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『あの頃ペニー・レインと 特別編集版』に投稿された感想・評価

kiki
3.7
こんな可愛い子、家に帰って来ないとママも泣くよね。

あの頃ペニーは恋してたんだよね。。。
早めに引退して正解‼︎
AOI
3.8
【15歳の音楽誌ライターウィリアムを取り巻く面々】

序盤は、ロックバンドのサクセス物語かと思っていたら、邦題通りペニーレインとウィリアムをとりまく青春世代の繊細な心理を描いた作品だった

ウィリアムの幼さの残る風貌と、低い声のギャップに最後まで戸惑ったが、これも思春期ボーイ特有の不安定さをよく表している

また、悪印象を与える描き方をされているあの母親は「親心」の一部をデフォルメしているようだ

小悪魔的な魅力のペニー・レインが忘れられなくなるのは、彼らだけではなさそう
彼女の魅力は、女子でもヤラレル(꒪⌓꒪)

「ファン」「サポーター」「グルーピー」「バンド・エイド」これらの違いも何となくはわかるものの「継続」が苦手で、すぐ他に興味が移ってしまう私には、この「心理」に関しては理解し難い

しかし、宗教を含め、自らを犠牲にしてでも何かを崇拝できる方に、私はとても興味がある
GreenT
5.0
大学教授をしているシングルマザーに育てられたウィリアムはとても頭が良く、飛び級飛び級で、年上のクラスメイトより小さくて、ダサダサだとからかわれ、友達もできないまま大きくなる。

お母さんを演じるフランシス・マクドーマンドがめちゃハマり役です!ベジタリアンのお母さんなんて、今なら珍しくないだろうけど、70年代だとかなりエキセントリックだったんでしょうね~そのリベラルな雰囲気が良く出ています。

ウィリアムのお姉さん、アニータは反抗期のティーンで、ベジタリアンで肉もジャンクフードもダメ、ロックを「麻薬とセックスが蔓延した不良の音楽」のように言うお母さんを「ファシスト!」とすごく嫌っていて、18歳になると待ってましたとばかり家を出てしまう。

でもお母さんが「ダメ!」って言う音楽がサイモン・アンド・ガーファンクルってのが笑える。私たちのころはサイモン・アンド・ガーファンクルなんて、教科書に載ってたんじゃない?

アニータを演じるのがゾーイ・デシャネルなのですが、これもハマり役なんですよね~。どんなに親に愛されていても、親から解放される嬉しさが良く出ています。だけどちょっぴり不安気な表情で、車の窓から外を見るしぐさにもうウルっと来ちゃいます。お母さんも、成長していく娘と子離れする悲しさと辛さが良く分かります。

ウィリアムは、お姉さんが残していったロックのレコードを聴いて大きくなり、15歳にしてすでに地元の同人誌などでロック評論を書くようになる。伝説のロック雑誌『クリーム』に投稿を送り続け、ついに伝説の編集長、レスター・バングス会うことになる。

このめちゃくちゃエキセントリックなレスター・バングスを演じるフィリップ・シーモア・ホフマンが、これまたハマり役なんですよね~!自分たちのようなロック・ライターはカッコ良くない、モテない。だからカッコいいロックスターについて書く。しかしロックスターはみんないかがわしい奴らだ! "Be honest, and unmerciful" 「正直に、そして容赦なく」記事を書け!とアドバイスする。

ウィリアムは、ブラック・サバスに関する記事を正式にレスターに依頼されてコンサート会場に行くんだけど、子供だしダサダサなので、全く相手にしてもらえない。そんな中で、若手新鋭バンド、スティルウォーターと仲良くなる。

このスティルウォーターのボーカル、ジェフを演じる、ジェイソン・リーが最高です!この人好きだったんですよね~。いつも、男前の主人公の親友で、イケてないモテない、だけど抜群に心優しい男を演じているんですけど、この映画では、エゴ丸出しのロック・ボーカリストがすっげえハマってます。

ギターのラッセルを演じるビリー・クルドップも、一回もギター弾いたことないとは思えないギタリストぶりで、「役者ってすごいなあ~」って思わされます。

ラッセルは、バンドのかなめは自分で、本当はもっとレベルの高いことをやりたいんだけど、自分が辞めたらこのバンドは終わってしまうと自覚している。だけどジェフは自分がラッセルより下に置かれることが気に入らなくて、ぶつかってしまう、というバンドあるあるのダイナミズムもすっごいリアリティがあります。

そして、スティルウォーターのグルーピーであるペニー・レインを演じるケイト・ハドソン!この人以外にこの役を出来る人いるのか?!ってくらいハマり役です。

私は16歳の時、間違いなくペニー・レインだったので、この思い入れはハンパないです。音楽大好きで、曲の歌詞は全て知っていて、年上のバンドマンと付き合っていて、同級生の男の子には見向きもしない。セックスすることにもっともらしい理由を付けたり、自分で自分にニックネームを付けたり。何も怖いものなんかない、バンドにくっついて旅しちゃう!

