長崎の南端に浮かぶ伊王島。この島で生まれ育ち、炭鉱で細々と暮らす風見精一・民子夫婦は、会社が閉山したことから北海道の開拓村に入殖することを決断した。 老いた父と幼ない2人の子供を連れ、住み…
>>続きを読む芸者上りの倉橋きんは、今は色恋よりも金が第一。昔の芸者仲間などを相手に金貸しをやっている。ある時、若い頃にきんと燃え上がるような恋をした男から会いたいという手紙が届く。美しく化粧をして相手…
>>続きを読む昭和17年。軽井沢にある水沢欣吾の別荘には、療養中のひとり娘・節子の友人たちが集まり賑わっていた。友人のひとり・結城達郎は節子に想いを寄せていたが、節子は見合いを予定していた。戦局が悪化し…
>>続きを読む妻に先立たれ、岩手に住む父親の悩みは、東京に住む末っ子・哲夫のことだ。定職もなくアルバイトで気ままに暮らす息子をたしなめる父、そして反発する息子・・・そんな哲夫も下町の工場で働くうち、可憐…
>>続きを読む北海の寂れた海辺のあばら家で、老漁師・忠男と孫娘・春は二人暮らしを続けていた。しかし、地元の小学校で給食係として働いていた春が、廃校により失職。老いた忠男の世話を頼むべく、疎遠となった姉兄…
>>続きを読む美しい娘・泉が上京して来た。満男は心配と喜びで気が動転。別れて住む父親を引きもどしたいという切実な願いにさくら達は泉を父親探しの旅に送り出す。東京駅まで送るつもりの満男は泉と一緒に新幹線に…
>>続きを読む我が子、高松藩主・松平頼常が狂気との噂を聞いた水戸黄門一行は、高松へ向かう。道中、山賊に襲われるも、窮地を乗り切った水戸黄門は事件の裏に陰謀ありとにらみ、頼常の狂気が真実なら自ら我が子を手…
>>続きを読む毎年、夏になると蓼科の別荘を訪れる新劇のベテラン女優・森本蓉子(杉村春子)と、もう30年以上も別荘を管理している農婦のとよ子(乙羽信子)。今年の夏もその別荘でさまざまな出来事が起きていく。…
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