クリスマス・ストーリーの作品情報・感想・評価

「クリスマス・ストーリー」に投稿された感想・評価

恵比寿ガーデンシネマ。それぞれの思惑が交錯して複雑な感情が入り乱れる。ちょっと難解。
道化の哀しさ。
『 もしお気に召さぬのなら、これは夢とお考えを それですべてが元通り』
Asanta

Asantaの感想・評価

4.0
ビジュアル、キャッチコピーとストーリーの落差が凄い。
家族についての、可笑しくて、愛しくて、怖い映画。
これでアルノーデプレシャンの映画とマチューアマルリック、エマニュエルダヴォスのファンになりました。
カトリーヌドヌーヴとキアラマストロヤンニ(美しすぎた)親子共演も見もの。
カトリーヌドヌーヴは、こういうちょっと闇のあるお母さん役がハマりすぎる。
緑雨

緑雨の感想・評価

3.8
邦題から連想されるハートウォーミングさは全く無いし、大したことは何も起こらない映画だけど、観賞後じわじわくる。仏版小津というか。とにかく女優たちが佳い。
ドヌーヴの貫禄は言わずもがな、アンヌ・コンシニー、エマヌエル・ドゥボス、キアラ・マストロヤンニ…それぞれに人生の年輪を刻みこんだ、正統派とはまたちょっと違った美しさと魅力。(キアラはドヌーヴの実娘なのね…どっちかというとお父さんの面影が色濃いが。)

男たちが理屈っぽく喋るのに対して、女たちがゆったりと構えるのがまたよい。そして、街並みだとか家の中の設え。やっぱり雰囲気ある。

で、クリスマスが終わり、束の間集まった家族がまたバラバラに帰っていく、その侘しさと、一方でどこか暖かさを湛える余韻がよいのだ。
おまめ

おまめの感想・評価

5.0
デプレシャンの人間表現はすごい
的確で残酷
誰に対しても公平
それが、空から見るような視点のカメラ
視点を動かされている


時間の流れが早いようでこんなもん

音楽最高

子供達の花火のシーン最高ね

"君を見て震える".
登場人物の関係性があまりにも複雑で理解に時間がかかった。人生で初めて、鑑賞しながら相関図を描いてしまった。笑 複雑な相関図に加え、ストーリーもややこしかった。ややこしい話をよりややこしくしている印象。凝った演出だったけれど、もっと簡素でも良かったと思う。また、冗長だった。クリスマス映画だと思って観たら少し拍子抜けするかもしれない。
とまこ

とまこの感想・評価

3.0
決して不幸な家族ではないのに、何故か漂う不穏な空気…。
ただし、最後まで観るべき。
時間が経てば丸く収まる。
ssk

sskの感想・評価

4.0
今年のクリスマスに際して、再見しました。どうやら、この映画のクリスマスも25日が月曜日みたいです。
群像劇としては、デプレシャン映画は人数が多いものが多い。今回も家族がクリスマスに実家に集う話なので、10人以上出てきます。ただ、人間関係が複雑なので、前半は若干苦労するでしょう。
この映画も、マチュー演じるアンリという男の設定が面白い。家族の第三子で、長男の白血病のドナーを期待されて生まれたんですが、適合しないという期待はずれの役立たず。結果長男は幼くも亡くなってしまい、大人になってからも姉から憎まれて家族から5年間以上"追放"されてしまう顛末で、運命的に不幸な人間という愉快な役回りです。
そして、舞台はそれから5年余りたったクリスマスです。今度は、一家の母の白血病のドナー探し。これがまた皮肉な結末ですが、そのクリスマス会で家族それぞれが色んなドラマに発展していきます。そんなこんなで、150分あっても全然飽きないのがデプレシャン。
キャラ的な特色としては、姉が厳格な信徒みたいな神経をしていて、弟のアンリを生理的に受け付けないというくだりが、あまりに深刻で笑えます。アンリがあまりに可哀想すぎる。あと、これまたデプレシャン映画常連のエマニュエルドゥボスは、家族の外部といういい役回りで、相変わらず良い尻でした。22日から25日くらいまでの話なので、今時期オススメの映画です。
なんとなく借りてみたけど、拾いものだった!150分ひたすら静かなのに全くダレず。なんだろう、この豊かさは。

お父ちゃんがジャズのレコードを手に聴き入ってて、愛妻がドアに立ってても気がつかない「間」とか、片付けやごみ捨てまで描かれてて、そういう細部の積み重ねにこそリアルを感じるって、是枝監督と通じるかも。

クセのある人物ばかりなのに、全員好きだったし、ていうかキャスト豪華すぎ!
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2012/12/20鑑賞(鑑賞メーターより転載)
長らく疎遠にしていた親族が白血病を患った母のもとにクリスマスの夜に集結し、それぞれが互いに抱えた複雑な感情を紐といていく...というドラマ。安っぽい邦画だとお涙頂戴路線まっしぐらだろうが、そこには向かわず濃密な互いの感情の吐露を主眼にした点は好感が持てる。ただ、2時間半近くある長尺の中で登場人物が多くエピソードもありすぎて本題が全然進んでいる感じがなく、中盤かなり退屈してしまったのは残念。貫禄十分のドヌーヴそして共演者(実娘のキアラ・マストロヤンニが娘役!)の本気120%の演技は見応えあったが。