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縄文号とパクール号の航海の作品紹介

縄文号とパクール号の航海のあらすじ

『グレートジャーニー』の探検家 関野吉晴が企画した途方もない旅…。それは「自然から素材を集めて鉄器を作り、その鉄器で船を作り、エンジンを使わずに島影と星だけを頼りにインドネシアから日本まで来る」というもの。関野の教え子である武蔵野美術大学の学生たちも参加し、船を作り上げるが、逆風では進む事ができないという欠陥を抱えていた。進まないときは歩くよりも遅く、停滞を重ねる船。価値観も宗教も年齢もバラバラの11人のクルー達は圧倒的な自然の力に翻弄されながら喜び、怒り、哀しみを分かち合いながら進む。そして3.11の東日本大震災の大災害を経て、旅は新たな意味を持ち始める。2010年に初上映された『僕らのカヌーができるまで』に描かれた造船から、その後の航海まですべての冒険を見つめた完結編。

縄文号とパクール号の航海の監督

水本博之

縄文号とパクール号の航海の出演者

関野吉晴

原題
製作年
2014年
製作国
日本
上映時間
122分

『縄文号とパクール号の航海』に投稿された感想・評価

小
4.1
探検家で医師の関野吉晴さんが手作りの舟で、インドネシアから日本まで4700㎞を航海したドキュメンタリー。

この挑戦を企てた理由や航海記については、『ナショナル ジオグラフィック』のWeb版に関野さんご本人が執筆した「私は何故、探求するのか。」という10回連載の記事が詳しく、かつ面白いので、ご興味のある方はそちらを是非読んでください。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20130312/343485/

これで終わりでも良いのだけれど、メモがわりの感想を。

情報があふれかえり、周りには人工的なモノしか見当たらない現代。こういう時代において様々な問題に気付き、解決策を導き出すためには、太古の人類と同じように、自然の素材をとってきて自分でモノを作り、機械に頼らず自力で生活(行動)してみることが必要なのではないか。これが関野さんの最新作『カレーライスを一から作る』にも共通するテーマなのだと思う。

この航海の一番の財産は、きっと「自然に逆らってはダメ」ということを体感できたことなのだろうと思う。これを体感できれば、ブレのない考えを持つことができるに違いない。

関野さんが『カレーライスを一から作る』でも話していた、太古の人類と同じような経験による「気づき」。この「気づき」のたどり着く先がやはり「自然に逆らってはダメ」ということなのだろう。

快適な生活を貪欲に追求し、自然を制御できると考えた人間が自然から被ったしっぺ返し。誰もが思いつくのが、福島原発の事故ではないかと思う。

もし、みんなが、太古の人類のように「自然に逆らってはダメ」ということが体に染みつくくらい当たり前であったならば、人類の発展は遅れたかもしれないけど、きっと原発事故は起こらなかったに違いない。

太古の人類に戻れるわけはないし、戻りたくもないけれど、注意しなければ欲望に任せて行動し、知らず知らずのうちに身を危険にさらしてしまうのが人間の本性なのではないか。

だから、人間の一生の早い段階で「自然に逆らってはダメ」と思えるような体験をするよう、社会で決めておく必要があるのではないか。

しかし、今の時代、木を切る斧を作るための砂鉄集めから始めて2回の中断を挟み、3年もかかった航海なんて経験できる人は他にいない。

そこで、最新作は『カレーライスを一から作る』だったのだ。これならやる気さえあれば、誰でも1年間のうちに経験でき、何かに気づく。それが映画で示されている。

何かを自然の素材から自分たちの力だけで一から作ってみるということを、学校教育で実施すべきなんじゃないか、とちょっと本気に思い始めている。
自分たちで手作りしたものだけを使ってインドネシアから日本まで航海するという冒険ドキュメンタリー。あまりの無謀さ故に3年もかかってしまい、はじめは単なる道楽だった冒険が別の意味を持ってしまったという摩訶不思議なお話。

「グレートジャーニー」って観たことないんだけど、有名なTV番組なんですかね。その関野さんと学生、現地で募ったクルーたちが挑んだ馬鹿馬鹿しくも壮大な4,700kmの旅。
古代の航海を再現するためにカヌーを木から切り出すんだけど、木を切るための斧さえ砂鉄から作る。その砂鉄も海岸で磁石を使って集めるという徹底ぶり。エンジンやGPSはもちろん、コンパスすら使わずに人力と風力だけで。

2度の中断を経る過程で、彼らは311とクルーの死を経験する。自分たちが挑んでいる自然というものの正体と対峙することになるんですね。命のやり取りが行われる場としての海、そんな場所でこのまま旅を続けるべきなのか。
常に穏やかな関野さんの心中は荒海のように揺れていたはず。この辺りの葛藤が本作の一番の見所ですね。

「じゃない方法」でこの効率最優先の世界に挑む、これってある意味一番の贅沢でもあるわけで。まぁ羨ましいですよ。
彼らはこの旅でいろんなものを得たと思うけど、その小さな欠片を分けてもらえるかもしれない素敵な作品でした。
冒頭、船を作る木を切るために砂鉄を集め斧作りをするシーンからはじまり、そこからやるのかよ!

グレートジャーニー関野吉晴が仲間や現地の海の民らとともに太古の昔と同じ方法でインドネシアから石垣までを航海する冒険ドキュメンタリー

丸木船と現地の帆船パクール号は、星と島影を頼りに方向を決め、風を受けて進む。
数か月の予定も途中、多くの困難とトラブルが待ち受け、途中中断しながら3年の海の冒険。

太古の方向による実証実験というよりも、自然との命のやり取りに、インドネシア海の民のクルー達の姿に圧倒される

ポレポレ東中野の再上映にて

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