不思議な雰囲気のなか、寓話的な物語が展開する。
割と自然なので、入りやすい。
戸川純が沖縄の人達と歌うシーンは絶品。
マレー役の青山知可子もセリフなく、表情だけだけど素晴らしい。
運玉の森の妖怪など…
観るのは30年以上ぶり
当時、妖艶なマレーの印象だけ強く残っている。あとは戸川純が只者ではない事を知った作品。
日本返還直前の沖縄、琉球寓話。
製糖所で砂糖キビを曳くギルーの小林薫。
マレーの青山…
もう、訳がわからないとしか言いようがない。
昔話のように見えるのに、米軍とか現代的なものが出てきたり、話も意味がわからなかったり。
おまけに、邦画にも関わらず全編、字幕付き。
映画としてぶっ飛んで…
映画の冒頭、てるりんさんのワタブーショーで始まる。
生前、よく、コザのてるりん館に行ったことを懐かしく思い出した。
今観てもなかなか強烈な琉球版マジックリアリズム。
これは、琉球古来からの民話を…
全編字幕付きと知ってちょっと観たいと思っていた作品。セリフを大別すると、標準語と①(ほぼ)同じ、②ちょっとだけ似てる、③全く違う、の三パターンで、②のセリフを聞く限りでは字幕とニュアンスが結構違った…
>>続きを読む全編が沖縄の言葉というのが珍しくて面白かった。
「高等弁務官」とか、漢字で表せる言葉ははっきり聞き取れるけど、語尾はちんぷんかんぷん。
標準語訳の字幕つきなので、沖縄言葉と標準語を同時に聞くのが新感…
青山千可子という、今見てもハイスペックな美貌を持った知る人ぞ知る女優さんが、90年代手前に魅せた、ほんの数秒のヌードシーンに驚かされる映画。(みなさん当然ながら内容についてしっかり書かれていらしてる…
>>続きを読む写真:桑本正士 1989PARCO