心に問題を持つセドリックは 30 代になってもまだ実家に住んでいる。ある日、家族が集う食事の席で、姉が妊娠を告げる。喜ぶ家族をよそに、ひとり怒りをこらえていたが、恨みは高まり、やがて爆発する。自分は見捨てられてきたと主張し、家族から被ってきた被害をぶちまけようとする。語りえぬもの、被害妄想、抵抗と反乱、知らぬふり。家族はどこまで均衡を保ち続けることができるのか……?
ぼくには怖いものがあります。一つは夜の海。二つめはお母さんのお腹の中の、もうすぐ生まれてくる妹。だって、中がどうなっているのかわかんないんだもん…
「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えてい…
>>続きを読む父が人身事故を起こしてからというもの、紗枝(秋月三佳)は母(内田量子)と共に身を隠すように生きてきた。ある日、数年ぶりに交通刑務所から出所した父が家に帰ってくる。その姿を見た紗枝はやり場の…
>>続きを読む1989年12月6日、モントリオール。理工科大学に通い、就職活動中の女子学生ヴァレリーとその友人であるジャン=フランソワは、いつも通りの一日を送っていた。しかし、そんな日常は突然、恐怖に陥…
>>続きを読む7歳のノラが小学校に入学した。しかし人見知りしがちで、友だちがひとりもいないノラには校内に居場所がない。やがてノラは同じクラスのふたりの女の子と仲良しになるが、3つ年上の兄アベルが大柄なガ…
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