心に問題を持つセドリックは 30 代になってもまだ実家に住んでいる。ある日、家族が集う食事の席で、姉が妊娠を告げる。喜ぶ家族をよそに、ひとり怒りをこらえていたが、恨みは高まり、やがて爆発する。自分は見捨てられてきたと主張し、家族から被ってきた被害をぶちまけようとする。語りえぬもの、被害妄想、抵抗と反乱、知らぬふり。家族はどこまで均衡を保ち続けることができるのか……?
「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えてい…
>>続きを読む作家として奔放に生きていたエヴァは、望まぬ妊娠で息子ケヴィンを授かる。しかも、なぜかケヴィンは生まれつきエヴァにだけなつかず、反抗的どころか、憎悪ばかりぶつけてくる。母子が心通わぬまま月日…
>>続きを読む台東の沖にある、美しい島・緑島で生まれたユーナンとユーメイ兄妹。二人に毎日のように人魚の物語を話して聞かせる母は、息子と夫を置いて幼いユーメイだけを伴い台北へと去り、間もなく他界した。月日…
>>続きを読む一家は食卓を囲みながら、家族の思い出が詰まったのどかなオリーブ農園の将来について語り合う。笑い話をしたり、本音を打ち明けたりするなかで、複雑な家族模様があらわになり始める。
僕はユベール・ミネリ、17歳。ケベック州のなんでもない町で、他の誰とも変わらない退屈な青春の日々を送っている。最近ひとつだけ、どうしても許せないものがある。趣味の悪いセーター、貧乏臭い部屋…
>>続きを読むロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、そ…
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