが、今思えば藁をもすがる思いで真理を求めてただけなのに。
結果、真理を知ることは出来ぬまま今に至るが。
今作品は何て云ってもアミール・カーン。
服を脱ぐシーンがあるが、弛んだ体を晒すでなく鍛え上げられた体にみてて不快ではなく、むしろ清々しく、また、彼の演技は見事と云うしかないです。
加えてジャグー役のアヌシュカ・シャルマはキュート。
この物語を書いた人は、基本的なアイデアについてよく考えたんやろなぁと、それも感服いたし居候?ちゃう、早漏??。。
感服いたし候。
ただ、ストーリーの上層部は、他のインド映画と同じように、気まずい場所での感情的なドラマ、ラブストーリー、馬鹿にされる悪人などなど、どれも同じようなものだったのは否めない。
しかし、どんな場面でも退屈はしなかったのは事実で。
音楽は適材適所で、良いムードを作り出していました。
また、インド社会がいかにカラフルで美しく、かつ複雑であるかを実感させてくれる映画で、考えさせられたしとても面白かったぁ。

この先は、余談・寄り道・道草兼ねて徒然に。

※この無知の感想は無知故の誤り多きモノであり、いかなる個人、団体、宗教も傷つける意図はありません。

今作品は、迷信的な伝統に満ち、宗教の名の下にすべての人間を分断する正統派信仰で欺瞞と差別に満ちた社会における統一というインドならではの巧みなメッセージを伝えてました。
宗教の平等性に焦点を当て、キリスト教、シーク教(ヒンドゥー教とイスラムを批判的に統合した宗教。 シクsikkhとは〈弟子〉に由来する)、ヒンズー教、仏教、イスラム教、ユダヤ教など、すべての宗教とその中のすべての宗派を同じように扱うことを意味する。
すべての宗教は神の霊感を受けてるが(仏教は厳密には釈迦のストレートな理念やけど、釈迦の示寂以降は特に阿弥陀信仰以降においては神を仏陀に変えた表現でと差し障りないかな)、人間の心の産物であり、人間の道徳的倫理観に基づいて教えられているので、不完全なものです。
我々は、この社会で宗教やあらゆるカースト(組織的カースト階級制度)の名の下に起こるすべての残虐行為を排除し、
我々が同じであることをすべての人に認識させ、慈愛の感覚をもたらすために考えるべきなんやと思う。
アホながら、色んな宗教の本(あくまでも触りを読んだだやし多々誤りはあるやろけど)どの宗教書にも、『汝、我だけを崇拝せよ』なんて指示した神や仏はいない。
仏教でも、現在の各宗派には檀家流失を阻止する意味で謳ってる所はあるやろけど、お釈迦さんの教えはあくまでも
『自灯明・法灯明』と教え示寂している。
意味として、個人的に理解してんのは、
『誰かの言葉や教えとかに左右されることなく、これまで積み重ねてきた行いを信じ、自らの心に従い正しい教えを拠りどころとして、この先も精進しろ』
見たいな感じかな。
あったら、失礼ながら、そないな『我だけ』宗教みたいな了見の狭い神仏は信じるに値しないと個人的には思う。
どんな神も自分自身について書いたことはなく、物語を作り、神について書くのは人間。
これらすべての宗教の聖典は、それぞれの神々によって書かれたものではない。
キリスト教の経典も(新約聖書と呼ばれてる)、恐らく口頭で伝えられた内容をイエスを直接知らない世代がパピルスで出来た書物の纏めたものであり、著者名も良く解らないのが事実やし、
イスラム教のクルーアン(コーラン)もムハンマドは文盲やったと云われ、神からの言葉を一字一句間違わないように暗唱したといわれてるが、ムハンマドの死後に正確な伝承が難しくなり、第三正統カリフのウスマーンが、公定のコーラン文書を作成したと云われてる。
釈迦も然り。
仏説云々から始まるお経でわかる。
仏さんはこない説いた云々って感じかな。
昔の人はどないして神ちゅう概念を思いついたんやろか。
それは時代とともに進化してきたと云わざる得ない。
それは神の哲学的な側面にもっと焦点を当てているようやった。
人生は知識への動きであり、神は過去の知識、我々の内なる強さの象徴、道徳、文字と従うべきより多くの創造性のための動機に続いて得る完全なポジティブなエネルギーです。
人生の恐怖(と云うよりも不安かな)不確実性は基本的な本能。
それってのはすべての動物の心の中に存在してる。
この恐怖、不安を克服するために、我々は知識(神)である肯定的な思考&リファレンスを、求めている。
このポジティブな基準("神")は、あらゆる文化、進化、時代に存在する。
今日、我々はダークマターとダークエネルギーが何であるか、なぜ物質と反物質のアンバランスがあるのか、物質、ダークマター、ダークエネルギーの組み合わせによって、宇宙が自ら崩壊したり、中の物体が別の方向に飛んだりしないのか、ホンでもって、この宇宙の生命力はブラフマン(ヒンドゥー教またはインド哲学における宇宙の根理)であるとされていることを知らない。
ヴェーダ(インド最古の宗教文献群の総称)はこれを説明するために、多くの部分を疑問として残し、未来の学習者に調べさせようとしている。
しかし、最終的な結果は人間の心の理解を超えていると書いてある。
最も重要なことは、知識を得るために科学的な探求のみを明確に奨励していることである。
釈迦もきっとヴェーダを読み漁ってたと推測できるし、自灯明・法灯明は通じるものがある。
科学と魔術的思考の両方を刺激するのは、人間の興味と逆説への憧れやと思う。
ある日、我々が知っているように物事が進み、次の日には新しい技術で別のものになるなんてことがあるやろか。
神の探求は意味の探求であり、知識の探求は真実の探求である。
余談ばかりですが、個人的には次のある日には、きっと数多なモノを瞬時に理解するメタヒューマンが席捲すると小生は考える。
その時、旧人類とされる我々の生きる道はあるんかな。
話しはもどり、
例神という概念は、子供たちの心に導入され、彼らをコントロールし、罰する誰かがいると考えるようになります。親は皆、子供が筆記試験で自信を持てるように、勉強を一身にすれば、神様が助けてくれるかもしれないと云って、自信をつけさせようとする。
神の概念は、人がより良い人間になり、平和な生活を送るのを助けるになりうる。
これは、神の心理学的概念であり、ほとんどの人の人生において重要な役割を果たしていると思う。
Funazo

Funazoの感想・評価

4.0
宗教というタブーな内容をここまで面白おかしくできるユーモアのある素晴らしい作品だった。地球の文化を全く知らない宇宙人の主人公がとんでもない質問を投げかける度に”お前、PK(酔っぱらい)か?”と罵倒されるのが微笑ましくも笑える。

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