蘭の肉体の作品情報・感想・評価

蘭の肉体1984年製作の映画)

製作国:

上映時間:67分

3.2

「蘭の肉体」に投稿された感想・評価

サラ金の取り立て屋に属している女性(小田かおる)が、高額の現金取り立ての失敗を契機にして、四面楚歌の状態に陥ってしまう。男を利用しながら世渡りする、女の生き様を追っているロマンポルノ。

これまで脆弱な少女役を演じていた小田かおるが、酸いも甘いも噛み分けた、成熟した女性像に挑戦している。取り立て屋のボス(中田譲治)や警備員の青年(酒井昭)など、都合の良い男を乗り換えて、したたかに世渡りしていく。

男性側の視点では、後者の青年がフィーチャーされており、主人公の刹那的な生き方に翻弄されて、破綻していく様が描かれている。利用されていることに義憤を募らせるのだけど、「ふと見せる女神の顔」にメロメロになり、あっさり許してしまう。この感覚は、ほとんどの男性が共感性をもつことができるだろう。

私のフェイバリット作品「団鬼六 少女木馬責め」(1982年度)の主演女優・西川瀬里奈もまた、主人公同様に成熟した女性像を披露してくれるのが大変嬉しい。余談だが、日活ロマンポルノのディスコの場面で頻繁に使用されているノークレジットの挿入曲は、Quango & Sparkyの「Do The Boogaloo」(1978年度)という楽曲。