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KUICHISAN
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KUICHISANの作品紹介

KUICHISANのあらすじ

米兵が行きかうとある沖縄の町。少年は、この世の終わりが来るのを、コーラフロートを飲みながら待っている。淡々と進む夏休み、ある出会いをきっかけに、少年は自分の中に渦巻くものを感じ始める。渦巻はやがてその島の持つ自然の力と一体となり、少年をいざなっていく。

KUICHISANの監督

KUICHISANの出演者

原題
KUICHISAN
製作年
2011年
製作国
アメリカ日本
上映時間
76分

『KUICHISAN』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

-
小一時間余りしっかりと平均台の上を歩かされる。何をどうだこうだと理解せぬまま歩いても、思考をフルに活用させながらつま先で立って渡って行っても良いが、勇気を持って飛び込む事が何より必要だと思う。例えば松本俊夫に寺山修司だとか、ブラッケージにウォーホルだとか、それらを引き合いに出すのも良いかと思うが、目の前にあるのはただ露骨なまでな画と音の洪水と渦である。もしかしたら子供が見る「OKINAWA」と「JAPAN」言うものはこんなものかも知れないし、今は失ってしまった幼少期の感覚、身体の中のどこかで隠れんぼをしながら誰にも見つけて貰えないそれはこんなイメージなのかもしれない、そんな具現化がこの作品なのかもしれないが、この作品は自分とは永遠に融け合わない次元にしっかりと君臨している。世界の終わりと、ハードボイルドなワンダーランドと、置き去りにされたトカゲの尻尾と、書を投げ捨てた少年が跳躍する未来の形と、コーラフロートのアイスもまた、沖縄の夏休みの熱にうなされながら、いまだ融け合わずに君臨を続けている。
監督もプロデューサーも、沖縄のことまったく知らないくせに、なぜ大英帝国調の文化人類学的目線で(未開の部族を撮るみたく上から)こんなの作ったの? やめてよ。
関係者以外の沖縄県民はこんなつまんないの観ないしね。誰のために作ったの? マジやめてよ。

本作中の超恥ずい間違い例
① 偉っそうに「浜くだり」なんて言ってるけど、そんな言葉は沖縄にないよ。「浜おり」または「浜うり」です。
② もっともらしくラジオのパーソナリティーが「お盆」「盂蘭盆」の説明なんてしてるけど、そんな言葉が県民の口から発せられることはないよ。特に「盂蘭盆」はゼッタイ言わない。大人から子供までみ~んなみんないつでもどこでも「旧盆」という言葉だけを使います。「キュウボン」の響きこそが沖縄人を毎夏そわそわさせるの。
③ 沖縄のわらばーたー(子供たち)が野を駆け回る時に東京弁オンリーで喋るなんて、ありえない。海水浴の時にシャツ着ないのもダメだし。沖縄では火傷が怖いから何か着て泳ぐよう多くの親が子に指導してる。
④ 「エイサーをお楽しみください」なんてアナウンスしてから始まるエイサー? そんなのは観光客向けの真っ昼間の公園イベントの時以外ないってば。特に深夜の路上で繰り広げられる(本島中部ならではの)エイサーオーラセーは、霊送りを目的とした旧盆行事の「道ジュネー」の一環なのであって、(それが沖縄市・北谷町・嘉手納町・読谷村のどこであろうとも)必ず各部落の青年会によって演舞されます。(唄と三線だけは年配者も可。)・・・それはどういうことかっていうと、エイサー集団の約半数は若い女の子だってこと! 彼女らは大太鼓も小太鼓(パーランクー)も持たず、絣を着てひたすら踊りだけを踊ります。実際、数十人のエイサー集団の後方に位置する彼女たちだって相当目立つんです。(女人禁制の千原エイサーを除く。)
だのに、この映像作品にて彼女らモウヤー(舞い手)を完全無視して、たった一人しかいないはずのチョンダラー(道化)ばかり執拗に映しているのは、本島中部の伝統芸能であるエイサーの本質をまったく監督らが理解してない証拠。だいたい、チョンダラーっていうのは単なる道化じゃなく一番の年長者として隊列やリズムの乱れを正したりなどみんなを監督する役なんだしね。(だから地元の人たちは、本土の人ほどにはチョンダラーにばっかり注目することはない。花形は、あえていえば大太鼓の横並び。)

ほかにもいろいろあったけど、とにかく沖縄のことをろくに知りもしないくせに勝手に沖縄を自分たちの前衛映画の具材として消費してイイ気になってる日米の製作陣にわじわじーする(ムカつく)。基地問題とかでさんざん沖縄を踏みつけてる状況そのまんまだ。厚顔無恥。
豚のシーンも、どうせ沖ハムを拝み倒して(札束だけ渡して)ウケ狙いで撮らせてもらったんでしょ。屠殺の瞬間を私らに見せつけてまでも言いたかったこと? そんなのあるわけない。ただの傲慢。ぬーやんばー(何なの)?
そういうすべての知ったかぶりを隠し通したくてやたらと映像をこまかく切ったのミエミエ。沖縄と無関係ゆえにボロが出にくいオバケごっこと火遊びと少女のクソ歌と外人のところだけ時間かけて映してる。

ラストで聖書を投げ捨てたのはよかった。
フィールドレコーディング(ミュージック)みたいだなとふと思ったものの、そもそも映画は土台からしてフィールドレコーディングなのであった。しかし、素材のもつ偶然性や意外性によって感覚を広げ、もともとの意味を解体して再構築しているのは、フィールドレコーディング的とも言えるかもしれない。

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