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リビング ザ ゲーム
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目次

リビング ザ ゲームの作品紹介

リビング ザ ゲームのあらすじ

真の強さを求めて、“1/60秒”で戦う世界がある。ゲーム・エイジが生んだプロゲーマーという職業。世界中から羨望を集める彼(彼女)らの歓喜と苦悩の物語。

リビング ザ ゲームの監督

合津貴雄

原題
LIVING THE GAME
製作年
2016年
製作国
台湾日本
上映時間
88分

『リビング ザ ゲーム』に投稿された感想・評価

”普遍的なMADな奴ら”

プロの格闘ゲーマーたちの世界を覗き込むドキュメンタリー映画。

「ウメハラ・ダイゴ」
この世界を知らなくとも、一度は耳にしたことがある人物ではないだろうか?

世界では「イチロー」というメジャーリーガーであったり、「羽生結弦」というフィギュアスケーターだったり、「シンスケ・ナカムラ」というプロレスラーであったり、その道を極めた超一流のプレイヤーがニュースで取り上げられる。

一方、今作の「ウメハラ・ダイゴ」をはじめアングラな世界で活躍する日本人も存在している。ニュースに取り上げられるラインでいうと、一時”早食い”というジャンルにおいて一世を風靡した「小林尊」が記憶に新しい。

現在でこそ「e-sports」と呼ばれ、注目を集めるようになったプロゲーマーたちの知られざる世界にスポットライトを当てた作品である。

ただそこに映し出されているのは、紛れもなく頂点を目指し極めようとする者たちの”MADな世界”なのだ。

劇中で語られるプロゲーマーたちは、「ゲームが大好き」「ゲームで稼いだ賞金で生活すること」ということに背徳感を感じている者が多い。中でもフランスを代表する「ルフィ」というゲーマーは、広告代理店に勤めていて、自らがゲームの道で稼いでいくことに否定的であるというコメントを残している。しかしながら、彼らはゲームという舞台であれ、好きなものに対しての情熱を彼らのセカイの中で折り合いをつけて、闘志を燃やすプロ選手と変わりはない普遍的な感情の中に生きている。実際に肉体を駆使する格闘家と同じで、ゲームという1/60秒の駆け引きの世界に自らの信念で身を投じたものたちの歓喜や苦悩やそしてハンドルネームという仮面を被った、内側の世界のそれぞれの背負った生活、過去、プライド、大切な人が映像として浮かび上がることに心が動かずにはいられない。

広告代理店務めのルフィ
父に隠れスキルを磨いたジャスティン・ウォン
貧困層で育ったゲーマービー

世界のトップに駆けあがり、栄華と重圧に苦悩するももちと同棲相手のチョコブランカ

そしてレジェンドであるウメハラ・ダイゴ

それぞれの選手にそれぞれの心境があるというエモい作りになっているが、劇中の父と死別したゲーマービーのエピソードの挿入タイミングや、ももちが同棲相手のチョコブランカに容赦なくゲーム稽古をつける場面や、新居と負けることの苦悩との対比として、その世界のレジェンドというか仙人のような立ち位置になったウメハラ・ダイゴの理念と、上記で挙げた頂点を極めようとする者たちの普遍的なMAD性に溢れたドキュメンタリーとなっている。特にウメハラvsジャスティンの奇跡の大逆転を映画的にスロー+ズームアップで見られたことは何よりうれしいし、現在公開中の「ちはやふる 結び」における”一瞬を永遠にとどめる”という行為はどの世界においても賛美され、神格化され、羨望の的になるものに違いないと思わされる。

あなたが知らない世界

あなたが知らないだけの世界

これを堪能できるドキュメンタリー映画、光だろうが影であろうが、批判的であろうが、エモくあろうが、時間を浪費して体験するに足りる熱量を秘めているに違いないと思わされた。
世の中にプロのテニスプレイヤーやゴルファーが居らっしゃるように…
【eスポーツ】という、対戦格闘ゲーム✊のプロの世界があることをご存知でしょうか?


