このレビューはネタバレを含みます
全盲の男と同居する女が「この男は私無しでは生きていけない」と優越感に浸りながら日々を過ごしていく話。
俺はこの映画がめちゃくちゃエロくて、鈴木京香が目の見えない山崎努に意地悪しながら夜の営みを繰り…
16ミリのスタンダードサイズに山崎努、鈴木杏香が登場するというのだから、それだけでも貴重な作品だ。山崎努が演じる盲目の男には不思議な不気味さがあり、なぜか鈴木京香演じる女と一緒にいる。しかし、どうい…
>>続きを読むどこぞのヨーロッパのアート系不条理映画に新藤兼人あたりの日本の土着性を混ぜたような仕上がり。
色々な説明や関係性が省かれているので正直よくわからない。
山崎努がいなくなって女神像が見つかったのでそ…
「かおるがその男に出会ってから半年が過ぎた。自分なしでは生きていけない男に初めて巡り会った。かおるはそう思っていた。」
難解なように見えて実は単純な依存の話のようにも思えるが、土地に根付く隠れキリ…
序盤の山の中を二人が歩くシーンで、
画面外から物音がして二人がその方を向くとカットが変わり、その物音の正体が映されるかと思ったら、カメラが右にパンしながら木々を映すショットになり、パンの末には、歩い…
その土地の伝承と依存関係にある男女の言葉なき奇妙な絡みが他に例えようもない雰囲気を醸し出している。最小の登場人物でいかにも壮大にそれっぽく世界観を構築するこの青山真治らしさが非常に刺さる。食事シーン…
>>続きを読む白いシャツや顔をベタベタさせ鬼のように汚く肉をほおばる山崎努と、それに負けじと肉にくらいつく鈴木京香との切り返しとか、山崎努が倒れる所と鈴木京香の肌と木の伐採のクロスカッティングとか最高。中盤男女に…
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