
『グレートジャーニー』の探検家 関野吉晴が企画した途方もない旅…。それは「自然から素材を集めて鉄器を作り、その鉄器で船を作り、エンジンを使わずに島影と星だけを頼りにインドネシアから日本まで来る」というもの。関野の教え子である武蔵野美術大学の学生たちも参加し、船を作り上げるが、逆風では進む事ができないという欠陥を抱えていた。進まないときは歩くよりも遅く、停滞を重ねる船。価値観も宗教も年齢もバラバラの11人のクルー達は圧倒的な自然の力に翻弄されながら喜び、怒り、哀しみを分かち合いながら進む。そして3.11の東日本大震災の大災害を経て、旅は新たな意味を持ち始める。2010年に初上映された『僕らのカヌーができるまで』に描かれた造船から、その後の航海まですべての冒険を見つめた完結編。