春との旅の作品情報・感想・評価・動画配信

「春との旅」に投稿された感想・評価

2022.09.22
#1917
いやー良かった。うん良かったんだよ、最後の受身取るまでは。あの演技で一気に冷めた。
ゆき

ゆきの感想・評価

-

気が合えばそれでいいじゃないですか

豪華豪華

喧嘩のシーンよ
仲代達矢をはじめとした、ベテラン役者たちによる演技の化学反応が見られるだけで貴重な作品です。
中でも柄本明とのバカヤローっていう兄弟ゲンカは舞台さながらにほぼワンカットで撮られており、両者ともに真に迫る演技でぶつかり合っていて、必見の価値があります。
DamKeeper

DamKeeperの感想・評価

5.0
高齢で生活が成り立たなくなった仲代達矢が、仲違いし疎遠になった兄弟に自分の面倒を見てくれと頼みにいく映画。

私も親族が揉めるのを何度か見たが、歳を経ての兄弟喧嘩は修復不可能で凄まじい。

仲代達矢・大滝 秀治・柄本明の超絶兄弟喧嘩。
必見です。
春は悩んでいたのかもしれない。自らの強い責任感ゆえに甘ったれたジジイを放っておけないのか?それとも爺さんを愛しているからこそ放っておけないのか?

馬が合わないのに情報をくれる兄貴、厳しい態度で弟を想う姉、自らを見下すわりに施しをしてくれる弟。兄弟たちの愛を目の当たりにしたことで、春は爺に対する愛を確信したのかもしれない。

一方で爺さん。この人本当は最初からずっと、春を手放して1人で生きていく気なんてサラサラ無かったんだと思う。

(わざわざ断られる可能性高い人から当たったり、子供のように駄々こねたり、終いには自分から断っちゃったりと。)

兄弟の前ではカッコつけて「春のために」なんて言ってるけど、春を失って1人で生きていくくらいなら「死んだ方がマシだ」というのが本音なのだろう。

心から爺を愛する春と、またしても春を犠牲にしようとする爺。妻、娘、そして孫の春。仏の顔も三度まで。辛さから逃れるため周囲の人間を犠牲にする男を神様は許してくれなかった。



そーゆー話でしょうか?
人間にとって一番恐ろしいのは「孤独」なんだろうな。なんとな〜く自分の祖父に重なるものがある。。。

淡島千景さん(肝っ玉姉役)、これが遺作だったんだね。
Yokotasol

Yokotasolの感想・評価

3.0
電車の中の清潔無垢な制服少女

暗澹たる砂浜を歩く、お洒落なヨレた服を来た白髪髭老人

内容は覚えてないけど

映像は鮮明に残っている
ひと

ひとの感想・評価

4.0
不器用なおじいちゃんと孫娘を描いたヒューマンドラマ。
登場人物のリアルな心情が強く印象に残る。
現実の厳しさも描かれていた。
仲代さんの表情、言葉が哀愁漂っていて切なさが滲み出てた。深みのある俳優さん。
街並み、挿入歌好き。
また観たい。
特に大きな事件が起こる訳ではない二人の旅。いろいろな人との再会を通して、真実が明らかになったりしていく。
仲代達矢はもちろん、孫娘の春役の徳永えりの演技が素晴らしい。
周りを固めるベテラン俳優とともに、二人の心情の変化を丁寧に描いている。

老人忠男と孫娘の春は春の母親が亡くなってから二人で暮らしてきており、生活シーンが無くても、その間に培われた関係が二人から滲み出ていた。
気を使わない話し方。
忠男の甘えを受け入れる春。
表面に出さない、お互いを思いやる心。

忠男と兄弟達は一緒に育ってきた元家族であり、何年も会わなくても会った瞬間に昔の自分に戻る仲代さんの演技はさすが。それまでの関係によって兄弟によって態度が変わるのは当たり前のこと。

リアルなシーンばかりなのに、旅に出る理由が非現実的。このアンバランスさがこの作品のポイントなのかなと。

春は、この旅でわかったのだと思う。
自分を一番愛してくれているのは
誰なのかを。

2011/5/2
湯っ子

湯っ子の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

偏屈爺さんと孫娘のロードムービー。
お勧めしてもらって、他ではなかなか見かけない組み合わせに興味を引かれた。
なんだけど、う〜ん…。

「37セカンズ」の時もそうだったけど、私はどうしても、自分の仕事で知っている世界について違和感を感じるとノれないらしい。
私はブランク含めて15年介護の仕事をしていて、色んなお爺さんを見ている。
仲代達也は偉大な役者さんだ。だから、彼が思う「脚が不自由なお爺さん」を完璧に演じていると思う。
だけどね、なんで歩いてる時だけ片麻痺(脳疾患の後遺症で、右か左どちらか片側に麻痺が残る状態)みたいになって、座ると両手普通に動いてるのって思っちゃった。
そのへん、ちょっと勉強不足かなって。
これは制作側も、脚が悪い老人を描く時に、どんな疾患で脚が悪いのかをちゃんと設定してないからだろうと思う。
せっかく、これだけ贅沢な役者さんを揃えて映画撮るんだからさあ…

そして、最初に出てきた大滝秀治!私は彼の映画はあまり観たことないけど、岸部一徳と一緒に出ていたキンチョーのCMが大好きなので、テンション上がった。
仲代演じる弟の申し入れを突っぱねたあと、実はホームに入るんだ…って告白をした時、私もうるっとしたけど、そのあとなんだかものすごい悲哀に満ちた演出になっていて、あ〜これは制作側が、ホームに入る=入れられる=捨てられる、姥捨山のイメージで描いているなと思った。

春ちゃんが携帯電話を持っておらず、公衆電話を使っているので、時代設定が少し前なのかもしれないけど、公開は10年前。それにしたって少し意識が古いと思った。
色んなホームがあるとは思うけど、20年前に私が勤めていたホームでは、お年寄りはみんな「住めば都」って言ってそれなりに楽しく暮らしていたよ。
それこそ、私もその頃、春ちゃんみたいに孫くらいの年齢だったので、かわいがってもらったし、一緒に笑ったことがたくさんある。
今は在宅介護の人々を対象にした仕事に就いているけど、自宅にいるのがベストではないな、と思うお年寄りもたくさんいる。

淡島千景演じるお姉さんの言ってることが一番納得できて、あの通りに結末を迎えたら、私はとても好きな映画になったと思う。
春は東京へ行き、おじいちゃんは地元でひとりで暮らす。きちんとした福祉を受けたら、全然ひとりで暮らせるレベルだもん。春とは電話したり手紙書いたり、お休みに帰ってくれば良いじゃないか。
だから、蕎麦屋で春がずっと一緒と言った言葉もイマイチ響かない。
ここは、描き手も、そうは言っても春も恋をしたり結婚したり、ずっと一緒というわけにはいかないことはわかっているらしい。
そこを描くのが辛かったから、ああいった着地にしたんじゃないか。
だって、春の言う通り一緒に暮らしていたら、春は今問題になっているヤングケアラーになっちゃうじゃん。

おじいちゃんと孫娘の組み合わせや、偏屈爺さんが人生を振り返る旅に出るという設定はとても良いと思う。
徳永えりも、他の方々も言っているようにガニ股は気になるが、名だたる名優たちの中で奮闘している。
脇を固める役者たちはさすがの存在感、とても贅沢。
特に、香川照之が顔系なしに抑えた演技をしていて、父と娘のシーンは泣けた。

意外としばらくちゃんと見ていなかった日本の良い役者さんたちを改めて見ることができて、その魅力を再発見できたのは収穫でした。
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