原作は読むのに非常に時間かかったけど、映画版はフライデーとの関係の変更やシーンの取捨選択によりかなり取っ付きやすい気が。ビジュアル化すると映えるシーンも多くクオリティもかなりのもの。伊藤計劃は元々コンセプトと序文くらいなので、映画版はよりポピュラーに味付けした感じかな。
ゾンビ＋スパイ＋アクション豊富なハードSFにサイバーパンクや和風、BLまで加えた大変贅沢な作りで見応えあり。生死の差は何かという哲学的な問いにまで達しているかと言えば微妙かもだけど、魂の重さ21グラムを巡る物語としてエモーショナルになってます。エンドロール後も必見。
