前代未聞の事件を起こした罪で10年後の夏に切腹すること、そしてその切腹の日までに、藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられた戸田秋谷(役所広司)。その切腹の日は3年後に迫っていた。…
>>続きを読む享保15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛(岡田准一)は、連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。 「采女様を助…
>>続きを読む幕末の海坂藩。独り身の下級武士・宗蔵は、かつて奉公にきていた百姓の娘・きえが嫁ぎ先で苦労していることを知り、彼女を強引に連れ帰る。そんななか、海坂藩の江戸屋敷で謀反が発生。宗蔵は人質を取っ…
>>続きを読む江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門は、藩主・右京太夫の失政の元凶である愛妾・連子を3年前に城中で刺し殺すものの、寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江のめいであり、身の…
>>続きを読む安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し…
>>続きを読む出雲の国・松江藩の表小姓、笹野権三(郷ひろみ)は器量がよく、槍さばきのみごとさでは右に出る者がいない。その上、茶の道にも通じていた。彼は同家中の川側伴之丞(火野正平)の妹・お雪(田中美佐子…
>>続きを読む寺井家の一人娘・以登は、藩内随一の剣士と噂される江口孫四郎に恋心を抱く。しかし、以登には決められた相手があり、孫四郎もまた上士の家の婿となる日が迫っていた。孫四郎への想いを断ち切る以登だっ…
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