まあ『ハリーとトント』のパクリ臭くはあるけど、老いても仲代達矢は力演だし、良心的な映画である。
淡島千景の遺作でもある。
2009年という比較的近年の映画に、大滝秀治や菅井きんが当たり前のように画面…
仲代達也追悼鑑賞その4。
先に観た『日本の悲劇』と同じ小林政広監督作。公開はこちらが先です。
仲代達也(当時78歳)は北海道の田舎で19歳の孫娘と二人で暮らす老齢の元漁師役。
一人東京に出る孫娘のた…
徳永えりがジブリヒロインみたいでそーきゅーと。力強さがある瞳。最初の兄弟の家の望遠ショットはカット割らずにそのまま横パンで映してほしかったが。重たい話でも中代達矢の存在が常にユーモアの光で照らしてく…
>>続きを読む仲代達矢さんの訃報を受けての鑑賞。
頑固で偏屈な祖父と田舎っぺ孫娘の、人生終末期の居場所を探す旅。
一見世間的には不幸な二人だが、二人にとっては人生最良の幸福な旅の時間だったのでしょう。
やはり側に…
名優ば次から次へと出てきて、なかなか凄い現場だったんだなぁ、と想像。
その中で徳永えり、よく頑張った。
ちょこちょこセリフの言い回しが舞台ぽかったり(古い?)、芝居が大きく感じた箇所もあったけど、…
仲代さん訃報に際し、数ある名作の中、なぜか無性に見たくなったなのが今作でした。
偏屈で気難しく、自分勝手に不器用に己を立てて生活してきた1人の男。
その生き方が身の回りの人達を遠ざけ、犠牲にし、し…
「もう会えねぇかもしれねぇけどな」
小林政広監督の祖父と孫娘のロードムービー
仲代達矢さんの訃報を知り再鑑賞
よたよたとふらつきながらも前に進む偏屈爺ちゃん(仲代達矢)を何度も止めようとしながら…
振り返れば、1987年公開の「ハチ公物語」が、仲代達矢主演作の中で最も心に残っている。犬好きで、何よりもハチ公を大切にする大学教授を演じた仲代の姿は、まるで本物の飼い主のような温かさに満ちており、そ…
>>続きを読む国内よりもむしろ(カンヌなどの)海外で評価が高い小林政広。彼が過去に監督した作品を以前CS放送で何本か見たことがあるのだが、一般観客にはちょっこしわかりづらい演出をした(評論家受けしそうな)映画が多…
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