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僕たちの戦争
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『僕たちの戦争』に投稿された感想・評価

しちみ

しちみの感想・評価

3.8

『もし戻れたら教えてやるよミナミ。60年前の戦争中の人間はな、俺たちとなんも変わんねぇんだよ。良い奴もいれば悪い奴もいて笑って怒って泣いて信じて怯えて悩んで誰かを好きになって自分のことを認めてもらいたくて。』


うん。泣いた泣いた。
ずっと見たいな〜とは思ってたんだけどスペシャルドラマの奴だし無理かな〜なんて思ってたらネット配信されてたから見てみた。

正直始めの方はCGが今に比べてもはやネタレベルでひどいし、ちょっとコメディタッチでベッドシーンなんか出てきちゃってなんだよこの戦争映画!なんて思ってたんだけど話が進むにつれ涙が自然に溢れた。
どこかの場面でグッときたとかじゃなくて本当に自然に。
自分の部屋で暖房を効かせて映画を見てる
今この瞬間がどれだけの犠牲を払って生まれたものなのか、忘れても決して消し去れはしない現実がそこにはある。

戦争映画なのに家族でのくだらない会話だったり恋愛要素が多いに取り入れられてるのは最後のセリフで納得した。60年前の戦争中の人間は今の人間と何1つ変わらないってことだ。
その変わらない人間たちに待っていた未来は特攻でお国の為に命を捧げるということ。お国の為に!お国の為に!って聞くと永遠の0を思い出すのですがこれとはテイストが全然違いますね。

個人的に1番切なくなったのは特攻前に茨城に戻る列車での会話でした。

"後悔してないんですか?"

ん?

"特攻に志願したことです。"

一応士官だぞ。
……その俺に聞くのか?

"………すみません"

ふっ…ふはは。してるよ。
でも空襲で焼かれた東京の惨事を見ただろう。祖国の惨憺たる有様を見て…自分だけ……今更自分だけ逃げ出すのもな。


この会話に涙が止まらなかった。
この時代の人たちは皆、生きることに忠実で貪欲で何より生と死が隣り合わせであることもよくわかっていたのだろうか。
己の命よりも祖国を大事に思い、自分の命と引き換えに大切な人たちを守ろうとした。

この人たちの命の上に、この人たちの勇気と素晴らしき愛国心の上に今の私たちが生きてるということを決して忘れてはならないと思う。
人間いつ死ぬかなんて分からないから少しでもこれから先の世代へ良いものが残せるように努力しなければならない。
もし、自分に子供が出来たら自分の命よりも大切だと言って一生守っていこう。
人を愛することの喜びを感じよう。

本当に素晴らしい戦争映画だと思う。
私も戦争なんてものは資料でしか見たことのない世代だけど決してこのことは忘れない。ぜひみなさんにも見てもらいたい映画でした。
自分の命を投げ捨ててでもミナミの家系を守ったケンタを誇りに思う。
最後はあまりにも悲しすぎた…。

"僕たちの戦争"
過去の人たちの戦争でもなく、他人事でもなく、正しくこれは"僕たち"の戦争。
めちゃくちゃ面白い。
戦争映画は地獄を見ているようでとても嫌い。でもそういう映画こそ、ちゃんと戦争を伝えているんだろうなと思っていた。でもこういう伝え方もあるんだと今回思った。

戦争映画としては軽いものなのかもしれない。でもこれ、テレビドラマであってたものなんですね。しかし、重い戦争映画よりもより戦争を身近に感じるのではないかと思う。現代の人間と戦時中の人間、それぞれの心理をついているドラマ。果たしてこれが実際その時代に生きた人間がそう考えるのか分からない部分もあるが、テレビドラマとしては良い題材だなぁと。

過去の人間と未来の人間が入れ替わるという映画。一見わけわからないような設定だけど、しっかりと通った内容だった。個人的に非常に好き。

森山未來の一人二役なわけだけれども、途中で二役してることを忘れていた。いつのまにか健太と吾一がちゃんといました。森山未來は本当に役になりきる。いつも見ていて森山未來であることを忘れてしまう。だから、彼が好きなんだ。
真一

真一の感想・評価

3.0
 戦時中の日本兵🔫と現在の若者📲が、タイムスリップで入れ替わってしまうストーリー。森山未來が一人二役👥をこなす、TBSの2時間ドラマ🎬️です。「戦後日本のナンチャッテ平和主義」を問いたいという作り手の思いは伝わる。だが本作品🎥には、作り手自身の「戦後日本のナンチャッテ平和主義」も、無意識のうちに盛り込まれてしまっています。何とも皮肉なストーリー展開です。

 平成の世🏙️から戦時中🔥にタイムスリップするのは、金髪に染めたフリーターの健太(森山未來)👱‍♂️。海軍兵士・吾一(森山未來)👤と間違われ、なんと泣く子も黙る霞ヶ浦の海軍航空部隊予科練🛩️に入れられてしまう。一方の吾一👤は現在にスリップした後、健太👱‍♂️と間違われ、やむなく「健太」として日々を送る。健太の彼女・みなみ(上野樹里)🧏‍♀️も入れ違いに気付かず、吾一とラブホ🏩に行くなどする。

※以下、ネタバレを含みます。

 見所は、甘えたテキトー人間の健太👱‍♂️が、死ぬ思いをしながらも予科練🛩️に馴染み、皇軍教育👊😠を注入された吾一👤が、戸惑いながらも平成ライフ🏙️に順応するくだり。そして互いに、それぞれの時代の良いところ悪いところを知る。健太は予科練の人権無視☠️に、吾一は自分勝手な渋谷の若者💃に義憤を覚える。日本が戦争🔥をした歴史さえ知らない今の子供たち👦👧がこの作品を見たら、軍隊のしごき👊😠や特攻🇯🇵を擬似体験し、いい意味でのショックを受けるかもしれない、と思った。

 ただ、人間魚雷「回天」⚡😭💣️に乗り込んだ健太👱‍♂️の決め台詞には引いた。狂ったファシズム🔫、侵略🔥、人権無視☠️に怒ることなく、当時の人々👥が自分と同じ人間👤だったことを知ったという感慨を口にしたにすぎないからだ。

 「もしも(現代日本に)帰れたら、教えてやるよ。60年前の戦争中のみんなは🇯🇵、俺たち🇯🇵と何も変わらねえんだよ!いい奴もいれば悪い奴もいて、笑って、怒って、泣いて、信じて、怯えて、悩んで、誰かを好きになって(嗚咽)」

 これが、作り手が健太👱‍♂️の口を通じて、私たちに伝えたいメッセージのようだ。

 訴えるべきなのは、そんなことじゃなくて、戦前の「俺たちと何も変わらねえ」日本人🇯🇵がファシズム🔫に走り、そろって「天皇陛下バンザイ」を叫んで他国を侵略🔥し、挙げ句に国を滅ぼした💀という事実ではないか。「普通の人たちが気付けば軍国主義⚔️の歯車になっていた!すごい同調圧力の下で、みんな、感覚が麻痺している!俺は耐えられない!」ぐらいの台詞を、叫ばせるべきだったのではないか。

 トンデモな戦前🔥と決別して反戦平和国家🕊️の道を歩まなければいけないのに「アメリカ🇺🇸に防衛を丸投げしてポチになりつつ、その裏で金満生活をエンジョイすればいい」というお気楽な考えで進めてきたのが「戦後日本のナンチャッテ平和主義」です。本作品🎥は、健太👱‍♂️の決め台詞を通じ、戦前日本🎌と戦後日本🇯🇵のメンタリティーが地続きにあることを、図らずも浮き彫りにしたような気がします。

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