
名曲リベルタンゴの生みの親、アストル・ピアソラ。バンドネオン奏者となった彼は、伝統的なタンゴを活かしながら、ジャズやクラシックなどまったく違うジャンルの音楽をあえて取り入れ、独自の“ヌエヴォ・タンゴ”(新しいタンゴ)というスタイルを編み出した。作曲した音楽は、ヨーヨー・マやクロノス・カルテットなどの超一流音楽家にもこよなく愛され、いまだに演奏され続けている。 彼のパフォーマンスと自身が自己最高の音楽形態と振り返る「ニュー・タン ゴ・カルテット」時代の音楽をふんだんに使用し、様々な葛藤を抱えながらも“踊りのための伴奏音楽”といわれたタンゴを伴奏から主奏へ、脇役から主役へとその音楽を昇華させた、ピアソラの想像力の源と魅力に迫っていく。
1970年代半ばに突如現れたエレクトリック・ベース・プレイヤー。1976年に人気ジャズ・フュージョン・グループのウェザー・リポートにベーシストとして加入。同年に発売したファースト・ソロ・ア…
>>続きを読む世界的音楽家 坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えた、初の劇場版ドキュメンタリー映画。2012年から5年の長期間に渡る、本人への密着取材によって実現。さらに充実したアーカイブ素材と、初公開の…
>>続きを読むピアニストとしての才能を見込まれた幼少のラフマニノフだったが、やがて作曲の喜びに目覚めるようになる。そして、年上の女性・アンナと恋に落ちた彼は初めての交響曲を完成させた。ところが、アンナに…
>>続きを読む幼い頃から病弱で家の中で過ごすことが多かったジョアン・カルロスだったが、ピアノを習い始めるとその才能が大きく開花する。めきめきとその才能を伸ばした彼は、20歳でクラシック音楽の殿堂として知…
>>続きを読む© Juan Pupeto Mastropasqua