ジャケットから想像していたストーリーと大分違っていて戸惑った。ハイジャックを扱った作品の割りは期待していたよりもサスペンス、アクション共にあまり面白くなく、長く感じた。CA役のハル・ベリーが存在感があった。

セガールさんがまさかの途中で退場！！

それにはビックリしたけど、カートラッセルが最後まで戦ってくれるので最高です😆

テロリストにバレずに、どう
戦っていくのかが見所です。

怖さ、ファーストクラス。

スチュアート・ベアード監督、カート・ラッセル主演によるアクション。
テロリストによるハイジャック事件に対峙するアメリカ陸軍等の姿を描く。
NETFLIXでの配信終了が間近であったことから、久々の再鑑賞をしたため、あらためての再投稿。
主人公となる陸軍情報部顧問をラッセル、特殊部隊の隊員をスティーヴン・セガールが演じており、あたかもダブル主演かのようなイメージビジュアルになっているが、序盤でセガールが退場してしまうというのが、本作品の驚きの一つ。
ほかに、ハル・ベリーや、ジョン・レグイザモ、オリヴァー・プラット、ジョー・モートン、デヴィッド・スーシェ、B・D・ウォン、チャールズ・ハラハンにJ・T・ウォルシュが登場と、あらためて観ると今も一線級で活躍しているような豪華なメンバーが勢揃い。
物語は、ジャンボジェット機のハイジャック事件がメインとなるため、主な舞台を機内として展開するが、序盤のハイライトは、空中で戦闘機とジャンボジェット機をドッキングさせ、陸軍隊員等を送り込むシーンであり、荒唐無稽と思いながらも、ハラハラが止まらない。
以降、機内の様子を伺いながら、テロリストに近づいていく様子と、積まれていた爆弾の処理が並行して描かれていき、サスペンスとしてもアクションとしても見応え十分。
そして、終盤は、往年のフライト・パニックの名作『エアポート'75』や、『乱気流／タービュランス』のようにパイロットを失った飛行機をいかに着陸させるかに焦点が当てられるという、飛行機を扱ったアクションのエッセンスがてんこ盛り状態に。
何より、序盤でセガールを失って、どうなることかと思いきや、セガールの存在を忘れてしまうほどのエンタメ成分高めな作品に仕上がっている。
CGやVFXが発展途上の90年代の作品らしく、今では見られない絶妙なチープ感と本物感の融合により、終始目が離せず、サスペンスとしても、アクションとしても、はたまたパニックものとしても楽しめるとともに、名優の若き頃の姿が堪能できる良作。

最終判断（エグゼクティブ・デシジョン）を仰ぐ。