必死剣 鳥刺しの作品情報・感想・評価・動画配信

「必死剣 鳥刺し」に投稿された感想・評価

りさ

りさの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「隠し剣 鬼の爪」のような結末をほのかに願っていたが、必死剣の名の通り、悲劇のラストに…。
藤沢周平の主人公らしく、トヨエツも清廉潔白でストイックな感じがステキでした。
scotch

scotchの感想・評価

3.9
藤沢周平原作をもう一作。映画としてはこちらの方が断然面白い。

いきなりの側室暗殺。もう面白い。藤沢作品には定番の仄かな恋心。池脇千鶴、似合ってた。吉川晃司もとても良い。しっかりしたキャスティングが「蝉しぐれ」との差。
そして驚きのラスト。そうか、そういうことだったんだ。まさに必死剣。しかし、しかし、もう1人いって欲しかった。が、かえってそこが哀愁漂っていたのかも。池脇千鶴のラストショットと共に。
kaikaita

kaikaitaの感想・評価

3.0
原作は何年も前に読んだ短編集のうちの一編だけど、ボンヤリと覚えてた。

池脇千鶴は好きだけど…奥さん含めて、女性絡みのエピソード丸々削ってほしい。

殺陣の上手下手は置いといて、吉川晃司は凛としててカッコよかった。百姓一揆から謀反まで2年以上もなにしてたの?

峰打ちにしたところでめちゃくちゃテンションが下がったが、その後握り直して血糊ドバドバになるのが良かった。
あんだけ瀕死の状態でも後ろから斬りかかれないだけの説得力はトヨエツからは感じなかったなあ。

鳥刺しの原理がよくわからん。下緒か?
カミさんにオススメされてた作品。
CATVで放映してたのをたまたま観た。
※観てたけど記録してなかった。

トヨエツと吉川晃司の演技がスゴかった思い出。

ラスト、屋敷内の殺陣は泥臭い迫力。

腐りきった体制に渾身の一太刀を浴びせる必死剣。カッコいいという言葉では片付けられない苦々しい感情が、観賞後に余韻として残る。

ヤクザ映画っぽくもあり、武士ハードボイルドでもあり。
フライ

フライの感想・評価

3.8
ストーリーの重厚感は、さすが藤沢周平作品と言いたくなる面白さがあったが、キャスティングの素晴らしさも重なりかなり楽しめる時代劇だった。
豊川悦司と吉川晃司の凛とした佇まいと余計な事を語らない武士としての雰囲気が作品にとても合っていた。終盤での二人の死闘は、正に武士同士の戦い!
冒頭、藩主の側室と豊川悦司演じる兼見三佐エ門の衝撃的なシーンから始まるストーリーは、武士として、男として悲しくもあり、熱くなる内容に心震えるものがあった。更に終盤での予想打にしない陰謀に、思わず激昴したくなる展開での死闘は、とても辛くなるものが。タイトルの必死剣鳥刺しは必見!
冒頭の衝撃から経緯に至る展開は、とても心に響く内容と、終盤でのやるせない内容に嫌が上にも感情的にも熱くなるが、藩主の側室と兼見の妻の姪の、女性としての性格の違いが尚更感情移入させるものがあった。
 豊悦の静かな武士道に美しさを感じ
 池脇千鶴の健気さにも美しさを感じ
 最後の殺陣は仲間を切りたく無い苦悩の峰打ちから
刀を持ちかえ仲間を切らざる得ない切なさに力が入った。
ラストの大立ち廻りを観るだけでも価値のある作品。本来、主人公の三左ェ門も別家・帯屋隼人正も馬鹿殿一派を共闘して倒せば良かったのに、殺し合うはめになってしまったのが悲劇で、しかも義理を重んじた三山左ェ門は仲間に殺られてしまう…覚悟して挑む姿は、常に男女共に美しいと思った。
procer

procerの感想・評価

3.3
凄まじい。
なんといっても
トヨエツの迫力に尽きる。

ラストまで観るのが
厳しくなる。
テレビでは出来ない、
殺陣の無惨さ。
野菜を斬るように斃れる
テレビ時代劇に慣れた
我々世代には衝撃的です。
下手にグロに走ると、
またホラーっぽい偽物感が出る。

そんな血生臭く、
しかしながら武士らしさを
感じる作品です。

このレビューはネタバレを含みます

豊悦は損得ではなく善悪を己の指針に実行した。視聴者の感情に触れるのはこの部分である。
ところで彼が究めるべくは、鳥刺しではなく、必殺仕事人のような隠密術ではなかったか。
ミート

ミートの感想・評価

4.0
静かに季節がうつろい、粛々と物語は進んでいきます。時代劇が好きではない人にもおすすめできる素晴らしい作品と思います。十分に役作りをしたのだとは思いますが、豊川悦司にあと10kg減量してもらって刹那感と凄みを出してほしかったというのは欲張りすぎでしょうか。邦画はやはり時代劇に活路を見出して欲しいと切に願います。
>|