でも、一番のハマり役は、ウィリアムを演じるパトリック・フュージットですよね。くりくりの目でぷくぷくした、本当に15歳かと思う可愛らしさとひたむきさが本当に心を打つ。レスター・バングスやスティルウォーターのメンバーたちがウィリアムを受け入れるのは、やっぱりこの子が一生懸命で、本当に音楽を愛しているからなんだなあ~と納得させられる。

この映画は、監督・脚本のキャメロン・クロウの自伝的映画だって言うのは有名な話なんですけど、私はこれこそ「脚本とはこうして書くもの」って見本のような映画だと思いました。160分を超える "Bootleg" 特別編集版を観ても、無駄なシーンが一個もない。スティルウォーターのツアーに同行中に起こることは、実際にキャメロン・クロウが目撃した、実在のバンドのエピソードを基に創作されているらしいのですが、これこそ「創作だからこそもたらされるリアリティ」だなあと思います。最近はソックリさん的に再現するロック映画が多いですけど、史実に忠実かなんてこだわるよりも、実際の経験を通して魅力的なキャラを作り出すことができるのが本当のアーティストじゃないかと思う。

と思ったら、この作品は、第73回アカデミー賞で脚本賞獲ってるんですね~。今年はガチでオスカー批判をしている私ですが、オスカーも正当な評価をすることあるんだなとちょっと見直しました。

ウィキや iMDb を見ると、70年代から90年代にかけてのロック・トリビアやオマージュがたくさん散りばめられているのが分かるんですけど、敢えてここでは触れないで置きます。この時代のロック好きな人にはもう堪らない内容なんですけど、ま~ず数が多すぎてクドいし、それにこの映画は、それをさっぴいても純粋な真摯な "coming of age" 「子供から大人になる」通過点を描いた映画である、とみなさんに認識して欲しいからです。

ウィリアムが15歳にして大人の世界に飛び込んで色々学ぶのもそうなんですけど、スティルウォーターのメンバーだって30才前で、この業界ではまだひよっこ。ペニー・レインは初めての本気の恋に破れ、アニータも反逆児から立派なステュワーデスになり、そしてなんといってもお母さんの子離れ。どの角度から切っても共感できないところないじゃないですか。

しかし批判的な評論家もいて、「長髪の役者たちは、どーしても70年代のロック・ミュージシャンに見えない。スターバックスにたむろってる若い役者が、初めてCD買って練習したって感じ」って言っている人がいて「人それぞれだなあ~」と思いました。

また、「使われている音楽以外、リアリティがない。なぜか、この時代の『闇』の部分はバッサリ切り取られている」という意見はもっともだと思いました。この時代は、オーバードーズで死ぬミュージシャンも多かったし、グルーピーはDVされたりレイプまがいの扱いを受けたり、また「男の添え物」的な扱いをされていた(これは映画でも描かれている)のは事実なんですよね。

でも、キャメロン・クロウはこうした時代の「いいところ」を享受して生き残れた人なんだと思うんですよね。私も、一歩間違えば・・・とか、運悪く悪い人達に会っていたら・・・と、今思えば色々危ないことはしていて、ウィリアムのお母さんが心配するのも無理もないですよ。だけどキャメロン・クロウは、そういう『闇』を意図的に省いたんじゃなくて、ロックの世界をこういう風に体験できた、ラッキーな人なんだと思います。

私はこの映画を観てウルウルきちゃうシーンすごいたくさんあるんですけど、中でも絶対号泣しちゃうのは、ラスト近く、ツアーの終わりに、サファイア(フェイルザ・バルク)が、「避妊ピルも飲んでないし、バック・ステージに用意されたステーキを全部食べちゃう最近のグルーピー」を批判してこう言うんです。

「あのコたちは本当のファンの気持ちが分かってない。アホみたいなどーしょもない曲や、どーしょもないバンドが、痛いくらい好きで好きで堪らないってのがどういうことか。」

このセリフがこの映画のエッセンスだなあ~って思います。

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