クリストファー・ジェフリーズの失われた名誉の作品情報・感想・評価

「クリストファー・ジェフリーズの失われた名誉」に投稿された感想・評価

Spencer

Spencerの感想・評価

4.0
◇初めて観たときすごく衝撃を受けた。実話ベースだからこそ余計にショックだった。テレビや新聞の情報がいかに人間の判断力に影響を与えるか、それによって親しかった人の心が離れていく様子、綺麗事なしにこーいうことって現実に起こりうるんだな、と、、、。
◇「クリストファーはそんな人じゃない!」と映画を観ている分には思うけど、実際にこの状況の中に自分がいたとしたら、、、「この人ってそうなのか、、、たしかに見た目が、、、あり得るかも、、、?」なんて考えが頭によぎるのだろうかと思ったら、悲しくなった。情報を受取る側がしっかりとした判断力を持つことがまず第一だけれども、情報に100%左右されない判断力を人間に求めるのは難しい。それならば報道する側に自分たちのしていることの影響力の強さを改めて感じてほしいと訴えることしか今のところ出来ない。
◇パン屋のジェニーンに関して、、、さり気ないシーンだけどクリストファーを避ける場面は胸が痛んだ。だけどジェニーンを責めることはできない。人間、判断を誤ることだってあるものーー。大事なのは自分の間違いに気づいたとき、追いかけてごめんなさいってきちんと謝りに行けること。そんなジェニーンの様な人間で私もありたい。ジェニーン以外の人間模様にも、、、とにかく考えさせられる良いシーンがたくさんアリ!
Kaju

Kajuの感想・評価

3.9
みてよかったです。偽りなき者のように冤罪を題材にしたものですが、偽りなき者よりもみやすい。主人公にどんどん愛着が湧いて来ます。新聞やテレビ、鵜呑みにするのは怖いことだと改めて感じた。
殺人の冤罪で逮捕された主人公が、マスコミ等から格好の餌食になり、人生をメチャクチャにされてしまったという、実際にあった事柄を映画にした作品。

他の人と比べ、少し風変わりだったり、話し方が特徴的なだけで、殺人犯だと決めつけられ、それどころかありもしないようなことまで報道され、気の毒なんて言葉では言い表せないほどでした。
(しかも主人公はむしろ、とても良い人)

一見、ゲイリーオールドマンのような、かわいらしい顔立ちをしている主人公演じるアンドリューヒルトンさんの、癖のある喋り方や指の動き等がとても映えているところも素晴らしいです。

この手の映画は、例えば警察からの尋問シーンなんかで、「なんであのことを言わないの?」とか「これを言えばすぐ済む話じゃないの?」なんてイライラしてしまうこともあるのですが、この映画ではそのあたりの不満は一切なく、事実を映画にしているからなのか、脚本もしっかりしていて、なおかつテンポも良く、最後まで釘付けになりました。

テーマが明るくないだけに、楽しいからオススメ!とは言いにくいですが、観る価値は充分にある映画だと思います。