本作中の超恥ずい間違い例 ① 偉っそうに「浜くだり」なんて言ってるけど、そんな言葉は沖縄にないよ。「浜おり」または「浜うり」です。 ② もっともらしくラジオのパーソナリティーが「お盆」「盂蘭盆」の説明なんてしてるけど、そんな言葉が県民の口から発せられることはないよ。特に「盂蘭盆」はゼッタイ言わない。大人から子供までみ~んなみんないつでもどこでも「旧盆」という言葉だけを使います。「キュウボン」の響きこそが沖縄人を毎夏そわそわさせるの。 ③ 沖縄のわらばーたー(子供たち)が野を駆け回る時に東京弁オンリーで喋るなんて、ありえない。海水浴の時にシャツ着ないのもダメだし。沖縄では火傷が怖いから何か着て泳ぐよう多くの親が子に指導してる。 ④ 「エイサーをお楽しみください」なんてアナウンスしてから始まるエイサー? そんなのは観光客向けの真っ昼間の公園イベントの時以外ないってば。特に深夜の路上で繰り広げられる(本島中部ならではの)エイサーオーラセーは、霊送りを目的とした旧盆行事の「道ジュネー」の一環なのであって、(それが沖縄市・北谷町・嘉手納町・読谷村のどこであろうとも)必ず各部落の青年会によって演舞されます。(唄と三線だけは年配者も可。)・・・それはどういうことかっていうと、エイサー集団の約半数は若い女の子だってこと! 彼女らは大太鼓も小太鼓(パーランクー)も持たず、絣を着てひたすら踊りだけを踊ります。実際、数十人のエイサー集団の後方に位置する彼女たちだって相当目立つんです。(女人禁制の千原エイサーを除く。) だのに、この映像作品にて彼女らモウヤー(舞い手)を完全無視して、たった一人しかいないはずのチョンダラー(道化)ばかり執拗に映しているのは、本島中部の伝統芸能であるエイサーの本質をまったく監督らが理解してない証拠。だいたい、チョンダラーっていうのは単なる道化じゃなく一番の年長者として隊列やリズムの乱れを正したりなどみんなを監督する役なんだしね。(だから地元の人たちは、本土の人ほどにはチョンダラーにばっかり注目することはない。花形は、あえていえば大太鼓の横並び。)