他のプロスポーツと同じように彼らには有名企業のスポンサーがつく。
普段は自らの力を高めて、大会に臨む。
日本にはプロゲーマーの養成学校も存在する。

そんな業界で脚光を浴びるプロゲーマーの世界を掘り下げたドキュメンタリー映画です。

私から見れば話には聴いていました程度の世界ですが、巨額の賞金を掲げるこの業界への認識が深まりました。

また世界各国の伝説のゲーマーをスクープして、勝敗を競い合う彼らの姿に肉薄する撮影方法が、生き様のドラマを描きます。

ナレーションは全くありません。
ただ彼らが吐露する言葉と表情によって、ゲームに懸ける情熱や緊迫感がとてもよく伝わってきます。

立派な職業なのに業界への認知度の低さから、世間的にはまだまだ“遊び”と見做される…

【ゲームで食べていくこと】への葛藤…

結婚を逡巡するゲーマーのカップル…

長期間の取材と被写体との距離が可能にする人間味あふれる瞬間の数々に、私も親近感が湧いてきました。


格闘ゲームに詳しくなくとも是非ご覧あれ。
むしろゲーム業界でなくとも、別のジャンルでもプロを目指す若者にオススメしたいです。
小
3.8
「ストリートファイターII」という日本のカプコンが1991年に発売した対戦型格闘テレビゲームの大会が世界各地で開催されていて、そこで獲得した賞金やゲーム関連企業などのスポンサーからの収入をベースに生活するプロゲーマーたちのドキュメンタリー。

プロゲーマーという職業について、噂では知っていたけれど、目の当たりにするのは初めて。凄い速さでコントローラーを操作し、相手の一瞬のスキを突くゲーマーたちの闘いは、ガンマンや侍の決闘に似ているのかもしれない。だからなのか、ゲームファンは彼らのプレイを大会会場やネット中継で観戦し熱狂する。

リアルにはなかなか味わうことができない緊張と興奮を体験できるうえ、やろうと思えば誰でも参加できる手軽さ。プロが登場するのは不思議ではないけれど、囲碁、将棋と比較した場合の麻雀のように社会的な関心は低く、場合によってはどことなく後ろめたいものであるのかもしれない。

プロゲーマーという職業がどのように成立し、プロたちはその職業をどのように考えているか、ということが観る前は気になっていたけれど、ゲームとは関係のない普遍的な人モノとして面白かった。

アメリカ、フランス、台湾といった世界の各地のプロゲーマーたちが紹介されているのだけれど(何故か皆、東洋系の顔立ち)、やはり面白いのは日本人2人の存在。

ラスベガスで毎年開催され、最も権威ある格闘ゲーム大会と言われている「EVO」で2度の続優勝を果たした梅原大吾。彼の闘い方は観る者を惹きつける。伝説の一戦は、あと1ダメージでも受ければ敗退という状況で、完全に回避することは人間には不可能と思われていた相手の連続技を、すべて防御してからの大逆転勝利。誰もが梅原の負けを確信していただけに、その熱狂は凄まじく、梅原はカリスマとなった。

一方、梅原に強いライバル心を燃やす「ももち」は職人肌。キャラクターを正確にコントロールするため、日夜訓練を欠かさない。その姿勢はとてもストイックで、同棲しているゲーマーの彼女に対する厳しい指導は、弟子を罵倒しているみたい。

ももちのプレイはミスが少なく安定していて、その闘い方は強い半面、派手さがない。勝つことで認めさせようという姿勢は人気につながらず、だからこそ、梅原を倒すしかない、みたいな。プロ野球で言えば、梅原が長嶋なら、ももちは野村(あるいは落合)という感じに見える。

あと印象に残ったのは、アメリカのプロゲーマーの言葉。アメリカのゲーマーはお金のためにゲームをするけれど、日本のゲーマーはプライドのためにゲームをしているという。確かに2人からはそういう雰囲気が強く感じられる。ももちに比べれば、ゲームを一歩引いて俯瞰して見ている印象を受ける梅原でさえ、ゲーム大会は賞金稼ぎではなく求道の場のようになっている。

真剣に取り組んでいるからこその、悩み、葛藤、そしてつかの間の歓喜。「ゲームなんて…」という軽視、偏見があったとしたら、きっと驚くに違いない。

もっとも個人的には、ゲームをプレイしなくなってからうん十年たっているせいか、ストリートファイターのバトルシーンにイマイチ入り込めないことが難点。動体視力が劣化しているからかな? 身体的制約もあり、オジサンのゲーム観戦はきついかもしれない。

●物語(50%×4.0):2.00
・人がしっかり描かれていて良かった。 

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・2人の日本人ゲーマー、それぞれにキャラが立っていた。

●画、音、音楽(20%×3.0):0.60
・ゲームの画面は動きが速くて…(苦笑)。

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