ポンヌフの恋人を配信している動画配信サービス

『ポンヌフの恋人』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ポンヌフの恋人
動画配信は2025年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『ポンヌフの恋人』に投稿された感想・評価

kuu
3.8
『ポンヌフの恋人』
原題Les amants du Pont-Neuf.
映倫区分PG12.
製作年1991年。
日本初公開1992年3月28日。
上映時間125分。

フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、
『ボーイ・ミーツ・ガール』
『汚れた血』
に続く“アレックス3部作”完結編として1991年に手がけた名作ラブストーリー。
監督は、当初、パリに実在するポン・ヌフ橋を使用する許可を得て挑んだそうやけど、撮影の遅れにより許可が失効し、フランスのモンペリエ近郊の湖に全体を再構築することになりました。
この新しいポン・ヌフとその周辺のパリの建物の建設により、今作品当時フランス映画の中でも最も費用のかかった作品のひとつとなったそうです。

お話は、
ある晩、大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)は車に足をひかれちまう。それを不治の眼病で、失明の危機にある画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)が見つめていた。
その後、アレックスがすみかである改修中のパリ最古のポンヌフ橋に戻ると、ベンチにはミシェルが横たわっており。。。

執着、
 中毒、
  暴力、
 そして愛。
時には4つが同時に起こることもある。
何はともあれ、今作品は完全にジェットコースターのように感情を揺さぶられました。
これが本当にラブストーリーなんかどうかは判断しかねますが。
消えるくらいなら目が見えなくなった方がいいと思うくらい、誰かを独占したいと思うのは愛なのかなぁ。
誰かを一緒に引きずり込んで、自分の堕落の底に落としたいと思うのは愛でしょうか。
誰かが家に帰りたがっているからといって、その人の命を奪うのは愛?
また、こないなことを許してもなお、さらに戻ってくるのは愛なんかなぁ。小生には疑問があります。
今作品は、人間の存在の限界に置き去りにされた二人の人間の執着と所有の物語。
暗い森の中で迷子になった2人の子供のように、お互いにしがみつくことで優しさや愛のようなものを見つける。
せや、強迫観念は最終的には破壊的であり、それはここでも同様っすわ。
アレックスはミッシェルを求めているが、本当の優しさを見せることはない。
彼は安いワインと古いオーバーコート以外、何も提供できない。
彼は破壊的で、暴力的で、ガキのよう。
アレックスとミシェルの関係は、時に理解しがたいものです。
今作品にあるのは情熱かな。
しかし、これは現実の情熱。
リアルで生々しい。
もし、実際に、アレックスとミシェルのような人物を目にしたら、
彼らがどのようにお互いにしがみついているか、
どのようにお互いを罵倒しているか、どのようにライフスタイルに取り憑かれているか、
屈辱から抜け出すために戦うことができないか、
あるいはしたくないかがわかるかな。
結局、彼らは絶望の中で溺れながら、お互いを引きずり込むだけやのに。
この物語が悲劇で終わると思った矢先に。。。
それはどうぞご覧になってくださいマシマシ。
今作品のカメラワークは、時に息を呑むような美しさやけど、メチャ型破りな方法で行われています。
魅力的なものがほとんどないにもかかわらず、見ていて美しい。
パリは、ピカピカで刺激的に見えるかと思えば、暗くて灰色で不潔にも見える。
パリに行ったことのある人なら、それがどのようなものか分かるやろぅ。
パリの有名なランドマークも一枚も映ってない。
セーヌ川とポン・ヌフ周辺の橋だけが、この物語の風景の一部となっています。
まさに2人のキャラのためのアンサンブル作品と云えるし、執着、所有、そしてある種のラブストーリーに巻き込まれた2人。
主演のジュリエット・ビノシュとデニス・ルヴァンは、感情のこもった繊細な演技をしてました。
ハリウッドでは、このような作品はあまり見かけないし、こないな演技に近づける俳優は、たとえいたとしても多くはないかな。
個人的には善き映画でした。
『夢に現れた人に 翌朝必ず電話をするとしたら
人生は単純になるわ』

そうね。でも、そう単純にいかないのが恋愛よね。

美しい愛なんて、なまじ無いのかも知れない

改修工事で閉鎖中のポンヌフ橋

そこをねぐらにする眠れない男アレックス(カラックスの寵児ドニ・ラヴァン)が、失明の危機にある画家のミシェルに恋をする。

その恋は、激烈な愛情ゆえに支配的で刹那な側面を持つ。

フランスのお国柄か、酸いも甘いも舐めた恋愛観に、居たたまれない気持ちになる

そして彼女、ミシェルの気持ちが推測しかねて傷つく自分が居る

都会の中で味わう孤独たちがポンヌフ橋で昇華する

その橋でふたりが観た花火

その橋でともに舞ったダンス

そして雪の降るクリスマスの再会

なんとも劇的で狂おしく脳裏に焼き付く

観終わった時には、美しく記憶されている

不思議ね。あんなにもドロドロだったのに…
4.1
レオス•カラックス監督
ポンヌフの恋人
鑑賞しました!

