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きらめく拍手の音
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目次

きらめく拍手の音の作品紹介

きらめく拍手の音のあらすじ

聴こえる「わたし」が見つめる、聴こえない両親の世界 表情ゆたかたな手話が交差する、静かだけれどにぎやかな家族のものがたり サッカー選手を目指した青年が、ある日教会で出会った美人の娘にひとめぼれ。青年と娘はやがて夫婦になり、ふたりの子どもを授かりました。つつましく暮らすどこにでもある家族ですが、他とちょっと違うのは、夫婦は耳が聴こえず、その子どもたちは聴こえるということ。泣き声が聴こえず、片時も目を離せない育児は大変な苦労でした。子どもたちには、幼いころから手話通訳をさせたり、理不尽な差別に悩ませてしまいましたが、夫婦は子どもたちを明るく愛情いっぱいに育てました。 早く大人になろうとした自立心溢れる姉と弟のきょうだいは、20代になり、親から離れる時期を迎えています。外の世界を知ることで、音のない世界と音であふれる世界のはざまにいる自分たちを徐々に受け入れてきました。耳の聞こえない両親への心配は絶えませんが、自分の将来について、それどころではありません。 聴こえない人たちは、ときに手をたたく代わりに手のひらを高くあげてひらひらときらめかせます。それは、もうひとつの世界へといざなう音のない拍手なのです。

きらめく拍手の音の監督

イギル・ボラ

原題
반짝이는 박수 소리/Glittering Hand
製作年
2014年
製作国
韓国
上映時間
80分
ジャンル
ドキュメンタリー

『きらめく拍手の音』に投稿された感想・評価

KUBO
3.0
今日は映画の友から招待券をいただいたので、久しぶりにポレポレ東中野へ。韓国のドキュメンタリー映画「きらめく拍手の音」を見てきました。

冒頭、きらきら星のお遊戯のような手の動きのアップで始まる。聾唖者の人たちの拍手は、手を叩いても聞こえないので、このようにやるのだという。印象的なオープニングだ。

監督は、父も母も聾唖者という家庭で育てられた。フィルムはその父と母の若い頃から始まるが、この2人が身障者とはとても思えない美男美女(この段階で偏見入ってたらごめんなさい)。特にお母さんの若い頃はアイドル級! そして大恋愛の末に結ばれた2人は子どもを授かる。

音の聞こえない2人には、子どもが泣く声すら聞こえない。子育てには相当な苦労があったことだろうが、本作ではことさら苦労は強調しない。同様に、成長期に子どもたちが、親が聾唖者だということで、いわれのない差別やイジメを受けたりしたこともサラッとは紹介されるが、このことも強調はされない。

上映後のQ&Aでその辺のところを監督のボラさんに聞いてみたが「苦労を強調するよりも、聾唖者でも健常者と同じように、幸せな家族を築くことができるのだということを知ってもらいたかった」からだと答えをもらった。確かにテーマの割に、爽やかで美しい印象でまとめられた映画だった。

また、舞台挨拶では、主演のお父さんサングクさんとお母さんギョンヒさんは韓国手話で挨拶し、それを日本手話に変える通訳さんがいて、それを日本語にする通訳さんがいて、監督で娘さんのボラさんの韓国語を日本語にする通訳さんもいるという、たいへん複雑な翻訳体制!

そして舞台挨拶終了時には、観客全員で作品冒頭で紹介されていた手話による拍手「きらめく拍手の音」で登壇された皆さんを送るという、ここまで含めて作品のエンディングのような素敵な空間でした。

本当は、監督のボラさんが、なぜ高校を中退してまで世界を旅して歩いたのか? また、どうして戻ってきてご両親のことを映画にしようと思ったのか? この作品では描かれていなかった、監督自身の心の中を描いた作品も見てみたい。
Moomin
4.2
ポレポレ東中野滑り込み鑑賞
相変わらずポレポレに行くと映画観終わった後の居酒屋の並びの誘惑は強烈
いつか映画お友達作ってそのまま飲みに行くのが小さな夢

「音のない世界で」「聲の形」そういった作品とはまた違った印象
聾唖者の両親 健常者である子供 そんな枠組みの中で長女の娘が家族を撮るセルフドキュメンタリー
両親がどのように出会い恋に落ち 音のない世界においてどのように子どもを育てていったのか 豊富なフッテージの素材と共に、両親の手話を重ねて語られていく物語

娘であり監督でもあるボラさん 彼女のナレーションと手話 インタビューなどにより作品が構成されていく
家族にカメラを向けるということで 見えない壁ができてしまう事も多いが、ボラさんの家族の特徴でもあるべくカメラに語りかけるような対象者(両親)との近さを感じた 加えて両親の人柄 相性も良く伝わってきて面白かった
作中中だるみを感じ始めた頃、息子その存在が出てきて 娘のボラさんとはまた違った両親への観点を持っていて それが作品において良きスパイスとなっていた
ラストへと向かうカラオケシーンはお気に入りのシーン カメラもしっかりと表情を捉えていた

テーマ性の受け取り方は難しく 家族という枠組みの中での世界で語られるストーリーにおいて観客の立場は必然と浮き彫りにされる 故にそこからは価値観であったり知識・境遇・哲学そんなものが影響されていくのではないか
きらきらときらめく家族を見て感じるものとはいかに
Sios
3.5
仲良く毒づき合う聾唖の夫婦がとっても表情豊か。
カラオケでの不思議な息の合い方が印象的。

耳が聴こえる監督が、ろう者の両親の生活を捉えている。
コーヒーを飲んで思わず、あぁ゛~、と声が出たり、キムチ用の大量の白菜を仕込んだりする様子に見入る。家族や仲間とのコミュニケーションも。

毎年恒例、下高井戸シネマのドキュメンタリー特集にて。
監督の挨拶では、撮影を通じて、耳が聴こえる人と別の世界があることをよりつぶさに理解できた、とのお話がありました。

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