物を山積みしても、人生の空虚さを埋めることはできない。
それなのに、なぜ人は物を買ってしまうのか。
それは、社会により、「これが必要だ」「もっとこれを買わないと」「これがあれば満足できる。幸せになれる」と、広告などを通して刷り込まれているからだ。

現代は、親にではなく、子供に直接広告で宣伝をするケースも多い為、子供にスマホを与えるか否かは、慎重になる必要がある。

そして、意味のある心配、意味のある物、それらを見分ける事が大事である。
その為にはまず、「これは有益か」と、立ち止まって自問自答すること。
もっと自分に焦点を当てなければならない。

バランスを考え、必要なだけ持つことを追求すべきである。

その分、人を大事にし、物はあくまでも使うものとするのが良い。
人を使い、物を大事にするようになってはいけない。

また、特に現代で問題となってくるのが、先ほども挙げたスマホである。
人は平均して150回も電話を確認している。
それは、目新しさへの期待からくる行動。

数秒注意がそれるだけで、多大なデメリットがある。

この問題は、そもそもデバイスの電源をオフにしたり、瞑想をすることで解決できるという。

このように、人生において重要な考えをたくさん学べる、素晴らしいドキュメンタリーであった。

上を目指すこと、より良い生活で頑張ることは悪くないのかもしれないけど、いつのまにか手に入る必要のないものまでも必要なものと思い込んでしまう。
人より幸せに、人より華やかに。
上には上をいるから常に何かを追い求めて・・・心の方は疲弊してしまう矛盾。

元々私は購買意欲が結構あって服やBlu-rayやキッチン用品は増えてくばかりだった。けれどら最近毎週ゴミ袋2個分くらいは物を捨て続けてる。
そして気がついてしまったのは買う瞬間よりも捨てる瞬間の方がよっぽど気持ちが高揚するという事に。

そうは言っても私は究極のミニマリストには拒否反応を示してしまう。
(殺風景な部屋に同じ服何枚かしかないやつ)
けど、このドキュメンタリーの人たちのミニマム生活は適度にということなので、最小限を強要しない。
本にこだわりあるならそこは沢山捨てなくていいし、洋服好きでどれも大事なら大切にすればいい。
ただ使わないものを「いつか」のために保管しない。
これならなんとかできそうだ。
と、なんとなくちょっと気持ちだけは後押ししてくれるドキュメンタリー。

【自分に本当に必要なものしか持たない人のドキュメンタリー】

「ミニマリズム」は精神にアプローチしてくるため、宗教的になり､ドン引き案件になりがちだ

掃除オタクの自分でさえ、ミニマリストのミニマム推しに辟易することもあるし、空き家のような部屋での暮らしが万人に合うとは思わない

しかし､彼らがミニマムな暮らしを強く推すのは､その効果が比較的早い段階で実感出来るからだ
何故なら､ﾓﾉを減らすと「価値観」が変わるから

私は、LINEの断捨離系オープンチャットに参加しているが、メンバーらも異口同音に「ミニマムな暮らしは、思わぬ幸運をもたらす」と言う

実際、自分自身もそれは感じているものの、買い物も大好きなので、一つ買ったら二つ捨てるというルールを決めている(つもり)

今作に話を戻すと、翻訳の分かり難さ、字幕の位置や読みにくさは気になった

しかし、心理学､環境､経済学等の専門家の解説もあり、ミニマムな暮らしがもたらす、精神や環境への影響については説得力がある

興味のある分野とは言え、ダラダラ書いてるうち真のミニマリストとは言えない(๑・ڡ・๑)

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