芸術作品でしたーーー!
ジュリエットビノシュが、美しい!
ビノシュはカラックス監督と交際関係にあり、しかし撮影中に破局を迎えたとのこと。
レオス•カラックスの本名は、
アレックスであり、
ドニラヴァン演じる主人公に
アレックスと名付けているのは
自分の分身だからだそうです。
自分の分身であるアレックスと、
現実の恋人のビノシュの
恋愛ストーリーの映画をとる監督。
なんだか奇妙、、、

それはさておき、
素晴らしい作品だったので、
感想を!(ネタバレ含む)

ポンヌフの恋人は素敵なイメージでしたので、最初ゾンビみたいに現れたアレックスがまさか主人公とは思わなかったし、
そのあともホームレス仲間?と思われる
人と留置所ととりあえず汚い画が続き、
驚いた。
でもそれは現実から映画の世界に入らせる
門みたいなものだったんだなって
わかってきました。

アレックスとミシェルの純愛は、
お金や世間などからは離れた異次元体験。
普通の人生から離れた2人の放浪者の
まっさらな純愛だからこそ、
汚いなぁとかいう現実との比較をしてたら
いつまでものめり込めない。
アレックスの愛を感じるには
そこまで視聴者を慣れさせないといけないんだ。すごく計算されたオープニングだったんだな。

この映画の見どころである花火と
ポンヌフ橋、やっぱ素敵でしたー❤️
心ときめきました!
もう人生どうにでもなっちゃえ!という気持ちと、2人の目の前に現れた2人という希望とが相まってめちゃくちゃ美しかった。

優しくミシェルの髪を拭いてあげるアレックス、優しい!
あのおじさんも優しいと思うんだ。
ちゃんと俺から遠ざけろっていってたんだし。まぁ、、、あれはしょうがない経緯でしたね。
でも”生きろ”って、ちゃんと伝えてたのにジーンと来た。

ミシェルとアレックスか仲良くなって行く様がなんとも素敵で、
微笑んじゃいました。
愛し合う男女が笑い合って、
名前を呼び合う。
それだけで世界まるごと幸せに
つつまれるんだよな。
愛って最高!!

アレックスはミシェルが
離れていくのが怖くて
最後のほう苦しくなってきましたね。
痛々しかったなぁ。
男の子の初恋ってそういうものなのかな。
不眠症で自傷癖があるアレックス、、
安定的な愛で包んであげてよ!
って思うんだけど、ミシェルもミシェルで
一歩踏み切れない。
ミシェルの気持ちがすごい現実的な
お嬢様の気持ちを、表しているようでした。
女の子なら誰しも共感しちゃうんじゃないでしょうか。

まどろめ、パリ!
は最高な終わり方でした❤️

『ポンヌフの恋人』に似ている作品

気狂いピエロ

上映日:

1967年07月07日

製作国:

上映時間:

109分

ジャンル:

配給:

  • オンリー・ハーツ
3.8

あらすじ

妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていたフェルディナン。ある夜、彼の家にベビーシッターとして現れたのは、かつての恋人・マリアンヌだった。フェルディナンは彼女を車で送り、そのまま一…

>>続きを読む

パーマネント・バケーション

上映日:

1986年07月18日

製作国:

上映時間:

75分

ジャンル:

3.6

あらすじ

ニューヨーク大学大学院映画学科での卒業作品として制作した、16ミリ長篇デビュー作。81年のベルリン国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で絶賛された、カリスマ監督ジャームッシュの原点。ニューヨ…

>>続きを読む

星空

上映日:

2017年10月28日

製作国:

上映時間:

99分
3.8

あらすじ

彼女の家は素敵な美術品に囲まれていた。だけど、美術商の両親は出張がちで離婚も秒読み。優しかった彫刻家のお爺ちゃんも死に、遂に居場所がなくなった。そんな時、スケッチブックを抱え街を彷徨う不思…

>>続きを読む

三月のライオン デジタル・リマスター版

上映日:

2021年02月26日

製作国:

上映時間:

118分

ジャンル:

3.8

あらすじ

記憶を失った男。嘘をつく女。 思い出を持たない恋人たちが誕生する。 兄と妹がいた。 妹は兄をとても愛していた。 いつか、兄の恋人になりたいと、心に願っていた。 ある日、兄が記憶を失った。 …

>>続きを読む

COMET コメット

上映日:

2015年12月12日

製作国:

上映時間:

91分

ジャンル:

3.1

あらすじ

彗星が来る夜に運命的に出逢ったデル(ジャスティン・ロング)とキンバリー(エミー・ロッサム)。それは、めまぐるしく変化するふたりの6年間の激しくも儚い恋のはじまりだった。出逢ったL.A.の公…

>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色

上映日:

2014年04月05日

製作国:

上映時間:

179分

ジャンル:

配給:

  • コムストック・グループ
3.8

あらすじ

運命の相手は、ひと目でわかる──それは本当だった。高校生のアデルは、道ですれ違ったブルーの髪の女に、一瞬で心を奪われる。夢に見るほど彼女を追い求めていたその時、偶然バーでの再会を果たす。彼…

>>続きを読む

関連記事

映画ファンの評価が高いおすすめフランス映画26本〈『アメリ』『燃ゆる女の肖像』など〉