
名曲リベルタンゴの生みの親、アストル・ピアソラ。バンドネオン奏者となった彼は、伝統的なタンゴを活かしながら、ジャズやクラシックなどまったく違うジャンルの音楽をあえて取り入れ、独自の“ヌエヴォ・タンゴ”(新しいタンゴ)というスタイルを編み出した。作曲した音楽は、ヨーヨー・マやクロノス・カルテットなどの超一流音楽家にもこよなく愛され、いまだに演奏され続けている。 彼のパフォーマンスと自身が自己最高の音楽形態と振り返る「ニュー・タン ゴ・カルテット」時代の音楽をふんだんに使用し、様々な葛藤を抱えながらも“踊りのための伴奏音楽”といわれたタンゴを伴奏から主奏へ、脇役から主役へとその音楽を昇華させた、ピアソラの想像力の源と魅力に迫っていく。
アイススケートをメジャースポーツへと押し上げ、さらに芸術の領域にまで昇華させた伝説の英国人スケーター、ジョン・カリー。彼はバレエのメソッドを取り入れた演技で、1976年インスブルック冬季五…
>>続きを読む1970年代半ばに突如現れたエレクトリック・ベース・プレイヤー。1976年に人気ジャズ・フュージョン・グループのウェザー・リポートにベーシストとして加入。同年に発売したファースト・ソロ・ア…
>>続きを読む1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。ジプシー出身のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトは、パリでもっとも華やかなミュージックホール、フォリー・ベルジェールに出演し、毎晩のように満員の…
>>続きを読む世界的音楽家 坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えた、初の劇場版ドキュメンタリー映画。2012年から5年の長期間に渡る、本人への密着取材によって実現。さらに充実したアーカイブ素材と、初公開の…
>>続きを読む© Juan Pupeto Mastropasqua