エリック・ロメール監督作品

『モンソーのパン屋の女の子/シュザンヌの生き方』のブルーレイに付属された10分の短編

ゴダール主演で女性の吹き替えをアンナ・カリーナが担当しているとは中々粋な演出
少し演技はぎこちないけど微笑ましくてあり

何も起こらずに愚かな男を滑稽に描くのがうまいロメールのセンスが光る短編

冒頭に映える一面雪景色のモノクロ映像の美しさも絶品

〈 Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿※41% 〉
〈 IMDb 6.3 / Metascore - / Letterboxd 3.1 〉

寸分の狂いもなくシャルロットとステーキだった、素敵だった、俺にはもう失う物など何もない。コート着ながら火使うのはやめた方がいい、燃える。

もうここで既にロメールだった。雪積もるスイスのとある家。時間に追われる中でステーキにがっつく美女シャルロットと、部屋の隅っこに立ち尽くしながら口説いてくるゴダール(当時20歳)。その時間わずか10分で絶妙な間の会話劇